円城塔のレビュー一覧

  • 雨月物語

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    ネタバレ

    石川淳訳に比べると読みやすい。
    この辺りは好みの問題もあり、私は共に好ましい現代語訳と思う。
    既に石川訳も古いと思う読書もいるだろうし、これが翻訳の悩ましいところではないかと考えてしまった。

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    2025年04月01日
  • コード・ブッダ 機械仏教史縁起

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    なんかよくわからん。でも私は好き。
    知らない用語、事象、単語が多くてしばしばGoogle検索。狐につままれたような、うまく言いくるめられたような、騙されたような。
    それでも時折、くすっと笑えたり、「おいおい!」と突っ込んでみたり。
    だけど、やっぱりよくわからん。誰か解説してー!

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    2025年03月27日
  • 屍者の帝国

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    屍体を蘇生させて操る技術が発達した歴史ifストーリー

    以下、公式のあらすじ
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    屍者復活の技術が全欧に普及した十九世紀末、医学生ワトソンは大英帝国の諜報員となり、アフガニスタンに潜入。その奥地で彼を待ち受けていた屍者の国の王カラマーゾフより渾身の依頼を受け、「ヴィクターの手記」と最初の屍者ザ・ワンを追い求めて世界を駆ける──。伊藤計劃の未完の絶筆を円城塔が完成させた奇蹟の超大作。
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    屍体を蘇生させて簡単な命令をする技術が発達し、屍者が労働力として社会の一旦を担うようになった十九世紀後期
    諜報機関にスカウトされ

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    2025年02月05日
  • コード・ブッダ 機械仏教史縁起

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    ネタバレ

    一応SFカウント。
    仏教史をなぞる。チャットボットとの対話でクスリと笑う。
    面白かったけど、ハマりきれなかったな〜

    最後の終わり方は、スターメイカー的というか三体的というか、直近で言うと無限病院のプロローグ的だった。入れ子構造になって、現実に戻ってくるという捻り付き。

    「邪魔さえ入ることがなければ、情報としての戦争も経済も繰り返しの果てにいずれ成仏することになる。漂白を繰り返すうちに洗濯物自体がなくなってしまうようにして。ブッダ・チャットボット・オリジナルや君が辿り着いた地平に到って」
    その答えは、わたしの心を震撼させる。
    「あなたがいなくなることができれば、ですか」
    その「あなた」は、祈

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    2025年02月06日
  • ムーンシャイン

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    もしかしたら円城塔の単行本を読むのは意外にも初めてかもしれない。いろいろなアンソロジーに寄稿しているのを読んでいるものの、これだけ集中して円城塔を読んだのは初めて。ハヤカワJAとか出ているけど敢えて避けてきた。だって小難しいんだもん。本書の4編くらいの長さならなんとか行けるけど、長編はなあ。おっと、次は「コード・ブッダ」が控えている。円城塔をスラスラ読める人が羨ましい。更に的確な解説・コメントができる人はもう尊敬しちゃいます。私だって読めますよ、でも読むだけ。読み終わっても、読んだという満足感は得られるが、頭の中には何も残っていない。

    これまで短編集の感想文を書く際には、とにかく一冊読み終わ

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    2024年11月17日
  • ムーンシャイン

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    読みやすいのに意味不明。というのが心地よくすらあるのが円城塔。一貫性はあり、なにか理屈が一本通っており、なにかをモチーフにしているだろうのはわかるが、説明されても全く追いつけない節がある。特に初期作。
    でもそれでいい。自分の中でなんとなく理屈がわかった気になったり、調べてみてこういうことか?と考えるのもまた一興。
    ムーンシャインは、円城塔のボーイズミーツガール……的なものとして、たいへん気に入っていて、久しぶりの再読でも楽しめた。作者のあとがき含めて、円城塔を俯瞰する良い作品。

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    2024年10月12日
  • 攻殻機動隊小説アンソロジー

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     NETFLIXで『攻殻機動隊 S.A.C.』と『S.A.C. 2nd GIG』を続けて観た。これで何回目かは忘れたが、本書を思い出して再読してみた。

     本書は、円城塔、三雲岳斗、朝霧カフカ、秋田禎信、冲方丁の5人の作家による書下ろしアンソロジーである。中でも朝霧カフカの「攻殻機動隊 Soft and Write 」は、前述のTVシリーズに登場する人物が出てきて、ニヤリとさせられる。

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    2024年07月08日
  • 紙魚の手帖Vol.12

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     全部は読んでいない。GENESISが雑誌になって、ノリの良さが前面に出た感じ。これもまた良いな。
     ゲラゲラ笑った青崎有吾さんのメカくらりは別枠として、高山羽根子さん、笹原千波さん、の作品が特に好きだった。

    ■笹原千波『手のなかに花なんて』
    肉体を捨てて情報人格として生きることを選べる世界。花と料理と。
    ■柞刈湯葉『記憶人シィーの最後の記憶』
    あれ、なんかいまいちだった。
    ■宮西建礼『冬にあらがう』
    いつもの宮西さんの、高校生が静かに世界を救うモノなのだが、AIが絡んできた。私いまいちまだ人工知能なるもののすごさがわかってなくて。やっぱ人間その程度のことも考えるのやめちゃだめじゃない?検索

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    2024年05月18日
  • 文字渦(新潮文庫)

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    文字に係る連作短編集。すごく難解です。読めない漢字やわからない言葉が頻出します。なんとなくで読み流しましたが、がっちり理解するためにはスマホや漢字辞典なので都度調べながら読むといいかもしれません。
    読んでも読んでも進まない本で、なんとなくで読んでるとふと何を読まされてるのかわからなくなります。いつかちゃんと調べながらじっくりと読み下したい。

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    2025年11月09日
  • エピローグ

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    プロローグのストーリーをSFという枠で表現した作品?とでも言うのでしょうか。とても面白かったです!のめり込んで2日で読み切ってしまいました。

    物語とも言えないような、設定もあってないような、そんな支離滅裂な展開に意味を持たせるもっとも簡単な方法は、取るに足らないラブストーリーにすること。たぶんそんな結論を示してくれた作品だと感じたんですが、正直、全容は理解できていないのでこれで合っているのか自信はないです。

    ただ、プロローグとの関係とか、円城塔作品だから何か裏があるはずとか、そういう細かいことを一切気にせずに見ると、ストーリーは面白く、設定もよく練られていて、SFとして非常に魅力的な作品だ

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    2023年11月27日
  • 屍者の帝国

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    伊藤計劃の『虐殺器官』をちょっと前に読んで面白かったので購入。
    実際伊藤計劃が書いたのはプロローグだけらしいので、結末や根幹の設定含めて円城塔の作品と言った方がいいっぽい。
    中盤けっこう読みづらかったけど、全体的な世界観はかなり好き。
    クライマックスシーンは映像映えしそうだな、、と思ったので映画化してると知ってうれしかった
    円城塔の他の作品も読みたいなと思った

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    2023年07月12日
  • 屍者の帝国

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    読む「バイオハザード」って感じですんごい引き込まれた。屍者に霊素ってもの入れて資源(人的な意味で)にできるとかいうトンデモ19世紀だった。会いに行った先の屍者の帝国の王カラマーゾフは死ぬし、ヴィクターの手記と初めの屍者ザ・ワンを追いかけて世界をめぐる。

    日本の浜離宮(大里化学)でのアクションシーンがマジでかっこいい。山澤カッコよすぎ。

    にしても、、、Xの正体は驚いた。まさかそれを持ってくる発想はなかった。

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    2023年07月08日
  • 文字渦(新潮文庫)

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    文字が生き物である世界を描いた作品。この世界に入り込める人とそうでもない人で大きく2分されそうな作品。
    259ページあたりからが一番衝撃を受けたかな。
    こんな作品は、どこにもないユニークの極み。

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    2023年06月25日
  • これはペンです(新潮文庫)

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    時間をかけて読めばわかるような気もするし、わかっていないような気もする。
    ・これはペンです
    叔父=「書くこと」
    「書く」とはどういうことなのかということを、あらゆる極端な方法を試すことで浮かび上がらせる話。
    テーマを言ってしまえばそれまでだけれど、それを叔父という存在を通して描いたことに面白味というか発想の意味がある。
    このことが、物語の中で描かれている、「書く手法は書くことに意味を与えるのか」という問いのひとつの答えになっているのかな?と思った。
    大きな入れ子構造?

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    2023年04月13日
  • ゴジラ S.P<シンギュラポイント>

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    アニメのストーリーをバババンとぶった切り、新たな切り口を見せたという印象。
    アニメ見てないとストーリーはわかりにくいけど、ここで見せたいのはそういうのではないんだとも思う。そしてアニメをもう一度見返したくなる。

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    2023年03月24日
  • エピローグ

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    数々の可能宇宙を駆け抜けながら全力のミステリであり恋愛小説を駆動してゆく。小説世界を記述するのではなく、記述された小説が世界そのものであるような小説。

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    2023年03月23日
  • 文字渦(新潮文庫)

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    難しい!
    文字の歴史と生態を、史実と絡めて書いている(と思う)のだけれど、知識が足りず表層だけしか掬えていない気がする。
    え、むしろこれは実在の話では…?(混乱)
    久しぶりに解説で、本当に解説してもらいました。

    とはいえ表層だけでも文章やギミックそのものが面白く、クスッとする場面もあって楽しみました。

    いつかすごく時間がある時に、参考文献あたりながら、調べながらリベンジしたい…。

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    2023年06月27日
  • コロナ禍日記

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    ネタバレ

    半分くらい読んだか。ちょっと読んで読めそうなのだけ読む。しんどいのはパスする。これがちゃんと読めるようになるにはやはり10年くらいはかかるのだろう。最近ようやく東日本大震災のものが読めるようになったのだから。

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    2023年01月17日
  • 屍者の帝国

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    伊藤計劃の遺作を円城塔が仕上げた合作!!
    あとがきで思わず涙が……。


    伊藤計劃が書いたのはどの程度なのだろう。
    何にせよ、彼がプロットを書いた作品である以上、たとえ中途半端でもファンは読みたいハズですよね。

    後を引き継ぎ仕上げて出版するのはかなり勇気がいる事だと思う。

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    原稿用紙にして三十枚ほどの試し書きと、A4用紙一枚ほどの企画用プロット、集めはじめた資料が残され、『屍者の帝国』は中断された。
    (文庫版あとがきより)

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    原稿用紙30枚程…
    プロローグ部分のみと言う事かな。

    元々『虐殺器官』や『ハーモニー』との関連付けはなさそうだし、構

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    2022年11月09日
  • コロナ禍日記

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    ただただ日々の集積のみがここにある。
    自分の中で空白の期間になっていたものが、他人の日記を通して少しずつ埋められていく。
    この暮らしを無かったことにしてはならないと感じた。それぞれがそれぞれのやり方で戦い抜いた日々を忘れてはいけないと思った。

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    2022年10月08日