円城塔のレビュー一覧

  • 怪談

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    耳なし芳一、ムジナ、ろくろ首、雪女。
    これぞまさしく“怪談”って感じだわ。
    子供の頃によく読んでたなあ、と懐かしい気持ちになった。
    処刑前の罪人とのやり取りを綴った『かけひき』は、知らない話だったけれど面白い。
    それにしても、同時収録されている“虫の研究”って何なんだろう。
    八雲の趣味??

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    2026年04月26日
  • 雨月物語

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    ネタバレ

    かわいい男の児にはまりすぎて骨までしゃぶってたら鬼になっちゃった坊さんとか、仲良しになった弟分に会いたいから霊体になることを選ぶ兄貴分とか、くせが強い人ばかり出てくる

    普通に読み物として面白いのすごいよね
    10年ほど前に別の訳文を読んだはずなのに全然覚えてなかった
    この訳文はすごくわかりやすいし、わりかし淡白な書きぶりなのにしっとりした雰囲気を醸しているあたりはすごく日本文学っぽい

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    2026年03月31日
  • バナナ剥きには最適の日々

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    短編集
    表題作の「バナナ剥きには最適の日々」が一番好き
    分かるような気がするところと本当に分からないところがある
    わかった気がした部分にはすごく面白さを感じた
    全体的に難しいけど、語りの柔らかさとか、テンポの良さがあって嫌いではない
    他の作品も読んでみたいと思えるぐらいには面白かったし、好きだと思う
    全体的に無機質な感じがした その中に寂しさとか不安感とか爽やかさみたいなのがある
    意味論とか概念論みたいなことを言ってるのかなと思ったりする
    それまでの常識を疑ってかかるというか、可能性と作者のアイデアが入り交じっているのかなと思った

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    2026年03月29日
  • 屍者の帝国

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    ネタバレ

    やっと、読み終わった。最初の100ページくらいまではそれなりに楽しかった気がしますが、難しすぎて、途中から置いてきぼりになりました。映画に惹かれて読み始めたものの、キャラの設定が違う。映画では親友となっている屍者のフライデーは、原作では仕事のための支給物。映画は友情がテーマとして描かれるようなので、もう少しわかりやすい話であることを願います。正直、疲れました。

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    2026年03月23日
  • コード・ブッダ 機械仏教史縁起

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    タイトルに惹かれたが、難解すぎて理解が追いつかず。底知れない知識と教養を背景に痛烈な仏教、文明批判。円城さんらしさ溢れるSFだけど…
    なんか広大な宇宙と地球誕生からの歴史を旅したような心地よい疲労感残った。

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    2026年03月13日
  • コード・ブッダ 機械仏教史縁起

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    アルゴリズムに制御された機械が悟りを開く、という設定に様々な角度から検討を加えた哲学書のような小説。

    魅力的なキャラクターが活躍するわけでもないし、あっと驚くような出来事が起きるわけでもない。
    観測されえない「教授」と「わたし」の境界線、という本書の核心的な謎も最後まではっきりせず消化不良感は強い。

    とはいえ、随所に作者の鋭い見識が散りばめられており、この手のテーマに興味のある読者なら楽しく読めると思う。

    たとえば
    ≪非理性的なものを理性的に実装することは容易で、理性的なものを非理性的に実装することは困難である。≫p159

    ≪(ゲームの)戦闘に上達することは容易だったが、下手になること

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    2026年03月01日
  • コード・ブッダ 機械仏教史縁起

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    なんかよくわからないけど、ちょっとだけわかった気がする。

    『ゴジラS.P』の脚本を手がけた円城塔先生の小説。『ゴジラS.P』の時も「大概にせぇ」と思ったが、本作も当たり前のように難しい。傍らに相棒のGeminiを待機させながら読解に臨んだ。

    ただ、自分なりに、本作では「成仏」を「差異が無く、特別ではない状態」に至ることと定義しているのではないかと思った。特別ではないから人間も機械もその他のものも有機・無機問わず成仏できると説いているし、差異の無い平坦な世界にする過程で、グラウンドの凹みを出張った土を持ってきて整地するように、さまざまな教えが説かれている。そのグラウンド整備こそが「方便」なの

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    2026年01月31日
  • 文字渦(新潮文庫)

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    めちゃくちゃ難しかった。途中何を読んでいるのかさっぱり分からなくなり、同じ言葉なのかと考えると凄すぎるなと圧倒された。分からない漢字が多すぎるのと本当に存在するのかと思える漢字もある。作者の頭の中はどうなっているの…

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    2026年01月19日
  • 去年、本能寺で

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    ネタバレ

    3.5。ちゃんと読めばもっと面白いと思う。それが証拠にこの作者の他の本も読みたい。それくらいならちゃんと読めばよかったのだが、貸出期限をとうに過ぎて、途中の章を丸ごと飛ばし読み終えた。短編集ということになっているが、一連の作品として成立しているように思う。
    「去年マリエンバードで」を文字で追わされているような小説。
    「この文章を理解していく困難さ自体にはそれほど意味はなく一つのビジョンを見せようとする布石にすぎない」とすることにして意味を完全に理解しないまま読み進めるがそれでも辛い。出てくる単語、事物、人物に意味や付随するイメージがあり過ぎ(それこそが狙いであるのだろうが)、どうしても文章の途

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    2026年01月07日
  • Self-Reference ENGINE

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    近未来SFになるのだろうか。
    イベントをきっかけに時空が粉砕され、さまざまな派生事象が発生する。
    それらが二十篇にわたって描かれている。
    巨大知性体は崩壊した時空構造を修正しようとし、さらに巨大知性体同士の争いや、超越知性体の出現といった要素も描かれる。
    正直、何を言っているのかよく分からない箇所も少なくない。
    それでも決してつまらないわけではなく、この難解さ自体を楽しむのも本書の魅力の一つなのだと思う。

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    2026年01月03日
  • コード・ブッダ 機械仏教史縁起

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    コードブッダ 円城塔 文藝春秋
    機械仏教史縁起
    AIが右脳を獲得して
    悟りを目指し出すというSF的な物語かと思いきや
    仏教の歴史を演じ出したという
    薄っぺらな新興宗教のお話のようでガッカリした

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    2025年12月27日
  • これはペンです(新潮文庫)

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    叔父は文字である
    それ以上でもそれ以下でもない

    言葉遊びを思考でしりとりのように連ねていく
    硬派な、硬い西尾維新という印象
    面白いかと言われるとどうかとは思うけれど
    でも文字という底なし沼に手を挙げながらもがける体験は出来る
    他のより大分読みやすいと思うんですが駄目な人多いんですねえ…ふーん

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    2025年12月17日
  • コード・ブッダ 機械仏教史縁起

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    ネタバレ

    話の中身や言い回しが難しい故か理解しきれてないし、構造上単調なところが多い印象。
    かと言って面白くないか、と問われればそういう訳ではない。ページを捲る手は止まらないんだけど、理解しきれないことに対する一種の諦めを常に持って読んでいた感じの本でした。

    結局"教授"ってなんやったん

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    2025年12月05日
  • コード・ブッダ 機械仏教史縁起

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    嫌なことで頭がいっぱいな時に、どうでもいい様などうでもよくない様なことで頭を埋め尽くすせる。

    本棚にこんな本があってもいいなとおもう

    また、考えたくもないことができたら、これを読んで、どうでもいい様などうでもよくない様なことで頭を埋め尽くしたい。

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    2025年11月15日
  • 去年、本能寺で

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    なかなか難しい短編SF。時代背景、及びその周辺を理解していないと面白みがわからない。
    そういう意味では「三人道三」「実朝の首」「去年、本能寺で」辺りは面白かった。
    「三人道三」の中で昭和48年が強調されるが、これはNHKで「国盗り物語」が放映された年だ。コレが判る識者はなかなかいないのでは?斎藤道三は実に興味深い人物だ。2人掛かりで斎藤道三に成り上がったとの説もあるし3人掛かり説もあったかな?源実朝も鎌倉幕府成立時のややこしい話だ。数限りなく信長が存在している設定は正にその通りだからクスリと笑える。トンデモ設定を理解するのに難儀する短編もあるが総じて面白かった。たまにはこーゆーのもいいかな。

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    2025年11月13日
  • コード・ブッダ 機械仏教史縁起

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    円城塔さんの本、前読んだのは難解すぎて時間がかかり途中でやめてしまったので今回は難解だけど最後まで読んだ。しかし、やはりなかなか進まず必死になって読んだけど感想というのがあまり浮かんでこない。

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    2025年09月12日
  • 屍者の帝国

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    とある人物が世間のしがらみから逃れて、再生技術を用いた屍者の軍隊を束ねて、中央アジア奥地で独自の王国を作る……そんな伝聞を確認する任務のために、主人公ワトソンはアフガニスタンへ向かう。
    その様子は、小説「闇の奥」または映画「地獄の黙示録」を彷彿させる。

    その後、新型の屍者の謎を追い、明治初期の日本、南北戦争ののち勢いづくアメリカへ。

    時代は19世紀、設定は“屍者の行動再生技術”のあるSF設定。

    死者と生者の違い
    屍者と生者の違い
    死者と屍者の違い

    科学は時に混沌を産み出す。

    人物名が「カラマーゾフ」「フランケンシュタイン博士」「ヴァン・ヘルシング」「ナイチンゲール」「レッド・バトラー

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    2025年09月12日
  • 攻殻機動隊小説アンソロジー

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    どれだけ攻殻機動隊という作品が大きな影響を与えたかはSFの、特にサイバーパンク的なアプローチの作品を見ればわかるのだが、本書に収められた作家陣の解像度の高さを見れば一目瞭然である。
    どれも甲乙つけ難い作品がずらりと並んでいるのだが、三雲岳斗の「金目銀目」が本書の中では一番面白かった。ごちゃごちゃとしておらず、理路整然としている。SFハードボイルドの世界観そのもの。

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    2025年09月06日
  • Self-Reference ENGINE

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    作品の全体像が見えて来た後半は良かったが、前半は苦痛だった。

    屍者の帝国もそうだったが文体が合わない。

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    2025年08月17日
  • コード・ブッダ 機械仏教史縁起

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    ネタバレ

    読み終えたけど難解。AIがブッダを名乗った、というあらすじだけで読み始めて若干後悔。。全12典に及ぶ仏教&壮大な規模のAISFといった感じ。終盤は時間も何も飛躍しブッダの教えと「成仏への対立」で終わったが正直理解しきれない。合わない人にはとことん合わないと思う。

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    2025年08月15日