円城塔のレビュー一覧

  • Twitter小説集 140字の物語

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    短い文章だからこそ、
    作家の人間性が
    ここぞとばかりに
    浮き彫りになってて
    びっくり。
    予想以上に面白かったー

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    2011年06月13日
  • Boy’s Surface

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    4つもしくは5つから成る短編集。あちこちにトリックがあるように見えてただのブラフだったり、ネタバレされても難しい伏線だったりと、情報量が多い。
    円城塔作品を読んでいると、創造された世界の傍観者として読み始めるのに、いつの間にか読者も作中に取り込まれてしまい、「本」の領域にすっかり包まれてしまったようになる。
    ゴタク文学としての面白さがまずあるが、この「傍観者を取り込もうとする作品世界」が妙に癖になる。

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    2012年01月19日
  • Boy’s Surface

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    どうにも良く分からないことを知的な口調でこねくり回してる恋愛?小説。
    SREの上を行く意味わからなさ。
    円城氏の手の中でまたもや踊らされた。
    分からないなりに面白いんだけど、理解出来そう…と思った瞬間に笑いながら手をすり抜けて走り去ってしまわれて悔しい。
    収録の短編ではYour Heads OnlyとGernsback Intersectionが多少理解出来たようなそうでないような。

    ★つけるなら3.5、というところだけど0.5がないので四捨五入。
    あと、文庫のカバーが可愛い。“I Love you”にニヤリとした。

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    2011年06月16日
  • Self-Reference ENGINE

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    全体通じて20編くらいあり、短編として一話で完結するものかと思いきや、各話同士で微妙な繋がりがある。

    数学や科学理論をベースにした小難しい話が多く、どの話も独特のユーモアが溢れておりくすっと笑える。
    ただ、理解できそうでできないというもどかしさを感じる作品でもあった。
    (話によっては全く理解できないものもあった)

    「床下から大量のフロイトが出現」する話は、発想がいかれすぎていて、笑いと共に狂気を感じた。
    次は長編の作品も読んでみたい。

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    2026年06月10日
  • 土人形と動死体

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    魔法とは何か?手動で現象を起こすのと何が違うのか?
    魔法を使えない人間は人間未満と見做される世界で、魔法を使えない弟子の為に魔法を破壊しようとした魔術師の物語。
    それまで性別は明記されていなかったのに終盤で急にノーシュが女性だと判るので、逆に他のメンバーはどうなのか気になってしまう。
    名前の長い竜はワシって言ってるからたぶんオス。
    ちなみにアレグラと聞くとどうしても紫の全身タイツの連中が脳内で踊り出してしまうのですが著者はあの薬の存在を知っているのだろうか?

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    2026年06月10日
  • オブ・ザ・ベースボール

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    人が空から降ってくるというあらすじから、子どもが小さい頃に好きだった絵本「晴れときどきミートボール」みたいな愉快なかんじを想像して読んだら全然違ってもっとシビアだった。まあそれはそうなるよね。

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    2026年05月29日
  • バナナ剥きには最適の日々

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    概念や死生観などを主に書いた?ものが多い。
    あえてなのだろうが、主語がなかったり語り手の立ち位置がなくて混乱するものが多かったかな。
    短編ゆえ視点が全く違い、切り替えも難しい。
    面白い話もありました。

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    2026年05月27日
  • 土人形と動死体

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    世界観はコテコテのファンタジーだけど、ド派手な戦いなどはなく、理論や概念的な話しで物語が進んでいく。かなり特殊なファンタジー。
    世界観も特殊で、至る所で頭の中に疑問が浮かぶし、理解しきれない部分も多い。
    好き嫌いがかなり分かれる作品だと思う。

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    2026年05月17日
  • 屍者の帝国

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    ネタバレ

    うーーーん、、
    設定はすごく面白いけど、終盤の展開に対してはそれありなの?と連続して思ってしまった。
    ワトソンのラストについてどうなるかわからない、で急に丸投げするのと、フライデーに意識が生まれたのはほんとに解せなかった、、私の読解力のせいもあるんやろけど、、
    どうしようもないけれど、伊藤計劃先生の二作品が本当に衝撃的だったから肩透かしではある。
    でも、こういう声があるのを承知の上で書き上げてくださった円城先生には感謝しかないです。
    ワトソンとフライデーを世に出していただき本当にありがとうございますの気持ち。

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    2026年05月12日
  • Self-Reference ENGINE

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    最初の方はややこしい短編だな…という印象だったものが途中から「さっき見たぞこれ」となる
    第二部のFarsideからいよいよ始まっていくので第一部はなんとなくわかれば進んでいってよし…
    最後まで読んでなるほど。と納得のいく、且つなんだったんだ。という謎も出る不思議な本だった
    現実でもn次元がありn人分の自分がいるのかもしれない

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    2026年05月04日
  • 怪談

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    耳なし芳一、ムジナ、ろくろ首、雪女。
    これぞまさしく“怪談”って感じだわ。
    子供の頃によく読んでたなあ、と懐かしい気持ちになった。
    処刑前の罪人とのやり取りを綴った『かけひき』は、知らない話だったけれど面白い。
    それにしても、同時収録されている“虫の研究”って何なんだろう。
    八雲の趣味??

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    2026年04月26日
  • 雨月物語

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    ネタバレ

    かわいい男の児にはまりすぎて骨までしゃぶってたら鬼になっちゃった坊さんとか、仲良しになった弟分に会いたいから霊体になることを選ぶ兄貴分とか、くせが強い人ばかり出てくる

    普通に読み物として面白いのすごいよね
    10年ほど前に別の訳文を読んだはずなのに全然覚えてなかった
    この訳文はすごくわかりやすいし、わりかし淡白な書きぶりなのにしっとりした雰囲気を醸しているあたりはすごく日本文学っぽい

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    2026年03月31日
  • バナナ剥きには最適の日々

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    短編集
    表題作の「バナナ剥きには最適の日々」が一番好き
    分かるような気がするところと本当に分からないところがある
    わかった気がした部分にはすごく面白さを感じた
    全体的に難しいけど、語りの柔らかさとか、テンポの良さがあって嫌いではない
    他の作品も読んでみたいと思えるぐらいには面白かったし、好きだと思う
    全体的に無機質な感じがした その中に寂しさとか不安感とか爽やかさみたいなのがある
    意味論とか概念論みたいなことを言ってるのかなと思ったりする
    それまでの常識を疑ってかかるというか、可能性と作者のアイデアが入り交じっているのかなと思った

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    2026年03月29日
  • 屍者の帝国

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    ネタバレ

    やっと、読み終わった。最初の100ページくらいまではそれなりに楽しかった気がしますが、難しすぎて、途中から置いてきぼりになりました。映画に惹かれて読み始めたものの、キャラの設定が違う。映画では親友となっている屍者のフライデーは、原作では仕事のための支給物。映画は友情がテーマとして描かれるようなので、もう少しわかりやすい話であることを願います。正直、疲れました。

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    2026年03月23日
  • コード・ブッダ 機械仏教史縁起

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    タイトルに惹かれたが、難解すぎて理解が追いつかず。底知れない知識と教養を背景に痛烈な仏教、文明批判。円城さんらしさ溢れるSFだけど…
    なんか広大な宇宙と地球誕生からの歴史を旅したような心地よい疲労感残った。

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    2026年03月13日
  • コード・ブッダ 機械仏教史縁起

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    アルゴリズムに制御された機械が悟りを開く、という設定に様々な角度から検討を加えた哲学書のような小説。

    魅力的なキャラクターが活躍するわけでもないし、あっと驚くような出来事が起きるわけでもない。
    観測されえない「教授」と「わたし」の境界線、という本書の核心的な謎も最後まではっきりせず消化不良感は強い。

    とはいえ、随所に作者の鋭い見識が散りばめられており、この手のテーマに興味のある読者なら楽しく読めると思う。

    たとえば
    ≪非理性的なものを理性的に実装することは容易で、理性的なものを非理性的に実装することは困難である。≫p159

    ≪(ゲームの)戦闘に上達することは容易だったが、下手になること

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    2026年03月01日
  • コード・ブッダ 機械仏教史縁起

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    なんかよくわからないけど、ちょっとだけわかった気がする。

    『ゴジラS.P』の脚本を手がけた円城塔先生の小説。『ゴジラS.P』の時も「大概にせぇ」と思ったが、本作も当たり前のように難しい。傍らに相棒のGeminiを待機させながら読解に臨んだ。

    ただ、自分なりに、本作では「成仏」を「差異が無く、特別ではない状態」に至ることと定義しているのではないかと思った。特別ではないから人間も機械もその他のものも有機・無機問わず成仏できると説いているし、差異の無い平坦な世界にする過程で、グラウンドの凹みを出張った土を持ってきて整地するように、さまざまな教えが説かれている。そのグラウンド整備こそが「方便」なの

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    2026年01月31日
  • 文字渦(新潮文庫)

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    めちゃくちゃ難しかった。途中何を読んでいるのかさっぱり分からなくなり、同じ言葉なのかと考えると凄すぎるなと圧倒された。分からない漢字が多すぎるのと本当に存在するのかと思える漢字もある。作者の頭の中はどうなっているの…

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    2026年01月19日
  • 去年、本能寺で

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    ネタバレ

    3.5。ちゃんと読めばもっと面白いと思う。それが証拠にこの作者の他の本も読みたい。それくらいならちゃんと読めばよかったのだが、貸出期限をとうに過ぎて、途中の章を丸ごと飛ばし読み終えた。短編集ということになっているが、一連の作品として成立しているように思う。
    「去年マリエンバードで」を文字で追わされているような小説。
    「この文章を理解していく困難さ自体にはそれほど意味はなく一つのビジョンを見せようとする布石にすぎない」とすることにして意味を完全に理解しないまま読み進めるがそれでも辛い。出てくる単語、事物、人物に意味や付随するイメージがあり過ぎ(それこそが狙いであるのだろうが)、どうしても文章の途

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    2026年01月07日
  • Self-Reference ENGINE

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    近未来SFになるのだろうか。
    イベントをきっかけに時空が粉砕され、さまざまな派生事象が発生する。
    それらが二十篇にわたって描かれている。
    巨大知性体は崩壊した時空構造を修正しようとし、さらに巨大知性体同士の争いや、超越知性体の出現といった要素も描かれる。
    正直、何を言っているのかよく分からない箇所も少なくない。
    それでも決してつまらないわけではなく、この難解さ自体を楽しむのも本書の魅力の一つなのだと思う。

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    2026年01月03日