円城塔のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
表題作と「つぎの著者につづく」の2編を収録したもの。
1年に1度空から人が降ってくる町の話である「オブ・ザ・ベースボール」は円城塔としては意外にも読みやすい。
なんで人が降って来るのかとか、なんでその救助隊がバットで降ってくる人を打ち返すのかとか、それはそれとして、町のこと、人が降って来ること、主人公を含めた救助隊の活動のことなど面白く読める。
解説にもある通り円城塔入門と言える作品で、これはこれで難解だとは思うのだが、がっつり難解さを求めているならちょっと物足りなく感じるかも。
ただそれも大丈夫で、「つぎの著者につづく」が、「オブ・ザ・ベースボール」がなんだったのかと思うくらい難解な -
Posted by ブクログ
ネタバレ数理恋愛小説がテーマの5編から成る短編集。
概念や理論を擬人化させ、恋愛を数理的に解釈するというイメージ。
前作はそれなりに読みやすいと思っていたが、これに手を出して改めて円城塔の難解さを目の当たりにする。
数学的構造物レフラー球を発見した数学者、レフラーとフランシーヌの恋を描いた表題作「Boy’s Surface」は前回の流れで読み進められたが、それ以降は確かに難しかった。
作品の雰囲気や流れるような文章で、面白く読めたことは確かなのだが、厳密に理解できたかと問われれば否。
が他の皆さんも語られている通り、「わからない」は文脈と作者の意図の話で、目の前に展開する異様な光景は、ただそ -
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Posted by ブクログ
学生時代に虐殺器官、ハーモニーのあとに読んだが難解すぎて150ページほどで断念。映画も屍者の帝国だけ原作読んでからと思って見れてなかった。時間が経ったのでふと読めるんじゃないかと再挑戦したが読み終わるのに1ヶ月かかってしまった。いろんな用語が飛び交ってなにがなんだかわからないままいつのまにかいろんな国にいってた。屍者となった肉体の魂はどこに行くのか、魂は戻すことができるのか。原作を読み終わりアニメ映画の方も視聴、別物であるも魂に焦点をあて、そのあり方について屍者に思考することはできるのか。
最後、ワトソンとフライデーは共存することは叶わなかったけど屍者のフライデーに自我がうまれたのは嬉しかった -
Posted by ブクログ
前半≧ラスト>>後半、という順番で内容が充実していたと思う。
前半部分は電気羊をオマージュしたような設定。説明を基調とした展開。虚構が実体になり、実体が虚構となり、実体と虚構が混じりあっていく、そんな雰囲気を楽しめた。
後半部分はシンプルにダレている。特に東洋哲学に寄せた部分が東洋哲学ありきすぎる。機械には機械の考え方があるだろうし、機械の宗教の変遷を仏教歴に無理やり合わせている雰囲気がする。この本のテーマが機械の哲学である以上、追うのは仕方がないとして、追い方が無理やりというか、見せかけ感があった。
ラストもこのままダレるのかな、と危惧していたのだが、ここに来てオリジナリテ