円城塔のレビュー一覧

  • オブ・ザ・ベースボール

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    『オブ・ザ・ベースボール』一人称で語られる「空から人が降ってくる町の話」。
    様々な考察を経て淡々と進んでいくが、「俺」が空にひとつの点を見つけてからの展開はアツイ。
    『つぎの著者につづく』とにかく不条理で意味不明で難解だが魅力的。3回読んだ。

    MVP:なし

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    2013年08月30日
  • オブ・ザ・ベースボール

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    膨大な量の言葉が入っている袋の中から、
    単語を適当に掬い出してばばばっと並べる。
    少し眺めたら集めて袋に戻してかき回して、
    また掬って眺めて戻して…みたいなイメージ。

    ものすごい頭のいい人なんだろうけど、とにかく難解。
    表題作の方は比較的読みやすくて、
    安部公房とか星新一みたいなニュアンス。
    “つぎの〜”はリタイアしたドグラ・マグラを思い出しました。

    と に か く 難 解 。

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    2013年02月26日
  • オブ・ザ・ベースボール

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    『人が降るっていうのは人が降るってことで、つまり文字通り人が降る。』

    『たしかに俺はよくやっているのかも知れないが、よくやったところでどうしようもないことも世の中には存在する。』

    『オールライト、オールライト、オールライト。大丈夫。全ては正しい。正しいに決まっている。』

    『オール。ライト。全ては正しく間違っている。』

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    2013年01月03日
  • オブ・ザ・ベースボール

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    1年に1回程度、空から人が降ってくる街。原因は全く分からない。レスキュー隊が結成されているが、支給されるのは何故かユニフォームとバット?
    表題作は設定が奇妙で面白い。それ以上に眈々と進む物語に引き込まれる。ただしオチはない。
    もう一作はあまりにもメタでついて行けなかった。

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    2012年11月15日
  • Self-Reference ENGINE

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    “新たに出現しようとしている家は、その家なりの固有の論理をもってここに出現しようとしているはずなのだが、生えてこようとする先から僕らが打ちこわし続けているために、ちょっとばかり調子を崩している。進行中のプログラムのコードを途中で壊されたりしたら、それはまあ、色々問題が起こることは間違いない。でも僕たちはこの家を守ろうと決めているし、この村を守ろうと決めている。
    廊下に生える椅子やらハンガーやら机やらを片っ端から滅多打ちに破壊して、僕はキッチンへの道を切り開く。母が本格的に活動を開始して、愛想のチェーンソーを振りかざしまくる一日が終わり、夜がまたやってくる頃には家はようやくひとつの家の姿を取り戻

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    2015年02月27日
  • Boy’s Surface

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    ふむん。神林っぽいんだがなんか違う。面白くないわけじゃないけどなんだかなぁ。なんかすごく読みにくい。題材次第で買うはずだろうけども。なかなか現場が想像できないので小説として読んでいて難解なのである。

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    2012年09月24日
  • Boy’s Surface

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    小説でこんなに難しいと感じた本は
    今まで読んだことがない

    伊藤計劃好きなら気になる円城塔の短編集
    「難しいだろうな」と思っていた予想をはるかに上回る難解さでした
    全編通して「本」や「言葉」や「文章」について・・・
    なのかなとオモウ
    短編集なんだけど、全編に通じる何かがある・・・
    とオモウ
    数学と言語の絡み合いとでもいうのか
    とにかく算数の時代から苦手な自分には
    創作なのか本当にあるものなのかわからないことがたくさんあって
    休憩がてらググッてみたりして
    初めて「あ・・・創作なのか・・・」と気づいたり

    感想として述べたいことは山のようにあるけど
    「違うのも読んでみよう」と思えたし
    発想力とか視

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    2012年08月29日
  • オブ・ザ・ベースボール

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    ネタバレ

    ほぼ一年に一度、空から人が降ってくる町、ファウルズ。
    単調で退屈な、この小さな町に流れ着き、ユニフォームとバットを身につけレスキュー・チームの一員となった男の物語。
    奇想天外にして自由自在、文學界新人賞受賞の表題作に、知の迷宮をさまようメタフィクション小説「つぎの著者につづく」を併録。

    円城塔氏のデビュー作と言われているオブ・ザ・ベースボール。
    年に一度不定期に人が降ってくる。

    結成されたレスキューチームは支給されたユニフォームとバットを持ち落下者を打ち返す。

    設定が面白い。打ち返すのかい!的な。
    走り込みと素振りを欠かさず行い、子供や老人に愛される。
    退屈な街ファウルズのヒーロー的な

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    2012年08月25日
  • オブ・ザ・ベースボール

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    『セルフリファレンス〜』と同時期に発表された著者のデビュー作。SFサイドから入門したので、読み始めはあっさりしすぎな感じがしてすこし違和感。しかし、なんだかよくわからないテーマに従って自由気ままにストーリーを書き、置いてけぼりにされていた読者がやっと物語に追いついたと思った途端に終わってしまう…、という作風はSF版とも現在の書き方ともあまり変わっていないかも。表題作は再帰性/不条理、『次の〜』はオリジナリティ/読者の視点の動き、あたりを頭の片隅に置いて読むとなんとなくわかる気が…しなくもない。

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    2016年01月17日
  • オブ・ザ・ベースボール

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    一年に一度という頻度で空から人が降ってくる街ファウルズ。
    そこでレスキューとして働く主人公。
    今まで誰一人として落下者の救出に成功したものはいない。
    それでも彼らは打席に立ち、落下者を救出しようと頑張っている。
    守備位置につくのではなくて、打席に立つ。なぜなら、彼らが持っているのはバットだからだ!

    表題作の『オブ・ザ・ベースボール』と『つぎの著者につづく』のに作品が収録されています。
    両方ともまさに円城塔といったテイストを存分に発揮していますね。
    両方とも意味不明だけど、それがいい!
    言葉選びのセンスがすごいなーって思います。
    個人的にはこの『オブ・ザ・ベースボール』や『後藤さんのこと』の作

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    2012年06月15日
  • オブ・ザ・ベースボール

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    文庫になったので再読。
    解説の沼野氏の言葉にあるように、円城氏の文章はどんなに難解でもチャーミング。おかしみと可愛げがあるところが好きなんだなぁ、と思う。
    「つぎの著者につづく」は1回目に読んだ時よりも少し頭に入ってきた気がする。注に挙げられている参考文献をひとつずつ読んでいけば、いつかは理解出来る日が来るのだろうか。ぐるぐるまわる、知の迷宮。

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    2012年05月03日
  • オブ・ザ・ベースボール

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    ほぼ一年に一度、空から人が降ってくる町ファウルズ。
    それを待ち受けるはバットを手にした、ベースボールチーム……ではなくレスキューチーム。

    なんで?なにが?
    素直に文を文として読めば疑問符から進めそうにない。

    でも、不条理なロジカルさは嫌いではない。(私は三崎亜記の方が好きだけど)

    つまり文学者には文学的衝撃を与えるのが一番。なるほど。

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    2012年04月28日
  • オブ・ザ・ベースボール

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    表題作は、デビュー作だけあって円城塔にしては「緩い」。それだけ読みやすいという事ではあって、その辺が難しいところではある。
    「次の著者に続く」は実験小説だけれど、使われる用語がいつものように理系用語ではなかったからか、あまりノレなかった。

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    2012年04月28日
  • オブ・ザ・ベースボール

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    正直、よくわかりませんでした。表題作の方は多少楽しんだつもりなんですが、『つぎの著者につづく』はまったく理解できず。残念。

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    2012年04月22日
  • Boy’s Surface

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    冒頭で諦めかけて、半分くらい読んだところでわかりかけたのに、わかりかけたところで物語は終わる。なにかヒントは無いものかと謎の図を眺めたり解説(?)を読み始めるうちにまたわかったような気がしてくるが、すべて読み終えてみるとやっぱり、わからない。裏表紙の内容紹介が一番現状を把握しやすいので、頭の中が迷宮入りしたときは見直すのオススメ。「実験的」っていうのが前衛的、じゃなくて、手続き的とか実践的という感覚だからわからなくても読んでしまうのかも。実験台。表題作もいいけどGernsbackが厨二でよかった。

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    2016年01月17日
  • Boy’s Surface

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    何度読んでも分からない理論と同じで、この本も行きつ戻りつ、で、誰が主人公?ってな感じで、印象としては哲学に近い。存在しない理論や数式、あえて言い換えた箴言、等々細部にこだわって面白く、俯瞰しても茫洋としているが面白い。そして、結局何物も攫めない。

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    2012年04月18日
  • Boy’s Surface

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    デビュー作よりさらに難解さに磨きがかかって世界観にのめり込むのに気力がいる。
    言葉とか概念とか学説とか、そういったものを玩具にしてこねくり回しまくってるので何回か読み直さないと、完全に置いてきぼりにされる。
    ただ、ふっきれてしまえば完全に別次元へ逃避行できる感じはすごく好き。
    小説に対する感じ方って人それぞれで正解がないっていうけど、作者の意図する捉えられ方がまったく推測できないです。

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    2012年01月17日
  • Boy’s Surface

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    相変わらず面白かった。ただ、読んでいるとどうしても疲れる。
    ちょっと人には薦められない感じ。でも好き。

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    2011年11月06日
  • Boy’s Surface

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    4つの短編収録
    数学も映画も本の知識も乏しいから、そこここに散りばめられた冗談や示唆に、気付けなくて悔しいなとは思う

    けれど、面白かった

    知識は使われてこそ、輝く。言葉遊びも含めて。


    1日1冊を目標にしてたけど、この作品で目標を捨てた
    じっくり、読むのが楽しかった
    注意深く、見ていきたい作家さん

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    2011年06月26日
  • Boy’s Surface

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    数学的な図形を、物語の構造として応用しているのだろうか
    実験ということなのかもしれないが、無駄に疲れるだけではないか
    しかもやたらと衒学的で、ネット検索無しには意味のわからない比喩表現とか多すぎ
    読み解く楽しみは、確かにあるのだけど・・・

    「Boy’s Surface」
    架空の問題「レフラー予想」の証明が、愛の証明でもあるという少女趣味

    「Goldberg Invariant」
    愛のない人間に向けられたコンピュータープログラムからの愛憎
    「ターミネーター」のパロディかもしれない(空網…)

    「Your Heads Only」
    読者とテキストが愛し合った結果、「メタ的な何か」が生まれる

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    2011年07月06日