円城塔のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「パラダイス行」
わっかになった裏山の通路。
「バナナ剝きには最適の日々」
星間探査球の一部である僕が、旗を置いていく。
チャッキーとバナナ星人。
「祖母の記録」★
失踪する祖父をコマ撮影する僕と弟、と、彼女とその祖母。
ジョンとは……
「AUTOMATICA」
二重括弧、文章自動生成。
「equal」
「捧ぐ緑」
ゾウリムシの研究。
「Jail Over」★
赤いソーセージと白いソーセージ。
「墓石に、と彼女は言う」
「エデン逆行」★★
時計の街、わたし=祖母。母=娘。
「コルタサル・パス」★
コムの向こう側のクィ。
詩的論理の力でもって「わたし」を解体してくれる。 -
Posted by ブクログ
文庫で再読。
単行本も持ってるけどボーナストラック入ってるし表紙も素敵だし(後に100%ORANGEと判明)、何より帯のコメントに心を鷲掴みにされてしまった。
「研ぎすまされた適当」とは、言い得て妙すぎる。
そんな感じの惹句を自分でも妄想してみたのだけれど、
「思わせぶりな無意味」とか「回りくどい明快」とか「難解な明解」とか、そんなのしか思い浮かばなかった。
円城作品を読むときにいつも悩まされるのは、そこに現れる(もしくは表れる、または著される)「わたし」とは一体だれなのか、ということだ。そこが幾重にも重ねられた比喩で覆い隠されている(ような気がする)から、読む「わたし」が読まれる「わたし」