バナナ剥きには最適の日々

バナナ剥きには最適の日々

小説・文芸
880円 (税込)

4pt

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円城塔の作品世界は難解ではない――格好の入り口となる全10篇を収録する第3作品集!/掲出の書影は底本のものです

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バナナ剥きには最適の日々 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    解説にもあったけども、バナナ剥きには最適の日々は円城塔先生作品では一番読みやすかった。
    何度も読み直してる個人的に人生で一番好きな短編小説。

    なんだか達観したような淡々とした一人遊びは、ユーモア溢れてて読んでいてとても楽しい。
    思考の中では可能性に溢れているのに、
    その一方で広大な宇宙の中では無力感がすごくて、そういった無限と有限の対比に、宇宙や未知へのロマンを感じる。

    0
    2024年05月26日

    Posted by ブクログ

    こういう文学の形があるんだなと関心した本。
    表紙がなかなか好きだったので買って読んだ。けれども読んでみて「ちょっとわかるけど全然わからないな」と思って掴みだけでも知りたくなってあらゆるレビューを見た。どれも「わからないがそれが良い」というもので何かしらをわかってるらしい人はひとりもいなかった。
    この作品の上手いところは「完全にわからないわけでもないな」と思わせるところで、それが癖になって読み返す。やっぱりわかんねぇなと思う。本って別に必ずしもわかんなくていいらしい。
    作品を読む上でわからないといけないという焦りがあったけど、こういう誰もがわからない作品を読むと安心する。
    高尚な読書家に劣等感を感じても「そいつもきっとこの本のことわかんねぇからいいか」と思える。

    0
    2023年01月29日

    Posted by ブクログ

    2019.05.10~07.01

    他の作品よりも読みやすく感じたのは、慣れたから?それでも、難しかったけど。内容を掴むのはやはり大変だったし、たぶん作者の思いの25%も読み取れていない。だけど、やっぱり、面白い。私の中の何が共感してるんだろう。

    0
    2020年09月13日

    Posted by ブクログ

     わかるとかわからないとか問題にするならば、まずはわかるということを明確に定義し、わかるということがよくわかるようにしなければならないということがわかるのである。
     円城塔の書評ならば、まずはこんな感じで始めればいいんじゃないか。
     お風呂掃除をしながら、猫はそう考える。
     そして「おふろそうじ」は「さむらごうち」と似ている、と思う。
     思えば、かの「おふろそうじ」氏も、「わからない」現代音楽を否定して、「わかる」語法で長大な交響曲というモニュメントを打ち立てたかったのではないか。そこにナルシシスティックな自己宣伝が混じっていたから人々の反発をかきたてているのだが、「わかる」ものを作り出したいという、純粋といっていい目論見も一方ではあったのではないか。他方、「わからない」現代音楽を書いていたゴーストライター氏の作品は例えばYouTubeで試聴できるが、パフォーマンス性が高く、脈絡なく訳わからないものだが、会場の笑いをとっているほど「おもしろい」。
     わからないとおもしろくないという誤解が巷に蔓延している。おそらく「わかる」と「おもしろい」は排他的でもなければ、連動もしていない。「わかる」はずの「おふろそうじ」交響曲も多くの人がわかったのかといえばそうではなく、人々がわかったのは、悲劇の作曲家がすげー曲を作ったという「わかりやすい」お話だったのである。そしてそういう「わかりやすいお話」というのはトリヴィアル以外の何ものでもないではないか。
     「ばななむき」は「さなだむし」に似ている。
     夢の中でトイレ掃除をしながら、あなたはそう考える。そしてサナダ虫には最適の場所のことを考えてちょっとうんざりする。

    0
    2016年02月07日

    Posted by ブクログ

    「わたし」とは何か? それを数学や物理学のアイディアを手掛かりに詩的に展開してみた。と、おそらくはそんな趣向の短編集。ただその辿り着いたところは、何やら仏教的なテイストがある。SFを純文学に寄せた感じとも言える。このケムに巻かれる感じは悪くない。

    0
    2021年08月04日

    Posted by ブクログ

    初めて読んだ『Self-Reference ENGINE』よりは分かりやすく、純粋に楽しめた。「バナナ剥きには最適な日々」と「捧ぐ緑」、「Jail Over」が好き。 理屈をごねたり、詭弁か真理かなんなのか分からない哲学的なことを言ってみたり、さっぱり訳わからん、というところもあるけど、美文を連ねたら文学なら円城塔は間違いなく文学だと思う。短編を選んで何回か読み返したい。

    0
    2020年11月15日

    Posted by ブクログ

    読んでも読んでも全然わかるようにならないけど、それが気にならないぐらいさらさらした良い文章。小説を読んでいるはずなのに音楽を聴いているような気分になる。猛烈に好きになる、という感じではないけど、確かにこの世界観は定期的に摂取してみたくなるのもわかる。

    0
    2019年03月15日

    Posted by ブクログ

    相変わらずよく分からない。
    しかし、本当に全く分からなければ、そもそも読み進めること無く古本屋行きだろう。

    「これはある数式に関連しているのでは」「これはプログラムかな?」となんとなく予想はしてみるものの、結局のところ結論は出ない。
    分かりそうで分からない、この絶妙な不安定さに惹かれてしまう。

    0
    2015年12月31日

    Posted by ブクログ

    フリオかオクタビオのどちらでもない『オクタビオ・パス』が1番好き。本の上の波紋から魚が跳ね、白紙のページは白い獣の流れ、八本脚の乗物、対岸を求めて旅立つおじいさん、そして白い宇宙服の細身の女性。イメージも内容も綺麗で面白かった。『捧ぐ緑』ゾウリムシの実験構想を長々と語り合いつつロマンチックだった。『AUTOMATICA』文章にまつわる考察的な話。『エデン逆行』DNAを辿ってルーツを調べる調査からこんな考察的な話が生まれたのかしら?文庫帯がとても素晴らしい。まさに「研ぎすまされた適当」を堪能した。

    0
    2014年07月17日

    Posted by ブクログ

    相変わらずのわからなさ(笑)
    でも、独特の雰囲気とリズムで読まされ、ほんのごく一部わかったような気になっただけで、面白いと思わされてしまう。
    うーん、レビューもわからなさすぎやな。

    0
    2014年06月22日

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