向田邦子のレビュー一覧

  • 家族熱

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    ドラマの感想として
    もう向田邦子さんに感動できないかもしれないという少しの不安を抱きながら見始めたドラマ。
    でも、一夜で14話全部見尽くした。面白くて止まらない。
    やはり、セリフ、キャラクターの吐くセリフ!
    素晴らしいなー
    ナレーションの入れ方も勉強になる。

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    2023年02月17日
  • 無名仮名人名簿

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    小説の文庫本は、シナリオをもとに他の作家が小説化したものが多いが、この本に収録されているエッセイは、手を加えられていない向田邦子の文章ゆえ、人柄、豪快な性格にして繊細な観察眼がしのばれる。

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    2023年02月07日
  • 女の人差し指

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    エッセイ集。エッセイ集を何冊か読みにつれ、向田邦子という人のものの見方や感じ方が、少しずつ伝わってくる。

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    2023年02月05日
  • 新装版 眠る盃

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    『父の詫び状』に続くエッセイ集。涙を誘うような話、ビックリするような逸話、観察眼に感心するような話など、様々な文章が綴られている。

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    2023年02月02日
  • 阿修羅のごとく

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    1979年と1980年にNHKで放映されたドラマを小説化したもの。子どもながら、このドラマのテーマ音楽は強烈に印象に残っているが、ストーリーは記憶にない。最近、NHK BSで一挙再放送されたのを録画して観て、この本も読んでみた。当たり前のことながら、TVドラマの通りのストーリー。現在の家族像を、向田邦子なら、どう描いたのであろうか・・・。

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    2023年01月30日
  • 阿修羅のごとく

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    先日舞台を観た作品
    この舞台があるときいて
    行きたいと思い
    行く前に読んでおきたいと
    思って手に取った作品

    向田邦子さんといえば
    わたしのなかでは寺内貫太郎一家、だいこんの花かなぁ。どちらも小学生の時に見ていたドラマ。なかでも寺内貫太郎一家は印象に残りすぎ。
    どれも家族がテーマ。
    阿修羅もこの時代だから当たり前のように読める作品だが。
    この時代にしたら内容はちょっと刺激すぎるのでは
    と思ったぐらい
    それは違うかな。
    自分が大人も大人。おばさんになったからかな(笑)
    娘たちの家族の場面場面の展開が後半になるほど早く
    情景がサッサッと変わって映像をみてるような気分になりました。
    四姉妹。みんな

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    2022年10月16日
  • 無名仮名人名簿

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    向田邦子エッセイ集。
    昔の言葉遣いをさりげなく盛り込んであります。時代の匂い、人間臭さや、息遣いを感じられます。日本語とは素晴らしいものであると感じさせられます。
    付箋をつけながら、何回も読み返し、生き方、考えかたに感心させられます。

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    2022年09月12日
  • 新装版 眠る盃

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    向田邦子さん、改めて素敵な女性であると認識しました。リズム感のある文章だから、さらっと読めてしまうのだけど、はっとすることが随所にありました。

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    2022年09月08日
  • 新装版 夜中の薔薇

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    向田邦子の最後の随筆集。
    あちらこちらに、古き良き日本の息遣いを感じ、忘れかけていた男の優しさとは何かを再確認してしまいます。
    言葉遣い、人間描写が巧みであり、間違いなく、向田邦子さんの本は、何回も読み返す事になるのでしょう。
    向田さんは、だったひとつ私の財産といえるのは、いまだに手袋を探しているということと、かいておられます。ドンキホーテの歯車のように、運命の神様にゴマを剃らず、すこしばかりけんか腰で、欲しいものを探し歩く生き方を誇りに思っているとのこと。そんな向田邦子さんを愛し、憧れを抱きます。

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    2022年09月02日
  • 字のないはがき

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    ネタバレ

    戦時中の向田邦子さん家族を描いた絵本。
    向田さんの一番小さい妹も疎開することになり、お父さんは「元気な日はマルを書いて、毎日1枚ずつポストに入れなさい」と葉書を渡します。 この時期になると、手に取る一冊です。

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    2022年08月14日
  • 寺内貫太郎一家

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    大好きな向田邦子作品の中でも大好きな作品。
    登場人物全員がクセがあるも憎めず。。
    泣けて笑えて、唯一無二だけど昭和のどこにでも転がっていそうな貫太郎一家。もっともっと、この家族に会いたかったなぁ。

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    2022年06月24日
  • 字のないはがき

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    ネタバレ

    原作・向田邦子さん、文・角田光代さん、絵・西加奈子さんという豪華な顔ぶれの絵本が出たと知ったときから手に取りたかった一冊。
    ストーリーは知っていましたが、どんな絵になるのか、装丁になるのか興味しんしんでした。
    西さんの絵が温かみがあってしみじみ佳いです。

    厳しくて怖いお父さんが、小さなかぼちゃを取ってしまったらいつもは怒るお父さんが、小さくなった小さな妹をだきしめて、おおんおおんと泣くシーンは何度読んでも涙が出ます。
    悲しみややりきれなさ、戦争に対する理不尽さも込められた泣き声なのではないでしょうか。
    読後、表紙の可憐なたんぽぽにまた涙が誘われてしまいます。

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    2021年10月16日
  • 父の詫び状

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    読み終えるまでに何ヶ月もかかった。それだけこの世界観に浸っていたい、終わってほしくないと願ってしまったのだ(実際は長い放置期間を挟んだ)。彼女の目や心を通して観る昭和初期の風景、家族の営みが、決して派手ではないけれどささやかなユーモアに満ち満ちている。断片的なのにしっかりテーマとリンクした思い出の数々は、時々ゾッとするものもありつつ、けれどそれらを見つめる眼差しはあたたかい。彼女のような文章を書けるようになりたいと素直に思う。そして彼女にとって大切な、身も心も移り変わる時期を過ごした鹿児島が、わたしにとっても「転」の地であることを誇りに感じた。

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    2021年08月29日
  • 字のないはがき

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    ネタバレ

    戦争時代の向田さん家族の話。普段、家族の前では弱いところを見せないお父さんが妹の無事をとても心配されていて「おうおう」と泣かれた場面に、読んでいる私も涙が出ました。戦争が終わってからその葉書の事は思い出される事はなかったのですね。思い出したくない辛い日々だったのだと思います。戦争は嫌ですね。

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    2021年08月12日
  • 新装版 夜中の薔薇

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    何度読んでも好きな本のひとつ.
    この本が好きな人とは、気が合うと確信している。実際
    好きな友達はこれが好き。

    丁寧な生活
    私欲への感謝など、親しみやすい.徳な昭和な人たちにとっては!ら

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    2021年07月28日
  • 新装版 夜中の薔薇

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    「手袋をさがす」にとても共感をしました。
    納得いかないことが色々あります。妥協できない欲深い自分を反省するのはやめて、それが自分だと潔く認めて生きていこうという清々しさをかんじました。

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    2021年05月09日
  • 寺内貫太郎一家

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     ゴールデンウィークに入る前、髙島屋の月刊誌で、この本についての太田光のエッセイを読んだ。昭和50年に刊行され、ドラマ化もされたこの小説。今から40年以上も前に書かれたのに、未来を予見していたかのように現在の社会の様子を描き出している、と太田は言っていた。

     具体的には、「祭りばやし」という章で、町の人々が祭りに浮き足立っている様子を、お手伝いさんのミヨ子が冷ややかな気持ちで眺めるシーン。ミヨ子は母親を一年前に亡くしており、祭り当日が命日だったので、一緒に楽しめる気分ではなかった。でもみんなの雰囲気に水を差してはいけないとずっと我慢してきた。それでも態度には出てしまい、それが原因で一家と喧嘩

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    2021年05月06日
  • 新装版 眠る盃

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    大好きな向田邦子さんの「眠る盃」を久しぶりに手に取る。
    冒頭に「潰れた鶴」という話がある。ずいぶん若い頃に初めて読んで以降、頭の片隅にずっと残っている。仕事中ふと蘇っては、自分のことだと戒めになるのだ。

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    2020年08月03日
  • 父の詫び状

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    すごい。読み進むうち、目の前に、昭和の生活が生き生きと再現され、路地裏の音が、生活の匂いが、さては、戦時中の光景までが、浮かんでくるようです。まさに生活の昭和史と言っていいのでしょう。
    昔のことなんですが、読んでいて、全然違和感なく、引き込まれていくのは、いかに向田邦子氏が、すごい作家であったことの証なんでしょう。

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    2020年04月29日
  • 新装版 夜中の薔薇

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    感動したんですよ。好きで書き留めた言葉がいくつもありました。
    今、Pairsのプロフィールに書いているのが「七分が粋で、三分が野暮」です。すみません、実際の俺は「七分が野暮で、三分が粋。いや、それ以下か」なのに。

    この装丁と相まって、ほんと永遠に残したい一冊ですね。
    そうしみじみと読み終えようとしたところ、解説が太田光さんでした!私は太田さんが大好きなのですーーー。

    確かに、太田さんが向田邦子さんファンというのは、何かで見たことがありました。でもね、もう自分が向田さんのエッセイで感動していた矢先に、自分が好きな太田さんが子どもの頃から温め続けている向田さんへの思いを綴った解説を読むとね。も

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    2020年04月29日