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Posted by ブクログ
「向田邦子」のエッセイ集『女の人差し指』を読みました。
『思い出トランプ』に続き「向田邦子」作品です。
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没後30年。
達人の絶筆エッセイ。
絶筆となった週刊文春連載他、放送作家として関わったテレビのこと、生前、関心のあった食べもの・旅などを纏めた達人のエッセイ集。
ドラマ脚本家デビューのきっかけを綴った話、妹と営んだ小料理屋「ままや」の開店模様、人間町からアフリカまで各地の旅の思い出、急逝により『週刊文春』連載最後の作品となった『クラシック』等、名エッセイの数々を収録。
日々の暮しを愛し、好奇心旺盛に生きた著者の溢れるような思いが紡がれた作品集。
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「向田邦子」のエッセイは約3年前に読んだ『夜中の薔薇』以来ですが、いつもながら、構成力や表現力、そしてネーミングの秀逸さに感心してしまいますね。
以下の4つのカテゴリで構成されています。
■女の人差し指
・チャンバラ
・蜘蛛の巣
・昆布石鹸
・動物ベル ほか
■テレビドラマ
・ライター泣かせ
・ホームドラマの嘘
・テレビドラマの茶の間
・名附け親 ほか
■食べもの
・板前志願
・思いもうけて……
・こまやかな野草の味
・「ままや」繁昌記 ほか
■旅
・二十八日間世界食いしんぼ旅行
・わたしのアフリカ初体験
・人形町に江戸の名残を訪れて
・でこ書きするな ほか
■解説 北川信
「向田邦子」のエッセイって、何とも言えない魅力があり、夢中になって読んじゃいましたね。
印象に残った内容を少し記しておきます。
『セーラー服』は「学生服は陸軍、セーラー服は海軍の服である。学生に軍服を着せる習慣は、いつ頃、どうして生まれたのだろうか。」という言葉で終わっているのですが、、、
ホント、そうですよねぇ… 最近はブレザーの学校も増えましたが、元々は軍隊式の制服だったんですよね。
新たな気付きでした。
『ホームドラマの嘘』での「大きな嘘のつける人は政治家におなりなさい。小さな嘘のうまい人はホームドラマをお書きなさい。」という言葉、、、
政治家の不祥事が報道されるたびに思い出しそうな言葉です。
『家族熱』での電話での聞き間違い、、、
『遺伝の東』≠『エデンの東』
『ゼームス・デン』≠『ジェームス・ディーン』
『悪党部落』≠『アクト・オブ・ラブ』
思わず笑いっちゃいました。
『モンロー・安保・スーダラ節』で紹介される編集部デスクからのアドバイス「ビジュアル(視覚的)な文章を書いて下さい。」という言葉、、、
まさに「向田邦子」作品を評価するに相応しい言葉… 「向田邦子」作品は、この言葉を実現しちゃっていますよね。
『食べもの』に収録されているエッセイを読んでいると涎が出そうになるし、
『旅』に収録されているエッセイを読んでいるとその土地へ行ってみたくなりますもんねぇ。
愉しく読めました。
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