【感想・ネタバレ】新装版 眠る盃のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年02月02日

『父の詫び状』に続くエッセイ集。涙を誘うような話、ビックリするような逸話、観察眼に感心するような話など、様々な文章が綴られている。

0

Posted by ブクログ 2022年09月08日

向田邦子さん、改めて素敵な女性であると認識しました。リズム感のある文章だから、さらっと読めてしまうのだけど、はっとすることが随所にありました。

0

Posted by ブクログ 2020年08月03日

大好きな向田邦子さんの「眠る盃」を久しぶりに手に取る。
冒頭に「潰れた鶴」という話がある。ずいぶん若い頃に初めて読んで以降、頭の片隅にずっと残っている。仕事中ふと蘇っては、自分のことだと戒めになるのだ。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年01月30日

 電話は固定してるのが当たり前であった時代、平成という時代も、携帯もパソコンも見ることはなかった向田邦子さん(1929~1981)の「父の詫び状」に続く二冊目のエッセイです。「眠る盃」、2016.1発行。一人暮らしで猫と一緒に暮らす粋で上品な独身女性の生き方を楽しく拝見しました。眠る盃、噛み癖、夜の...続きを読む体操、字のない葉書、抽出しの中、恩人、鹿児島感傷旅行など、とても面白かったです。
 向田邦子 著「眠る盃 新装版」、2016.1発行。第1部のエッセイはお馴染みのエッセイ集ですが、第2部の男性鑑賞法や第3部については、感心が薄いのでさらっと流しました。やはり、眠る盃、噛み癖、字のない葉書、Bの二号さん、抽出しの中、恩人、うしろ姿、鹿児島感傷旅行など、読んでて、さすが向田さんのエッセイだと感じます。
 独り暮らしで猫と一緒の独身女性だった向田邦子さん(1929~1981 享年51、没後40年)、2冊目の随筆集「眠る盃」、1979.10刊行、2016.1新装版、再読です。眠る盃、噛み癖、字のない葉書、猫自慢、鹿児島感傷旅行・・・、何度読んでも素晴らしいです。
 ♪~春高楼の花の宴 めぐる盃かげさして 千代の松が枝わけ出でし むかしの光いまいずこ~♪ 24歳で早逝した天才滝廉太郎(1879~1903)の名曲「荒城の月」、大好きな曲です。電話は固定されたものが当たり前、携帯はなく、パソコンも普及していなかった時代をさっそうと生き抜けた向田邦子さんの名調子、「父の詫び状」に続くエッセイ、「眠る盃」2016.1発行。知的ユーモアと鋭い感性、温かで魅力的な人柄が詰まった55編のエッセイです。「向田邦子は突然あらわれて、ほとんど名人である」(山本夏彦)よくわかります!
 向田邦子さんの「眠る盃」(2016.1)、何度か再読しています。著者の2冊目の随筆集。今回、私のベスト10を選びました。(ページ順に:)潰れた鶴、眠る盃、夜の体操、字のない葉書、能州の景、Bの二号さん、猫自慢、抽出しの中、恩人、鹿児島感傷旅行。
 

0

Posted by ブクログ 2017年09月30日

なんでもないような日常の一コマや、記憶の片隅に残っていたことを丁寧に掬い上げて、細部まで観察し、優しい視点とユーモアで包みながら、鮮やかに書き(描き)きる軽妙な筆致。スゴい。

もっと若い頃に読んでおきたかった。
読めて良かった。

0

Posted by ブクログ 2022年09月22日

向田邦子エッセイ集。今読んでいても全然色あせることがない。向田邦子さんの人となりも、すけてみえてきて、ますます向田邦子ファンになってしまいます。
今の日本人は変わってしまったのだろうか。この一冊の中には、よく言われる古き良き日本人が詰まっています。

0
購入済み

なつかしい!

2021年09月03日

学生時代に向田邦子さんの作品を楽しんでいました。この短編集の中のあるエピソードが気になって、この度久々に再読しました。向田さんって、ほんとにユニークな人なんだな、と再確認しました。短編集なので、暇なときにパラパラと気に入ったエピソードを読むことができます。

#ほのぼの #エモい

0

Posted by ブクログ 2021年08月16日

とても、面白かった〜!
時々、難しい表現や漢字(自分の勉強不足ですが)があったりしますが。
真っ当な感覚をもちながら、思いがけない出来事をユーモアたっぷりに捉えることのできる素敵な方だなぁと思いました。
その対比がとても面白かったです。

「今」のエッセイがよみたかったなぁと心から思いました。

0

Posted by ブクログ 2021年08月15日

絵本『字のないはがき』がどうも私の中でしっくり来なくて、あらためて向田邦子さんの原作が読みたくなり購入した本です。

なにげない日常が文章によってかけがえのない日常になっている気がしました。

祖父のことを書いた文章の最後の一文が、祖父の名前で締めくくられているところが好き。

他にもたくさん好きな...続きを読む部分があって、思わず書き留めたものも。

以前読んだ『父の詫び状』でも、この本でも飛行機についての記述があることに少しドキリとしてしまう。

全て私が生まれる前に書かれた文章。
ちょっと時代を感じる表現はあるけれど、古くさくない感性、ユーモア、そして謙虚な姿勢。

うまく言えないけど、読んで良かった。そう思える一冊。

0

Posted by ブクログ 2020年12月27日

『父の詫び状』に続く、二冊目のエッセイ集。

非の打ちどころのない名作エッセイ集である『父の詫び状』に比べると、古い文章や雑誌向けに書かれた男性批評シリーズみたいのも載っており、クオリティはいささか落ちる。

しかしそれでも研ぎ澄まされた文章と、あくまで謙虚な姿勢で自分の経験を鮮やかに語る語り口は見...続きを読む事である。

0

Posted by ブクログ 2020年08月20日

ちょっと前に読んだ
なんだかんだ初っ端の「潰れた鶴」が一番刺さったしすきだな
そして今さらだけど「字のない葉書」は実体験だったのか…かつて教科書で読み、数年越しにTwitterで再び目にして、自分の中に確かに眠ってた記憶が呼び起こされて、ここまで来た 辿り着けてよかったな

0

Posted by ブクログ 2018年05月21日

マンガ「書店員波山個間子」でこの本が紹介されていたので購入
「字のない葉書」に涙…いやぁこれは泣くって…

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年02月27日

随筆とかエッセーの類は大体が詰まらないものと相場が決まっている。でも偶に買う。長編小説を読み終わった後のお口直しかの様に。
向田邦子ととは匕首が合うというのか?愉快だった。「字のない葉書」は泣いちゃった。そして「国語辞典」にこんな事が書いてある『人の読まない本を読め』と書いてある。
そだね!今度そう...続きを読むしよう。カーリング、銅メダルおめでとう

0

Posted by ブクログ 2022年02月06日

 向田邦子さんの二冊目のエッセイ集。
 人の世話をやくのに夢中になって自分のことをついつい後回しにしてしまう自身の性格を、子供の頃の思い出話を通して描いた『潰れた鶴』、“暴君であったが、反面テレ性でもあった(p.46)”向田さんのお父さんが、末娘の学童疎開に際して子供思いなところを見せた『字のない葉...続きを読む書』が印象に残った。

 もちろん悪くはないのだが、前作『父の詫び状』がもう抜群に素晴らしかったので、それと比べるとどうしても少し見劣りしてしまう、というのが正直な感想である。

0

「エッセイ・紀行」ランキング