向田邦子のレビュー一覧

  • 桃から生まれた桃太郎

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    向田邦子の脚本を小説化した物で、
    向田邦子らしい 愛情あふれる家庭の物語。
    言葉が 実に いきている。

    桃子 もとい 桃太郎が 何とも言えず すくすくと育っている。
    大柄で オンナらしさが 微塵も感じられないと
    父親 竜造は おもっていた。
    それが 結婚する相手があり、
    その相手が なんとなく 気に喰わない。

    その過程で起こる 
    さまざまな 勘違い 早とちり 誤解が 笑いを誘う。

    みつ子 初江 それぞれが 健気にいきている。
    はっきりと言うタイプと 内にこもるタイプの二つに
    別れている。

    『なかなかいえない』というもどかしさが
    上手く表現されて 物語の運びかたが うまく
    気配りされた 

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    2014年05月30日
  • 父の詫び状

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    「エッセイ」という言葉よりも「随筆」という言葉の方がよく似合う名作。一篇一篇が珠玉と言える名品集だ。
    最近のエッセイ(まがい)で、このような文章が読めないのが淋しい。

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    2014年01月19日
  • 父の詫び状

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    昭和っぽいけど、でも他人事じゃない感じ、、、
    家族それぞれの人間味。あったかい。小さいころあんなことあったなぁ、大人に囲まれて育ったあの頃、あの人は何かんがえてたんだろう、
    怒られたり、一緒にいたり。あの会話の時には?あの帰り道では?
    あの人は何を考えて、一緒にいてくれたんだろう?私に接してくれてたんだろう?

    家族への思いが増す。今思い返すと、子供のころに見えなかったいろんなことが、子供のころの自分の目の記憶を通して見えるような、そんな本です。

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    2014年01月18日
  • 完本 寺内貫太郎一家

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    ネタバレ

    各章が全部、名作!
    鼻の奥がつーんと、あたたかい感動に包まれる。
    澤地久枝さんも言ってたように、向田邦子の作品には翳りが必ずあるんだよねぇ。
    それにしても、テレビドラマのキャストの完璧なこと !

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    2013年09月05日
  • 父の詫び状

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    黒柳徹子の留守番電話の話は何度読んでも笑える。電車の中で読むときは要注意です。笑い死にしそうになりました。

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    2021年02月10日
  • 阿修羅のごとく

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    シナリオ形式で書かれている。
    それに慣れてしまえば、もうあとは最後まで目を離せません。
    ト書きは、人物の感情とかが一切書かれていないので、逆に脳内で映像化しやすいです。そしてト書きには一見それまでの話と関係ないじゃん、と思うようなことも書いてあるんですが、それを脳内で再現すると、超現実的なことに驚きました。(スミマセン・・・シナリオ初めて読んだので)そして人物の心情が反映されてたり、それを際立たせたり、見事です。
    もっと長生きしていたら、日本のテレビの歴史も変わったかもしれませんよね。

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    2012年12月08日
  • 寺内貫太郎一家

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    当然、フィクションだとわかってはいます。あくまで理想のひとつに過ぎないのもわかっています。けれど家族間での悲しい事件が少しも珍しくなくなってしまった今では、ちょっと物騒だけど毎日のように喧嘩を繰り返しても愛情と信頼で結ばれている寺内貫太郎一家のような家庭の風景が、昔はどこにでも広がっていて、今もどこかにあると信じたいのです。貫太郎が不器用にも程があると言いたいくらいに不器用なのですが、それが可笑しくて、愛おしくて、格好良くて、泣かせてくれます。時に本気でぶつかりあいながらも、支えあう家族の姿は素敵です。

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    2012年11月06日
  • 冬の運動会

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    なんてことのない家族なのですが
    いろいろと複雑な事柄が絡んでいます。
    ちょっとだけタブーは扱っていますが
    いたって明るいのでそこは不愉快にならないはず。

    だけれども言えること…
    心地のよい場所はいつか別れを告げないといけないこと。
    そう、逃避場所、ですね。
    そしていつかは道を決めねばらなぬこと。
    最後のあの場面が深いですね。

    確かにどこか変わったけれども
    大きくは変わらないのです。でも
    それが普通なのかも…

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    2012年07月08日
  • 父の詫び状

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    はじめての向田邦子です。

    この歳になってようやく向き合い、じっくり読ませていただきました。

    とにかくとっても文章が「綺麗」です。
    それから構成が絶妙。

    この本に出会ってはじめて、これからというときに
    逝ってしまったことも知りました。

    沢木耕太郎さんの解説ならびに、引用していた「ねずみ花火」が、私にも印象的です。

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    2012年06月10日
  • 寺内貫太郎一家

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    20120607 リアルにテレビで見ている時より感じるものがあった。活字の良いところだと思う。今のドラマにはこの泥臭さが必要かも。

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    2012年06月08日
  • 女の人差し指

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    うまい。面白い。さすが。今読んでも全く古臭くなく、感性豊かでウィットに富んでいる。自分のことをちょっと蔑んで、それを楽しんでいる感じがとっても素敵。

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    2012年02月08日
  • 阿修羅のごとく

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    一気に読みました。やっぱり向田邦子ってすごい。
    かなり昔にNHKのドラマで見た覚えがある。
    チラ見だったので内容はおぼろげだったけどキャストがドンピシャだったなぁ~という記憶があります。
    確か長女役が加藤治子、次女役八千草薫、三女役いしだあゆみ、四女役風吹ジュンだったような。

    血の繋がりがある4姉妹でも性格や生き方はそれぞれで、時にはぶつかり合い、ののしりあい、それでも何も無かったようにケロッとして笑いあう生き物であり、血が繋がらなくても男は男同士かばいあう生き物なのだと感じた。

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    2012年01月27日
  • 父の詫び状

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    初、向田邦子さん。
    エッセイってパラッとサラッと読むものだと思ってたけど熟読しました。
    黒柳徹子さんの留守電の話には電車の中なのに声をあげて笑ってしまい、東京大空襲のあとの食事の話には涙しました。
    たわいない話もこの人にかかれば風景や匂いが想像でき、ずいぶん昔の話なのに身近に感じました。
    ずっと手元に置いといて歳をとったらまた読みたいなと思いました。

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    2011年10月21日
  • 隣りの女

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    向田邦子さんの良さを知った一冊となりました。
    代表作「隣の女」も好きですが、「胡桃の部屋」はやっぱり
    外せないです。

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    2012年02月15日
  • 寺内貫太郎一家

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    頑固なオヤジ。優しくも強い母。
    今は無きあたたかな家族の物語。
    ホッとしたり、怒ったり、
    時には涙も流したり。
    胸の奥の方がキュッとなる作品です。

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    2011年08月31日
  • 女の人差し指

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    エッセイなんだけど、短編小説を読んでいるような感覚。

    小説でもそうだけど、背景の匂いが漂ってきそうで…聞いたことの無い向田邦子さんの笑い声とか聞こえてきそう。

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    2011年08月26日
  • 寺内貫太郎一家

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    日本の家父長制度の典型的な家族像がある。父は無口で、手が早く、でも情に厚い。母はそんな父を支えながら、子供や周辺に明るく振る舞う。
    笑いと涙が自然にこみ上げる向田邦子ならではの代表作。

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    2011年07月03日
  • 隣りの女

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    ネタバレ

    久々の向田邦子!
    独身の時と違い、それぞれの女の立場がよりわかる世代になり、趣がありました。知らない男と全く違う世界に行きたいって、わかるような。。。

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    2011年05月05日
  • 隣りの女

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    あぁ・・・・・。

    思わず声が漏れちゃう。

    そう来たか。うまい。

    向田さんの小説を読んでいると、小説って人間を描くことなんだって思う。

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    2010年02月02日
  • 隣りの女

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    「胡桃の部屋」が個人的には面白かった。その次の「春が来た」も。

    どこにでもありそうな、誰にでもありそうなドラマ。それをこうして描ける著者はすごい。

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    2009年10月04日