寺内貫太郎一家

寺内貫太郎一家

539円 (税込)

2pt

〈貫太郎のモデルは、私の父向田敏雄である。よくどなり、よく殴り、5年前に亡くなった。お線香代りに、ちょっぴり「立派な男」に仕立て直してお目にかけた……〉。口下手で怒りっぽいくせに涙もろい、日本の愛すべき“お父さん”とその家族をユーモアとペーソスで捉え、きめ細かな筆致で下町の人情を刻み、東京・谷中に暮す庶民の真情溢れる生活を描いた幻の処女長編小説。

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寺内貫太郎一家 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月16日

    何度目かの再読。

    令和になって読んでみると、世の中いろんな価値観が変わってきているが、なんだろ、やっぱりじわっと温かいものが込み上げてくる。
    そして久世さんの解説もまたいい。凄くいい。
    山藤さんの文庫のカバーもいい。

    よって評価の星の数変わらず。

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    Posted by ブクログ 2022年06月24日

    大好きな向田邦子作品の中でも大好きな作品。
    登場人物全員がクセがあるも憎めず。。
    泣けて笑えて、唯一無二だけど昭和のどこにでも転がっていそうな貫太郎一家。もっともっと、この家族に会いたかったなぁ。

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    Posted by ブクログ 2021年05月06日

     ゴールデンウィークに入る前、髙島屋の月刊誌で、この本についての太田光のエッセイを読んだ。昭和50年に刊行され、ドラマ化もされたこの小説。今から40年以上も前に書かれたのに、未来を予見していたかのように現在の社会の様子を描き出している、と太田は言っていた。

     具体的には、「祭りばやし」という章で、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年02月05日

    軽妙で洒脱な言葉が気持ちよく身体に響き 読みながら 泣いたり笑ったり照れたり・・・
    僅かにテレビで見た記憶があり ジュリ~~~って 思わず吹き出していた
    最近では自主規制なのか使ってはいけない言葉も 堂々と並んでいて それもまた物語の風景が心に飛び込んでくる大事な要素だった

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    Posted by ブクログ 2013年03月07日

    寺内貫太郎一家
    〈貫太郎のモデルは、私の父 向田敏雄である。よくどなり、よく殴り、5年前に亡くなった。お線香代わりに、ちょっぴり「立派な男」に仕立て直してお目にかけた…〉。
    口下手で怒りっぽいくせに涙もろい父親とその家族をユーモアとペーソスで捉え、きめ細かな筆致で下町の人情を刻み、東京?谷中に暮らす...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年11月06日

    当然、フィクションだとわかってはいます。あくまで理想のひとつに過ぎないのもわかっています。けれど家族間での悲しい事件が少しも珍しくなくなってしまった今では、ちょっと物騒だけど毎日のように喧嘩を繰り返しても愛情と信頼で結ばれている寺内貫太郎一家のような家庭の風景が、昔はどこにでも広がっていて、今もどこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年06月08日

    20120607 リアルにテレビで見ている時より感じるものがあった。活字の良いところだと思う。今のドラマにはこの泥臭さが必要かも。

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    Posted by ブクログ 2011年08月31日

    頑固なオヤジ。優しくも強い母。
    今は無きあたたかな家族の物語。
    ホッとしたり、怒ったり、
    時には涙も流したり。
    胸の奥の方がキュッとなる作品です。

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    Posted by ブクログ 2011年07月03日

    日本の家父長制度の典型的な家族像がある。父は無口で、手が早く、でも情に厚い。母はそんな父を支えながら、子供や周辺に明るく振る舞う。
    笑いと涙が自然にこみ上げる向田邦子ならではの代表作。

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    口下手で怒りっぽく、涙もろい。
    そんな古き良き日本のお父さん・寺内貫太郎と、家族の日常を描いた物語です。

    時代を超えても物語が面白く新鮮に感じられるのは、登場人物の一人一人に魅力があるからだと思います。
    例えば、思いやりに溢れて時にはきちんと叱ってくれるお父さんは、読者に「こんなお父さんがいるとい...続きを読む

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