【感想・ネタバレ】隣りの女のレビュー

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Posted by ブクログ

向田邦子さんの良さを知った一冊となりました。
代表作「隣の女」も好きですが、「胡桃の部屋」はやっぱり
外せないです。

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2012年02月15日

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ネタバレ

久々の向田邦子!
独身の時と違い、それぞれの女の立場がよりわかる世代になり、趣がありました。知らない男と全く違う世界に行きたいって、わかるような。。。

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2011年05月05日

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あぁ・・・・・。

思わず声が漏れちゃう。

そう来たか。うまい。

向田さんの小説を読んでいると、小説って人間を描くことなんだって思う。

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2010年02月02日

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「胡桃の部屋」が個人的には面白かった。その次の「春が来た」も。

どこにでもありそうな、誰にでもありそうなドラマ。それをこうして描ける著者はすごい。

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2009年10月04日

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平凡なサラリーマンの妻が内職のミシンがけをしながら、隣の部屋から聞こえてくる声に耳を澄まします。
女を谷川岳になぞらえて聞こえてくる会話はとても官能的。

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2009年10月04日

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昭和の高度成長期も一段落しバブル期になる前の当時の状況がリアル。中流階級の家庭の様子や、生活費が苦しい主婦の内職、若い女子社員の当然のお茶汲みに30歳が見える様になるとハイミスと言われるような社会、愛人や隠し子と言った言葉が普通に登場する事に昭和生まれの自分を棚に上げてもなお苦笑。でも当時はこれが『今』だったのだし、放映されていたドラマはこう言う暗い影の部分を題材にしたものがたくさんあったと思う。
しかし、心の微妙な表現や移り変わり、人間の感情の機微といったような表現はやっぱり流石で、心にずんと重いものが残る読後感に向田邦子さんの凄さを感じる。
向田さんの本を読んだ後には必ず思うことですが、あのような事故がなければ、向田さんが今をどんな風に描くのだろうとつくづく残念に思わずにいられない。

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2022年04月17日

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夏に京都の下鴨神社で開催された古本市でゲットした本。
意識して、手に取って読んだ向田邦子さんの作品はこれが初めてです。

時代背景はザ・昭和。普通の人の日常の短編集。面白かったです。

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2018年10月13日

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愛人や腹違い子の話が普通にでてくるのって、やっぱり昭和だなぁ。
最後の話がよかった。うちもちょっと家の中きれいにしよう・・・。

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2017年04月28日

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純粋で普通の女でさえも、女は時に壁をひょいと飛び越えて男の知らない所へ軽々といくことができる。戻ってくる鈍感さ、図太さもまたしかり。「春が来た」のある家族に男が一人入っただけで、そこの女たちを女として自覚させるのに十分であることを証明している。女のかわいさ、強さを描くのがうまい。

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2009年10月04日

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短編集。どれもなかなかよいです。
表題作の隣の女は、官能的な情景の描写が上手い。向田さんにしか絶対出来ないと思う。

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2009年10月04日

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向田さんの絶筆となった「春が来た」最後の作品と思って読むと、不思議とそれに相応しく思えてくる。直子の大きな声での、さようなら、これが向田さんの最後の挨拶のようで。幸福をもたらし離れていく風見は、色々なものに例えられそうだ。

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2012年04月12日

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ドラマにもなった胡桃の部屋が入っている短編集。表題の「隣の女」が特にいい。結婚ってこういうものか、と。

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2012年03月23日

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甘く、苦い。
甘いばかりでなく苦い。
苦いばかりでなく甘い。
そんな心があります。
愛って難しいですよね。
切なさの残る一冊です。
短編集なので、色々な話を楽しめます。

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2012年01月26日

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表題作の『隣りの女』。
この文庫の初版は1984年。
時代は変わっていると思うけれど、作中の場面設定をちょこちょこ現代に置き換えるだけで、
今でも十分起こり得るような内容なのかもしれないと思いました。
人間って四半世紀やそこらじゃ大きく変わらないのかもしれないです。

『胡桃の部屋』は、「女としての本当の気持ちを封じ込め、身も心も固く鎧ってすごした」主人公桃子のお話。「女だてらに父親気取りで、部隊長みたいな顔をして、号令かけて-」「うちのため、母や妹弟のため」「着たいものも着ず、恋も諦めて」頑張ってきたのに、家族は・・・。

この桃子ほどではなくても、
責任感持って頑張らなきゃ、頼りにされてるから期待を裏切れない。
とひとり思いこんで頑張ってしまっていたことを思い出しました。

桃子の先のことは描かれていませんが、頼れる相手を見つけて穏やかに過ごしてほしいと願わずにはいられません。

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2011年10月23日

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人間の心の底辺にある薄暗い気持ちが自然と描かれていた。「冬の運動会」や「あうん」、「阿修羅のごとく」のイメージとはまた違う感じだけど人間らしさが出てる気がする。NHKで放送されている『胡桃の部屋』も収録

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2011年08月09日

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あまり人にはお勧めできない話だなと思った。それはこの本が面白くないからじゃなくて、あまりにも読み終わったあと切なくて悲しい気持ちになったからだ。こんな恋なら知らないほうがいいんじゃないか。そうとさえ思うのだが、そんな恋もここでは大切なものとして描かれている。本音を押し殺す女と、本心の見えない男。そんな男女が織り成す恋はどれもほろ苦くて危うい。
向田邦子のエッセイのユーモアあふれる潔い感じが好きで読み始めた本作だったが、あのユーモアと潔さの影には笑って自分をはげましたい、桃子のプライドのようなものがあったのかなと思った。そのプライドは胸が苦しくなるほど孤独で純粋で綺麗だなと思う。

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2011年03月31日

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薄い壁を通して、隣りのスナックのママが男を連れ込んでいる音が聞こえる。ミシンで内職をしながら、壁に耳をあててそれを聞くサチ子。~『隣りの女』。女のもとに行ってしまった父親の代わりに家族4人を守ろうと恋もせずに、肩肘張って精一杯やってきた桃子。でも知らない内に空回りしていた~『胡桃の部屋』。

なんだかどの短編もちょっともの哀しい。

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2010年08月15日

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なんでこんな表紙なんだろう・・・
ちょっと怖い。
内容は読みやすい。
男女の微妙な関係の描き方がうまい!!

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2011年11月01日

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-機械の癖にミシンを掛ける女よりも率直に女の気持ちをしゃべってしまう-

この一節を読んで、幸田文の「台所のおと」を思い出した。なんだか似ている。二人とも、日常の中での男女間の心の動きを微細におっていて、しかも、弱さとか、狡さ、後ろめたい、と思うようなことをビシビシ攻めてくる。結婚とか、家族とか、誰かと一緒に暮らす面倒くささと愛情というものがリアル。読んで安心するというか、結婚ってそんなもんよ、と思えるのでは?

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

「胡桃の部屋」と絶筆となった「春が来た」が良い。人生の孤独や幸せが小粋であざやか。やっぱり読んでいて、ドラマで見たいと思わせる。聖徳太子札やピンクの電話が登場するのが昭和だなー。私には新鮮だった。

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2009年10月04日

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