塩野七生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ文藝春秋に2006年から昨年までの5年間連載された塩野氏のコラムを再掲したもの。
歴史作家としてのプロフェッショナルな姿勢と深い知識、歯に衣着せぬ男性的な物言いと、長年にわたるイタリア生活で培われたグローバルな視点。
プライドと自信に満ちたその語り口がちょっと鼻につく感じがないではないが、おっしゃっていることはおしなべて納得である。
殊に、国際社会における日本の位置付けや日本の政治家、官僚の体たらくについての分析は、なかなかに鋭い。
民主党はこのような人材をアドバイザーに招いてみたらいかがだろう。山積する問題に風穴を開けるのは、意外に離れた視点で客観的にものを考えられる人の思い付きのよ -
Posted by ブクログ
大別すると2種類の本がある。わかりやすくイメージが伝わる本と伝わらない本。
本書は前者である。
見開き半分がモノクロームの精緻な版画、半分が塩野七生氏の文、そして版画の描かれた場面の地図で構成されている。
500年に渡る十字軍遠征の歴史が、切り取られた時間の積み重ねで版画と文で表現されている。
版画の選択、対応する地図、そして適切な解説。塩野七生氏のすばらしい労作である。
キリスト教徒が必ずしも十字軍の味方ではなかった。何が正義か?
それぞれの異なる正義が現代にも延々と引きつがれる。
大別すると2種類の本がある。歴史から現代を振り返えることができる本とそうでない本。
本書は前者である。 -
Posted by ブクログ
~裏表紙より~
西暦1571年、スペイン王フェリペ二世率いる西欧連合艦隊は、
無敵トルコをついに破った。
コンスタンティノープルの攻略から118年にして、
トルコの地中海世界制覇の野望は潰えたのだ。
しかし、同時に、この戦いを契機に、海洋国家ヴェネチアにも、
歴史の主要舞台だった地中海にも、
落日の陽が差し始めようとしていた。。。
文明の交代期に生きた男たちを壮大に描く三部作、ここに完結!
~感想~
第二部の『ロードス島攻防記』を読み終えたのが、
実に10数年前、やっと完結できました(*`д´)b
最近イタリア住みの人と仲良くなったせいか、
イタリア人に対しての評価が著しく落