井上章一のレビュー一覧

  • 阪神ファンとダイビング 道頓堀と御堂筋の物語

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    根っからの阪神ファンだが、知らないことが多すぎた。
    御堂筋にまつわるさまざまな球団史を知ることができたし、今後阪神の優勝パレードが行われるときには注目したいところが増えた。

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    2025年09月30日
  • 世界史のミカタ

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    この本読んでると、何かにたどり着いた気がした。すごいなぁ、これ。世界史好きな人は読まないと損するレベルだぞ…。スゴイ…。(;´Д`A

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    2024年01月13日
  • 京都ぎらい

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    なんといっても井上節がこの本の魅力。
    もちろん言葉選びが秀逸。
    辞書を片手に読むことになったが、つまりは、言葉の奥行きがあり、とても興味深かった。

    そして京都に行くとこの本を思い出す。あまり歴史に興味をもってこなかった私に、この通り、この街、この寺、この建物‥改めて歴史背景を知りたいなと感じさせてくれた。

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    2023年09月05日
  • 日本の醜さについて 都市とエゴイズム

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    日本の醜さについて 都市とエゴイズム。井上 章一先生の著書。日本が集団主義的で協調性があるなんて幻想で妄想。個人主義で自己主張が強い自分勝手で利己主義だらけの日本。個人主義で自己主張が強い自分勝手で利己主義だらけだから日本の街は醜くなった。日本の街は醜さと日本人の個人主義で自己主張が強い自分勝手で利己主義だらけである現実から目をそらさないことがはじめの一歩。

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    2023年08月18日
  • 京都ぎらい 官能篇

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    前作に続くコアな京都文化の、「京都府民」である著者による紹介です。本作は特にその風俗に焦点を当てた内容で、京都の風俗について紹介され、とても興味深い内容でした。また「本当は好きなくせに」について言及され、その思いを何となく理解できる反面、少し遠目でニヤけて拝見させていただきました。

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    2023年06月03日
  • 京都ぎらい

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    京都の方々のコアな部分を拝見させて頂いた一冊です。県民比較のテレビ番組等の影響で、コアな京都人(The京都人)のなんとなくのイメージはありましたが、本書の内容はそのイメージを固定化させる感じでしょうか。独特の人当たりもなんとなく理解できたように思いますが、観光レベルではわかりませんね。

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    2023年03月18日
  • 京都ぎらい

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    京都ぎらい/井上章一/朝日新書/2015年/110円 

    嵯峨出身宇治生活者の著者が書く、洛中京都人への恨みつらみ。結局狭い範囲で攻撃し合っていて部外者から見ると同じ穴のムジナで面白い。芸妓文化は京都のなまくら坊主が、税金を取られない拝観料で維持している話も良かった。

    1986年に京都市が古都税として、寺院から税金を取ろうとして、寺院側が反対し、銀閣寺は10ヶ月もストライキで拝観停止を行ったらしい。結局市側が折れて取り下げて今に至る。泥臭くて生々しくて良いわ。

    後半1/3くらいの歴史にまつわる箇所は日本史を勉強し直してから再読したい。
    今後も京都讃美ではない面白い本を読んでいきたい。

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    2023年03月05日
  • パンツが見える。 羞恥心の現代史

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    白木屋で下着をつけない和服の女性が恥ずかしいのでそのまま焼け死んだ、という話をなかば信じていた。この本で、男性も焼死していたことと、低層からの店員は女性もほぼ逃げられていたことで、フェイクであったことが明らかに示された。
     米原万里の推薦本であった。とても面白いが、卒論の参考本にはなるまい。

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    2022年10月29日
  • ふんどしニッポン 下着をめぐる魂の風俗史

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    ずーっと気になることだが、人目を憚るあまりロクに調べることもできず、長らく謎であった褌の歴史。
    褌についてこれほど真面目に書かれた本は、おそらくほかにはない。著者だってそう言っているのだ、だからこそ私のように心の中で悶々としている人には手に取ってほしい。

    中身にはこの装束(?)にかかわる様々な写真や図絵が使われ、文章で追うだけでは足りない部分までカバーできるはずだ。そして、それがまだ当たり前だった時代の人々の、実に堂々たるその姿を見ることができるだろう。

    褌ときいて真っ先に思い出すのは、会ったことのない私の曽祖父である。「あの人はいつも褌だったな」とその子や孫の口から真っ先に語られるほど印

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    2022年08月26日
  • 京都ぎらい

    タイトルの時点で「勝ち!」

    2021年2月読了。

    これはもう、このタイトルを付けた時点で勝ちですよww、京都好きの者にとっては。
    京都の「いけず」は有名ですが、ここまで内幕を暴露(?)した本は少ないのではないですかね。

    「洛中か洛外か」による差別の話等は、流石地元民ならではのお話で、あの〇沢先生までそんな「いけず」を言っていたとは…ww。

    決して糾弾している訳ではなく、かといって過剰に褒めている訳でもなく、このバランス感で書かれた「京都本」は、本当に希少価値が有るものだと思います。
    万人が、笑いながら京都の細かい部分について学ぶことの出来る良書だと思います。実際ヒットしましたもんね、この本は。

    #タメになる #笑える #深い

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    2022年04月18日
  • イケズな東京 150年の良い遺産、ダメな遺産

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    建築家と建築史の教授による有意義な対談。コロナ禍だからこその知見が素晴らしい。

    建築イコール文明なのだろう。歴史から始まり話題は縦横無尽。得るところの多い1冊。悪名高い首都高の景観を逆に評価する視点や、建築物の建て替えの多い日本だからこそ建築家が育つという指摘など、実に興味深い。

    文化、文明論として面白い対談であった。

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    2022年02月27日
  • 京都ぎらい

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    京都に移住したものとして、確かに何となく京都市の中でも住む場所によって地元の人から受ける扱いは違うのだろうなと思っていた。
    寺が室町時代にはホテル代わりに使われていたこと、精進料理も大名をもてなすために進化したものという話は非常に興味深かった。
    キャバクラに坊さんが入っていく姿を一度見てみたい。

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    2022年02月22日
  • 歴史のミカタ

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    【日本人の行動パターンを読み解くうえで「形」と「見立て」は重要な要素です】(文中より引用)

    教科書的な歴史から離れ、人生を豊かにする歴史の「ミカタ」とは何かを語り尽くした対談録。著者は、国際日本文化研究センターで上司・部下の関係でもある井上章一と磯田道史。

    この2人が語り手とあっては面白くないはずがないと思い購入しましたが、やっぱりというべきか興味深い内容が次から次へと盛り込まれており、大満足の読書体験でした。歴史とは何かという深遠なテーマを、多様な角度から、しかも面白く切り込んでいく様子が痛快でした。

    歴史、そして読書の愉悦☆5つ

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    2021年09月16日
  • パンツが見える。 羞恥心の現代史

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    女性の下着の歴史。戦前には下着なんて履いていなかったという所からの考察。そして、対比される男性の興味。下着はいつから煽情の的になったのか。ラッキーでパンチラが見えるなんていうのはレベルが低い。昔はラッキーで陰部が見えたのだという。羞恥心も今と昔では違う。確かに、外国では女性も下着を平気で人目につくところに干している。面白い!ただ、後々、延々に続くパンツ談義に胃もたれしてきます。

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    2021年07月12日
  • 大阪的 「おもろいおばはん」は、こうしてつくられた

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    産経新聞に連載された「井上章一の大阪まみれ」を改題。
    東京から見ると、大阪は、吉本興業に代表されるようなお笑い芸人のような人ばかりいる街とか、エロい街とか、食い倒れと称して、たこ焼きやホルモン焼きのようなB級グルメばかりだと思われている等々、大阪に対する中央の偏見に対して、京都生まれの著者が、大阪人に代わって、その反論を試みながら、一つの文化論にまとめ上げている。

    <目次>
    第1章  大阪人はおもしろい?
    第2章  阪神ファンがふえた訳
    第3章  エロい街だとはやされて
    第4章  美しい人は阪急神戸線の沿線に
    第5章  音楽の都
    第6章  「食いだおれ」と言われても
    第7章  アメリカの影

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    2021年04月26日
  • 美人論

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    美人の論じ方を論じた本。徹底的に調べ尽くして、違和感の裏側に流れてきたメカニズムを指摘する。こういうことを言いたいのかなと思って読んでいると、その先を行き、ひっくり返して、さらに別角度から執拗に攻めてくる。
    そして、著者は論の外側でニヤニヤしている感じがする。あとがきや巻末エッセイまで気が抜けない。この知性に脱帽。たまらなく好きな本に出会った。

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    2020年10月31日
  • 日本の醜さについて 都市とエゴイズム

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    美しい国、って最近聞かなくなったね。
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    建築家・安藤忠雄の仕事に「住吉の長屋」というものがある。17坪の敷地に建つ、雨の日にはリビングからダイニングへは傘が必要、ということでも知られている。

    本書はこれをとりあげて、ヨーロッパではとうとう成立しなかったブルジョワ革命がみのったのだ、と揶揄している。

    日本の良さは、和をもって貴し、ということになっているが、じつのところどうだ。そんな街並みは日本中探してもほんの少ししか無い。あったとしても法的な制約からで、建主の権利・主張によって成立しているわけではない。

    町人が町人という身分から解き放たれて、好き勝手なものを建てて良い、とい

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    2022年06月01日
  • 大阪的 「おもろいおばはん」は、こうしてつくられた

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     タイトルの「大阪的」とは何だろうか?笑い,ボケとツッコミ,夫婦善哉,通天閣,阪神タイガース,ナニワ金融道etc.――そうした我々の「常識」を覆し,戦後復興期あたりまで存在していた本来の「大阪的」なものを探求する図書。それは,大阪自体が持っていたポテンシャルの過小評価に対する再検討でもあり,大阪にあった「山の手」文化に対する再評価でもある。
     しばしば東京人は東京の対極的位置づけとして「大阪」を例示する。しかし,本当に「大阪的」なものは,実のところ,「東京っぽさ」の裏返しである面を持つ。第4章「美しい人は阪急神戸線の沿線に」を読めば,いわゆる「神戸的」なものこそが,本来の「大阪的」なものであり

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    2019年01月18日
  • 日本史のミカタ

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    それぞれ一家言ある井上・本郷両先生の対談本。鎌倉期から幕末まで流れる経済の底流や、実体的な力を失った後の朝廷の生き残り戦略、 など参考になる切り口が多かったです。井上先生の発言が要所要所関西弁なのが面白い。

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    2018年10月25日
  • 京都ぎらい

    購入済み

    面白い❗

    改めて、自身が住まう京都を、様々な角度から書き記された書物。
    新鮮な内容だった。
    「京都好き」の人々にお勧めする。

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    2018年10月24日