京都ぎらい 官能篇

京都ぎらい 官能篇

850円 (税込)

4pt

あの古都は、まだとんでもない知られざる歴史を秘めている。京都が千年「みやこ」であり続けた秘密は「京おんな」。その惑わす力で権力者をからめとってきた朝廷。人生をくるわせるほどの女性を生む魔性の舞台装置としての京都。日本史の見方が一変する一冊!

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京都ぎらい 官能篇 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年06月03日

    前作に続くコアな京都文化の、「京都府民」である著者による紹介です。本作は特にその風俗に焦点を当てた内容で、京都の風俗について紹介され、とても興味深い内容でした。また「本当は好きなくせに」について言及され、その思いを何となく理解できる反面、少し遠目でニヤけて拝見させていただきました。

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    Posted by ブクログ 2019年02月18日

    京都の、都だった時代の京の別の姿を教えてもらいました。やはり美女には敵わない。それが政治システムに組み込まれていたのが興味深かった。

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    Posted by ブクログ 2018年02月27日

    2018.3rd
    前作が面白かったので、手に取ってみました。
    前作が京都の洛中洛外の対立構図を基本として多様なトピックに触れられていたのに対して、今作では徹頭徹尾京都とエロスの関係性について語られています。
    朝廷政治において性の果たした役割がいかに大きいか!筆者の想像に及ぶ部分は多々あるものの読んで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年01月19日

    著者は京都大学建築学科卒業の教授。
    京都府生まれ。洛中に住む人々を 観察してきた長年の経験。
    ノスタルジーと 知的な頭脳と 還暦すぎてからの 人間への愛着と達観。
    おもしろい!!!

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    Posted by ブクログ 2022年12月12日

    ベストセラーの前著に比べると物足りなさを感じる。特に後半の古典文学の解釈と「京都ぎらい」のタイトルに整合性がない。古典からの引用や実証から京都の過去の風景を偲ぶ作業は面白く読めるが、それで「嫌い」になることとは別の価値観、世界観と言えるだろう。実際筆者も「嫌い」と言う感情は文中ほぼ表出してこない。申...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年04月12日

    70年代に京都旅行に来ていた女性がたくさんいたという話から、人気芸姑、数寄屋は妾の家だったとかの雑多な京都+女性論。段々と後半は歴史の話登場。

    大化の改新の詔で、形容端正な女子を朝廷に差し出せと命令したとか、そんな話が多くなる。「京都ぎらい 官能編」というタイトルとはほぼ無関係なのは、景表法違反的...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年12月07日

    京都は性的にも時代の最先端を行っていた歴史について「軽い」タッチで書かれていた本。
    官能篇とあるけれど、別にドギツイことはなかったです。

    京おんなについて全部書かれてなんていないので、むしろ本の帯が良くない。
    出版社の宣伝間違いでむしろ評価が下がったのでは?(苦笑)

    文章は軽いんだけど、内容は薄...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年06月01日

    このシリーズは面白いが、今回は正直「京都ぎらい」をテーマとする本ではなく、京都でその昔展開された色恋の話をあれこれ提示している。一つ一つのエピソードは面白いが、まとまりに欠ける感がある。とはいえ、後半の「とはずがたり」の下りはとても面白かった。

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    Posted by ブクログ 2018年06月10日

    京都の女性にまつわる観点から論じてみた内容。

    京都は都であり政治の中心であったのだから、女性にまつわる話が多かったのは必然ではないか?
    でも大阪に比べると京都の方が柔らかいイメージが先行しているのでいやらしさは感じていなかった。
    でも、実情は権力と相まってドロドロしていたんだろうな。

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    Posted by ブクログ 2018年04月28日

    前作の痛快さはないよね。「京都ぎらい」というタイトルとはニュアンスがだいぶん異なる仕上がり。歴史に登場する女性に思いをはせるエッセイととると楽しい。桂離宮の件りはは好きだなぁ。事情も分かるけど、遊郭と同じ建築様式だったことには触れないで欲しいとする宮内庁ってなんだかなぁ。

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