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【日本人の行動パターンを読み解くうえで「形」と「見立て」は重要な要素です】(文中より引用)
教科書的な歴史から離れ、人生を豊かにする歴史の「ミカタ」とは何かを語り尽くした対談録。著者は、国際日本文化研究センターで上司・部下の関係でもある井上章一と磯田道史。
この2人が語り手とあっては面白くないはずがないと思い購入しましたが、やっぱりというべきか興味深い内容が次から次へと盛り込まれており、大満足の読書体験でした。歴史とは何かという深遠なテーマを、多様な角度から、しかも面白く切り込んでいく様子が痛快でした。
歴史、そして読書の愉悦☆5つ
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お二方とも大好きな先生です。
そんな先生方に聞いてみたい。
再来年の大河、紫式部が主人公と決まりましたよ。
『源氏物語』好きで、映像化されたものをイロイロと観てきましたが、どれもイマイチ!
果たして、再来年どうなるのか?
令和になって、愛人がいる方々が主人公になっていて、より挑戦的になっていますね。NHKさん頑張ってますね。楽しみにしています。
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井上章一さんと磯田道史さんの対談なら面白いに決まっている、と思って買ってきたのですが、双方とも若干遠慮が入ってますかね?無茶苦茶面白いというわけではないです。内容的にも司馬史観で止まっている人や最近文庫になった訂正の多い日本通史を読む人には目新しいのかな?とも思いますが、歴史を勉強している人であれば、このくらいの視野の広さは必須だろうという気もします。
と言いつつそれなりに面白いので、この二人の対談、次回はぜひ英雄たちの選択スペシャルとしてBSPで4時間くらいやって欲しいです。
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対談形式の為か、非常に読みやすい。
対話の中に、貴重なヒントが散りばめられていて面白かった。
学ぶこと、考えることの楽しみについて語られた本でもあると思う。
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<目次>
はじめに 歴史は「ミカタ」だ
第1章 歴史が動く時
第2章 歴史は繰り返されるか
第3章 歴史の表と裏
第4章 日本史の特徴
第5章 時代で変わる英雄像
<内容>
井上章一さんの「ミカタ」三部作の第三弾。第1弾は『日本史のミカタ』(本郷和人さんと)、第2弾は『世界史のミカタ』(佐藤賢一さんと)。2作目は読んでないが、井上さんのちょっとずれた「ミカタ」がこの本でも随所に出ている。今回の磯田さんは、井上さんの職場の部下(京都の日文研)。ちょっとやりにくそうだが、史料にまっすぐ向き合っている磯田さんなりの、歴史のミカタが随所に現れ、なかなか面白い。最後のほうに書かれているが、「歴史は時代によって(ミカタが)変わる」ことを意識することと、日本人に多いらしい「つまらない完璧さ」をいかに排除するか。もののミカタの多面性を、歴史からも伝えたいと思います。
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歴史についての対談だが、いまいち噛み合っていない感じ。それぞれは面白い著作があるのだが、関心の持ち方が異なるのか、うまく話が乗れていない。正史以外の見方をしようと言うのはいいが、それは史料に基づかなければ小説ではないか?イフを考えるのもいいが、正史があった上でのことだと思う。職場柄やむを得ないのだろうが、京都ネタが多い。
雑知識としては面白いのだが、それにとどまると感じた。
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はじめに ではこんな文章がある。教科書で学ぶ歴史は「歴史のココを見ろ」と指定されたミカタ。ちょっと大人になって司馬遼太郎などの歴史小説を読むのは「団体バスツアー」の歴史のミカタ。歴史の本当のおもしろさはある程度歴史知識ができた時点で、大人の人生経験をもとに、自分のみたい歴史の部分を「自分のミカタ」で見るところにある。
井上章一と磯田道史の対談の本だったが、楽しく読めた。
日本は中継ぎとはいえ、女帝が多い(8人10代)というのは意外だった。
本当にさまざまな観点から歴史は捉えられるんだなと、いうのが感想。ただ、やっぱり対談形式は内容が薄い気がしてしまう。