あらすじ
水辺に誘われる人たち
1985年・2003年・2005年・2023年、阪神タイガースがセ・リーグ優勝を果たすと、
歓喜したファンは戎橋、およびそのほとりから道頓堀川に飛び込んだ。
いわゆる道頓堀ダイブである。川への飛び込みは今や、納屋橋から堀川へ飛び込む中日ファン、
福博であい橋から那珂川へ飛び込むソフトバンクファン、ハロウィンや年末のカウントダウンでも見られるようになった。
なぜ、喜びのあまり我を忘れた人は、都市の川に飛び込むのか。
著者は、その理由を目抜き通り(御堂筋)に引き寄せられた人たちが
水辺(道頓堀)に向かう様から読み解いていく。近代から現代にかけて変容した都市と
人間の姿を浮かび上がらせたユニークな文化論!
(以下、目次より)
・御堂筋パレードの原点は
・球団の夢、電鉄の夢
・空席がめだつ甲子園
・フーリガンのはけぐちは
・それでも、川にはとびこんだ
・道頓堀のマスコット
・カーネル・サンダース、ふたたび
・ダイビングは拡散して
・水面からはへだてられ
・道頓堀と御堂筋
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Posted by ブクログ
根っからの阪神ファンだが、知らないことが多すぎた。
御堂筋にまつわるさまざまな球団史を知ることができたし、今後阪神の優勝パレードが行われるときには注目したいところが増えた。
Posted by ブクログ
大阪の地理を、野球的に語る。
なにこれ、全然知らない、
というか私は野球ファンでも何でもないので、セ・リーグとパ・リーグが何なのかも知らないレベルなのですが、
こういうふうに一つ具体的に考えさせられるとちょっと興味を持てました。
「阪神」は地元ですが阪神についてもあの奇抜なユニフォーム、ぐらいしか知らなかったなか、この本は著者の空想?敵なところも入っていて、SFフィクションみたいな話もあって、
結局私は事実を知ったのかどうかはよく分かりませんが、とにかく新たな視点を得ました。
第一部は、凱旋パレードのごとく関西圏では象徴的なイベントらしい、「御堂筋パレード」について。
第二部は、阪神ファンに始まる、道頓堀のダイビング行為について。
なんだか歴史小説っぽかったですがおもしろかったです。
地元民じゃないと少し詳しすぎるかな。