小田菜摘のレビュー一覧
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購入済み
敵が次々
手強い敵となる女人が次々と出てきました。一人は降りたけど、最後の敵は意外と怖そう。きれいな決着にはほど遠いのですが、数巻引っ張るのでしょうか。一話完結的な進め方の方が好みですが、その分しっかりと爽快な仕返しをしてくれることを期待します。
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購入済み
太宰府が舞台
太宰府が舞台なんて、嬉しいです。
4、50年前の展示室って、どこもこんな感じでしたよ。
言葉は佐賀か筑後の西の方みたいです。太宰府の神職や、お茶屋でこんな言葉をしゃべる人はいましたね。
天満宮の社宅は寝殿造りばっかりでしたし、奈良なんかも同じじゃないかと思います。
大阪の文系学者とメールを交わしたことがありますが、ヒロインを彼女とだぶらせて読みました。 -
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ネタバレ伊子惑いまくり、揺れまくりのシリーズ第4巻
色々な意味でかわしきれなくなって来た。
尚侍として嵩那とともに後宮の様々な事件を乗り越え、帝と嵩那の人柄と気持ちを知れば知るほど、伊子の心の惑いも深くなる。
そんな伊子に惑っているのかと問いかける嵩那。
どうする伊子?
立場を考えれば口には出せない気持ちも時には堰を切る。
ひとの気持ちを利用しようと謀略を張り巡らせる女宮の心は恐ろしくも悲しい。
しかし、自分の立場よりも娘の幸せを純粋に願ってくれる父親の気持ちに謀略は効かない。
どうする伊子?
自分の気持ちに嘘はつけないよ。
やっと一歩を踏み出す踏ん切りが着いたみたいだね。
これからが大変だ -
購入済み
甘ったるいご都合主義オンリーのラブコメ小説ではなく
シビアな観点や心情、リアリティのある言動が多々あり、そこがこの小説の面白さを底上げしている
勿論ラブコメなのでガチガチの感じではなく甘さも充分ある
脱毛の話や閨房の話を初対面の男としたりする、なかなか他のラブコメ小説では見ない斬新さだったw -
Posted by ブクログ
ネタバレ最近のお気に入りのシリーズです。
今回は宮中でのお話ですけど、暁の後見人の縋子様という、塔子がかすむくらいの豪快な方が登場。塔子が自分よりすごい彼女を見て、自分が奇矯な姫って言われるのはなんか理不尽って感じてるところ、ちょっと笑いました。
暁は塔子に惹かれているけど、塔子には貴哉がいると思って塔子を熊野の帰そうと考えて、でもやっぱり離れたくないって葛藤しているところは、青春って感じでなんともいえません。(暁ってでも二十歳を超えてたんでしたっけ?)
特に泥酔して寝ている塔子の髪に口づけるシーンは、凪かすみさんのイラストともあいまって、切なくなりました。
あと、東宮=暁とばれるシーン、縋子が -
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Posted by ブクログ
いつもはコバルト文庫で活躍されている作家さんで、好きな方だったので買ってみたのですが、なんだか雰囲気が違って少しびっくりしました。あとがきでラブコメだとおっしゃっていたので、コバルト文庫の歴史物のような重厚さのあるシリーズとはノリが違うのも納得かも。
最初はどうなるのかなと若干構えながら読み始めましたが、期待以上に面白かったです。時代背景や国家同士の設定もさすがに練られていて、不思議なリアリティがあるのがすごい。それから、主人公に好感が持てた。ただ突っ走るんじゃなくて、ちゃんと前向きに、自分に出来ることを頑張ってる姿勢は、素直にいいなと思えました。次巻もあれば、楽しみにしてます。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ久しぶりの「そして花嫁は恋を知る」シリーズですが、これは、1巻と2巻の中間くらいの時代設定らしいです。
姉が亡くなったために、義兄と結婚することになったブラーナ皇女のリュビアは、義兄の突然の死で、義兄の息子のアレグと結婚。これだけ読むと、なんか家族間でギスギスした感じがするのかと思いましたけど、そんな感じはさらっと終了して、最初からいい感じの二人になってました。
そこに水を差すのは、リュビアの持つ持参金の港と、対立する宗教。やっぱり、「そして花嫁は恋を知る」を読むときは、宗教の話は外せません。
宗教に絡んで、2人の王子様が出てくるのですが、2人ともいいキャラでしたね。ルヴィックは天然入っ