小田菜摘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かった。読んでいると忘れそうになるも、時折引き戻される伊子の年齢。まあ、平安時代なので孫がいてもいい年齢ではある。しかも、ちょっと年下の超男前宮様が元彼で、半分の年齢の帝からも求愛されているという、恋愛小説らしいモテモテで、仕事もできる美婆。これこそラノベ恋愛無双。
今回は本当の犯罪(誤解ではない)が起きて、その謎解きをする。
仕事仲間に嫌われている性格の悪い女官、嫌われていたり、貧乏だったりすると犯罪が起きたときに犯人に仕立て上げられる傾向にある、というのをおもいださされた。危険な大衆心理を上手く話にもりこんでいる。
「さりなれど私は、尚侍の君がご自分で仰せになるほど、主上と不釣合いだ -
Posted by ブクログ
面白い!!最近平安のお姫様ものをちょいちょいと読んでいるので、ネトであなたはこれもお好きでは?とお節介A iに平安ラノベを勧められることが多くなったんだが、そのなかでなんとなく惹かれたので手に取ってみた。
なんと、いきおくれ女子というかなり危険なテーマの30すぎ独身女性のファンタジーともいえるのでは。平安時代の32歳、”あまりにも高齢”と言われる主人公伊子は、もともと先の東宮、今上の父に入内するはずだった左大臣の大君(長女)。中宮になるための妃教育を受けて育って、しかし入内しなかったという、まあ、源氏でいうところの葵のような生い立ちだが、色々あって性格は拗れていない、そして、結婚もしていなかっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ友達に業績を横取りされて太宰府に飛ばされた現代の女性研究者が天神様(菅原道真)に出逢う話。
設定は非常に魅力的。
研究者が学問の神様に出逢えたら、それはもういろんな発見やらなんやらがあるだろうとわくわくしたのだけど、どうもそう言う話にはならなかった。
人に貶められた境遇が似ていることから、天神様とのやり取りで相手への怒りや自分の境遇への悲しさを乗り越えようとするお話だった。
ただ、そのために一冊丸々使われているのはちょっと引っ張りすぎかなと思った。
天神様の良さもあんまりでなかったしね。
逆に将門命の方は魅力的だった。
日本三大怨霊のうち二人まで登場するので、どうせなら三人とも出して欲しかっ