後宮の薬師(二) 平安なぞとき診療日記

後宮の薬師(二) 平安なぞとき診療日記

730円 (税込)

3pt

博多の唐坊で、胡人の父から医術を学んだ娘・瑞蓮が京の都へ来て一ヶ月。女医(薬師)として、後宮の姫たちから信頼を得た瑞蓮は、難病や女性ならではの病、悩みに応えるべく奔走していた。しかし姫や女房たちは祟りや呪詛を恐れることが多く、その一方で、最大の関心事は、誰が次期東宮の子を産むのかということ。そんななか、帥の宮の妃・大姫から不妊の相談を受けた瑞蓮、そして共に働く若き医官・和気樹雨は……。治療法について悩む瑞蓮に対し、道を示してくれたのは、博識な施薬院の医官・丹波康頼、そして意外にも、陰陽寮の学生で瑞蓮を慕う安倍晴明だった。最初は御所に馴染めなかった瑞蓮だが、しだいにそこで自分の居場所を見つけていく。若き女医が医学の知識を駆使して後宮で起きる様々な事件に立ち向かっていく、平安ミステリー。「平安あや解き草紙」シリーズが人気の著者による「お仕事小説」第二弾! 文庫書き下ろし。

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後宮の薬師 平安なぞとき診療日記 のシリーズ作品

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 後宮の薬師 平安なぞとき診療日記
    699円 (税込)
    百花繚乱の後宮で怪事件が――。大陸から海を渡ってきた父に医術を学んだ娘・安瑞蓮【あん・すいれん】は、腕を見込まれて博多から上京。陰謀渦巻く都の後宮で、御簾【みす】の向こうの姫や女房達の身体や心の治療にあたるうち、奇っ怪な事件に巻き込まれていく。呪詛をしたのはいったい誰なのか。次の東宮になる思いがけない人物とは。瑞蓮と共に働くのは、若き医官の和気樹雨【わけの・きう】、ベテラン医官の石上崇高【いそかみの・むねたか】、それに加え、陰陽寮の学生・安倍晴明も現われて……。様々な噂が飛び交うなか、若き女医(薬師)が医学の知識を駆使して事件の解明に果敢に挑む、平安ミステリー。「平安あや解き草紙」シリーズが人気の著者による、女医を主人公にした「お仕事小説」。
  • 後宮の薬師(二) 平安なぞとき診療日記
    730円 (税込)
    博多の唐坊で、胡人の父から医術を学んだ娘・瑞蓮が京の都へ来て一ヶ月。女医(薬師)として、後宮の姫たちから信頼を得た瑞蓮は、難病や女性ならではの病、悩みに応えるべく奔走していた。しかし姫や女房たちは祟りや呪詛を恐れることが多く、その一方で、最大の関心事は、誰が次期東宮の子を産むのかということ。そんななか、帥の宮の妃・大姫から不妊の相談を受けた瑞蓮、そして共に働く若き医官・和気樹雨は……。治療法について悩む瑞蓮に対し、道を示してくれたのは、博識な施薬院の医官・丹波康頼、そして意外にも、陰陽寮の学生で瑞蓮を慕う安倍晴明だった。最初は御所に馴染めなかった瑞蓮だが、しだいにそこで自分の居場所を見つけていく。若き女医が医学の知識を駆使して後宮で起きる様々な事件に立ち向かっていく、平安ミステリー。「平安あや解き草紙」シリーズが人気の著者による「お仕事小説」第二弾! 文庫書き下ろし。
  • 後宮の薬師(三) 平安なぞとき診療日記
    750円 (税込)
    太后(おおきさき)の体調が優れない。にもかかわらず太后は、祈祷や祓(はらえ)に頼り、医師の診察を受けないという。病か、それとも物の怪の仕業か――。胡人である父から医術を学び、京の後宮へやって来た瑞蓮(すいれん)は、祖母を心配する王女御(おうのにょうご)に依頼され、太后のもとを訪れるが、そこには太后お気に入りの陰陽師・大津氏が出入りしていた。しかしその大津陰陽師が、かちかちと歯を鳴らし始め、瑞蓮は流行病を疑う。祭祀や祈祷を生業とする大津氏は、己が「物の怪」にとり憑かれたとして祓おうとするが……。陰陽寮の学生として、安倍晴明も登場! 瑞蓮が、若き医官・樹雨(きう)とともに後宮のやんごとなき人々の相談にのりつつ、宮中で起きる奇怪な事件を解決していく平安お仕事ミステリー第三弾。文庫書き下ろし。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

後宮の薬師(二) 平安なぞとき診療日記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    このシリーズ大好きです。物の怪だの呪いだのがはびこる平安京で、病の原因は何かと根気強く調査を続けるミステリー小説でもある。今回は不妊や障害がテーマになっており、道徳としても難しいテーマを考えさせる内容だった。

    0
    2022年06月19日

    Posted by ブクログ

    小田菜摘の3冊目.極端な悪人も登場しないので,安心して読める作品で平安ものとしては2冊目.心理描写もうまく,この作家のファンになってしまった.次作が出たら読みたい.

    0
    2023年07月14日

    Posted by ブクログ

    後宮の姫たちから信頼を得た瑞蓮が大活躍です。

    医学が発展した今ですら不妊は女性に対し風当たりの強いことですが、当時(というか、つい最近まで)は全てを女性が背負っていたと思うと、優しく公平に寄り添ってくれる女医さんは心強いと思いました。

    症状から診たて丁寧に診察することで、怨霊が信じられている時代

    0
    2023年03月04日

    Posted by ブクログ

    後宮の女医として留めおかれた瑞蓮
    女性ならではの相談が持ち込まれる中、症状の裏側を探って行く様子にハラハラとしつつ、和気医官の成長著しさが眩しい今巻
    後宮の重圧はいつの時代も辛そうです

    怨霊や呪詛が強く信じられていた後宮で、『医官として』戦う瑞蓮と樹雨を今後も応援したい物語
    京に長く居るうちに訪れ

    0
    2022年09月22日

    Posted by ブクログ

     博多の唐坊で胡人の父から医術を学んだ瑞蓮。京の都へ来て1ヶ月が過ぎ、後宮の姫達から信頼を得て難病や婦人病などの相談を受けていた。そん中、妃から不妊の相談を受け…

     現代医学では考えられない物が当時にあったのが新鮮でした。
     そして、瑞蓮の頭の回転の速さに脱帽でした。後宮故の問題もありましたが、妃

    0
    2022年07月26日

    Posted by ブクログ

    1巻より面白くなった。
    薬としての昆虫食、原因が”呪い”にされがちな平安の、
    呪いに逃げない薬師の話。帥の宮がおもろい。

    0
    2024年03月02日

    Posted by ブクログ

    呪いが身近なものであると感じ、心身の不調の原因だと思い込んでしまう平安時代の人…それは仕方ない中で対処しようする瑞蓮や樹雨、丹波医官、もどかしい部分もたくさんあるだろう
    不妊治療は現代でもデリケートな問題、世継ぎ争いが絡んでくる当時の姫たちは相当ストレスだったろうな
    向上心を忘れずに病と向き合う姿勢

    0
    2024年02月26日

    Posted by ブクログ

    父を胡人に持つ主人公の瑞蓮は、都では異彩を放つ薬師。今回は女性の病について、いろいろと治療を重ねる。病の原因を探る姿や他の人々へのちょっとした感情の揺らぎなどがリアルな感じでいい。四肢の筋肉が衰えていく病の朱宮への若き医師・樹雨の思いも眩しい。

    0
    2023年03月24日

    Posted by ブクログ

    気の病いに逃げない!
    という部分は耳が痛い。
    リハビリ的な部分は描写が難しく、今後どうなるか。
    まだ全体的にキャラクターが確立していないかな?

    0
    2022年08月26日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     今巻では婦人病に関わる話が中心になっていました。

     月経に関する問題もあり、この時代の月経の研究に興味があるものでとても楽しめました。

     医学が進んだ現代でも不妊は大きな問題だし、それが帝の妃に関することであれば国家的な問題になるわけですから。

     しかも、この時代にはまだ呪いや呪詛、祟りが信

    0
    2022年06月13日

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