小田菜摘のレビュー一覧
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ネタバレ前巻の「緑の森を統べる姫」のちょっとあとのお話ですが、主人公はエリスセレナの姉姫でした。
エリスセレナの結婚式のシーンが見たい!って思ってたんですけど、ちょっとだけ書かれてました。
今回のアンナマリアの相手は、冷酷な人物といわれる、フェラン。
せっかく出迎えてきてくれていたのに、刺客が襲ってきて、目の前で人が死んだら、皇女じゃなくても驚きます。でも、どっちかっていうと、冷酷っていうよりは、自分は何を言われても、相手のことをちゃんと考えられる人だと思いました。
アンナマリアが昔馴染みのレトムゥールと仲良くしていたのを見たり、結婚式のあと嫌がられたら(刺客に襲われたあとだけど。。)、誰だって、アンナマリアがレトムゥールのことを好きで、自分を拒んでいると思いますよね。
最後までずっとアンナマリアがレトムゥールを好きだと勘違いして、「レトムゥールと一緒に行けばいい」と行ったフェランに、アンナマリアが好きだと告白した後のフェラン。「触れてもよかったのか」って抱きしめるシーン、いいです!
レトムゥールも好きだったんだけど、亡命しちゃいました。
またいつか彼の話が見たいです。 -
Posted by ブクログ
婚約者が急死!?
政略結婚をするために遠路はるばるやってきた主人公は
一体どうなるの?どうするの?と、ぐいぐい引き込まれていきます。
終始、陰謀に満ちていて、少々どろどろしてる、かも。
そんな中で二人の仲はどうなっていくが読みがいがあります。
主人公は「赤毛のアン」のごとく、
その髪を「ニンジン」と表現されて辟易しているようですが、
その「ニンジンのような色」は
他にこうしたたとえもあるんだ!とびっくりしたりもしました。
真顔でその気どころか自覚もなく(!)
口説き文句ととられかねないことを言うヒーロー。
いざという時は騎士として主人公を守るヒーロー。
かと思ったら、修道騎士として戒律を守るべく、
主人公との接近に慌てるヒーロー。
一人の中に何人も混在しているような
(いくつもの人格とでもいうのか)
ヒーローがとても良い。
女帝の息女というだけあって聡明な主人公も、カッコイイ。 -
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『そして花嫁は恋を知る』シリーズの第3弾。
舞台は灼熱の砂漠。時代は5〜6世紀あたり。
主人公はブラーナ帝国でつい先日まで薬師をしていたユスティニア。
そのユスティニアの元に王弟からの使いが訪れ、彼女はワケが分からないまま王宮へ。
ユスティニアは王弟・クレイオスにこう言われる。
『私の娘として、ブラーナ皇女として、そなたはネプティス王国に嫁ぐのだ』
今までその存在さえ無視されて街娘として育ったユスティニアは父の命令により、
ネプティス王国へと嫁ぐことになった。
しかし、ネプティス王国へと向かう道中でブラーナの支配に反感を持つネプティスの反乱軍に誘拐されてしまう。
反乱軍のリーダー・ナティールは皇女との引き換えに王宮に捕まっている反乱軍の仲間の解放を求めるが・・・。
このシリーズは時代背景とか歴史とかの描写がしっかりと書かれていて安心して読めます。
今回の皇女・ユスティニアは薬師として街中で暮らしていた、にわか皇女。
なので皇女としての考え方とか義務とか、そういった考えはほとんど持ってません。
けれど、その分相手役のナティールがしっかりとそうした考えを持ってます。
でも、ナティールがユスティニアをどう想っているのかは分かりにくかったような・・・。
あ。でも途中途中で態度が変わってきましたし、初恋だろうって書いてあったし、
お互い、まだこの気持ちをしっかりと恋とは自覚してはいなかったんだろうな〜とも思います。
まぁ、『恋を知る』ですから、これで良いのかと。
初々しい感じがして爽やかでした。
もう少しラブがあっても良かったですけれどwww
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Posted by ブクログ
『そして花嫁は恋をする』シリーズ第2弾、「白銀の都へ旅立つ姫」。
1巻の時代の500年後の話。主人公も違います。
かつて栄華を極めたブラーナ帝国は今や敵国に滅ぼされる危機に面していた。
世継ぎの皇女・アグライアは援軍を頼むためフレンドル公国へと旅立つ。
しかし、そこで出会った前大公の嫡男・ユーリはこう言い放つ。
『姫君が俺の花嫁になるというのなら、援軍を考えないでもない」
母国を救うためにアグライアは偽りの婚約を彼と交わすが―――。
最初は苦手意識を感じまくっていたユーリにだんだんと惹かれていくアグライア。
今回は1巻よりもラブな要素は多かったような気がします。
そして相変わらず親子の対立がスゴイ(笑)
今回はユーリとその母でしたが。
というか毎回、母親の性格が強烈ww
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Posted by ブクログ
ネタバレ事故で両目の視力を失った蒼。
角膜移植さえすれば見えるようになる、
そう思うとかえって何もやる気になれない。高
校もやめ、漠然とした不安の中にいる彼に
声をかけてきたのが、女子大生の友希だった。
二人は惹かれ合い恋人になるが、蒼の移植手術が、友希との別れを意味していた。
視力を失った恋人たち、というテーマ自体は王道だが、
蒼の視点だけで語られる構成が効いている。
ヒロインの視点は最後まで描かれず、
なぜ友希が彼に声をかけたのかが謎として残り続ける。
見えないからこそ、香りや声で相手を感じ取る描写が細やかで、
タイトルの通り、恋が香りとして立ち上がってくる。
友希の破天荒な性格には正直少し苛立った。
指導員にしては不躾すぎるし、蒼を振り回すところがある。
ただ、その理由が終盤で分かると、
彼女の言動の見え方が変わってくる。