【感想・ネタバレ】革命は恋のはじまり5 ~つながる想いと開ける未来~のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年08月15日

シリーズ5巻で最終巻。

教員になるための最終試験の研修先が発表され、ナクシュデルひとりだけが首都から遠く離れた辺境の村に派遣されることになってしまった。そのことを不当に思うけれど、もしかしたらリュステムとのことが関係しているのかもしれない、とナクシュデルはリュステムにも相談できないままでいた。けれ...続きを読むど出発間際になり、リュステムは茶会でパキーゼからそのことを聞いてしまい、荷造りをしているナクシュデルの元に飛び込んでくる。

リュステムとの仲を周囲に認めてもらうため、そして、何より自分の「教師になりたい」という夢のため、遠く離れた辺境の村で教師としての研修を始めたナクシュデル。旅立ちの日に喧嘩をしてずっと会ってなかったリュステムが見送りに来てくれたシーンは胸にグッときました。あと、子どもたちのために何とかして力になりたいと頑張るナクシュデルのひたむきさに彼女の成長を感じました。頑張る人は誰かがどこかでちゃんと見ててくれて認めてくれるんだな、と。頑張ってきて良かったね、ナクシュデル。
辺境の村までナクシュデルに会いにリュステムがやってきて、雪のため同じ宿に泊まることになった時の反応も実にリュステムらしく、ちょっと笑いました。誠実で根が真面目な2人はきっと結婚まで清らかな関係を貫きそう(笑)主要キャラ2人以外のキャラもいい味出していたので、最後まで楽しんで読めた作品でした。ズルズルと長く続くよりはサクッと綺麗に終わっていたので良かったんじゃないでしょうか。お幸せに。

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