あらすじ
皇女なのに、離宮で暮らすイリアティーヌ。父の後妻である現皇妃が苦手で、宮廷生活から遠ざかっていたのだ。そこへ結婚相手として紹介されたのが、若き将軍シリウスだった。ところが、彼はこの話を断るつもりだという。イリアティーヌの夫になれば、次期皇帝になれるのに。驚いたイリアティーヌだが、実は彼とは九年前に出会っていたことに気がついて…? 帝国の歴史を変える、運命の恋。
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Posted by ブクログ
今まで少しだけ語られてきたグラディアス帝のお話です。
シリーズ通して一番読み応えがあったと思います。
印象としてはヒーローヒロインの絡みも一番多かったかな?
テーマ的に重たい話でしたが、随所にラブ要素もあり面白かったです。
Posted by ブクログ
そうかあのヒロインたちのご先祖なんだーとドキドキしました。
悪女な王妃、もう少しぶちかましてもよかったかなと。
いや、結構楽しみましたけどね(笑)
Posted by ブクログ
「そして花嫁は恋を知る」の中で一番古いお話で、これまでのお話の中で、チラチラ出てきてた「賢帝グラディアス」のお話。シリウス、かっこいいです♪
ブラーナ帝国って、ローマ帝国だったんだって思うくらい、ローマ帝国を思い浮かべそうなキーワードがいっぱいでした。
皇女イリアティーヌは継母の皇妃ファウスタと馴染めず、離宮暮らし。父である皇帝からシリウスとの結婚を示唆されたイリアティーヌですが、シリウスからは結婚はしないと言われてしまいます。
そんなシリウスの事情を知った上でも、どんどんシリウスに惹かれていくイリアティーヌ。シリウスが侍女であるエイレーネに惹かれているように感じ、それにやきもちやいたりもして、なんか切ない感じがします。
最後には、シリウスがイリアティーヌに結婚を申し込むのですが、シリウスがイリアティーヌに惹かれていたのか経過がちょっと分かりづらかったです。まあ、このシリーズではこんな感じが普通なのかもしれませんけど。。
奴隷制度や新興宗教の問題も絡んで、結構重いテーマのお話でしたが、最後は無事二人は結婚。彼らの子供たちから「紅の沙漠をわたる姫」のユスティニアとかにつながるんですね。
このシリーズの元になるので、読んで損はないと思います。
Posted by ブクログ
シリーズ9冊目。お姫様とか王子様が出てくるけれど、割とシリアスだったり王宮のドロドロとかも書かれてたりして甘すぎないんですが、基本ハッピーエンドなので読後感は良いお話です。