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Posted by ブクログ
平安宮中お仕事物語の4巻目。
3つのエピソードが描かれてて、2話目まではああいつものお話だなあと思って読んでいた。
ところが、3つめで女宮が出てきたところで俄然緊張感が高まって、それまでの予定調和的な暢気な気分が吹き飛んでしまった。
女宮はある意味妖怪ですな。
そしてカノコを巡る三角関係は彼女たちだけの問題ではなく、天皇の後継問題を含んだ大きな権力闘争の渦の中心になってしまった。
なんだかずっと秘めて置かれていた伏線がいきなり大きな壁となって発動した様な感がする。
そして伊子は遂に一つの決断をする。
いやあ、次巻、凄い波乱の予感。
それにしても個人的には帝に同情してしまう。
切ない……
Posted by ブクログ
伊子惑いまくり、揺れまくりのシリーズ第4巻
色々な意味でかわしきれなくなって来た。
尚侍として嵩那とともに後宮の様々な事件を乗り越え、帝と嵩那の人柄と気持ちを知れば知るほど、伊子の心の惑いも深くなる。
そんな伊子に惑っているのかと問いかける嵩那。
どうする伊子?
立場を考えれば口には出せない気持ちも時には堰を切る。
ひとの気持ちを利用しようと謀略を張り巡らせる女宮の心は恐ろしくも悲しい。
しかし、自分の立場よりも娘の幸せを純粋に願ってくれる父親の気持ちに謀略は効かない。
どうする伊子?
自分の気持ちに嘘はつけないよ。
やっと一歩を踏み出す踏ん切りが着いたみたいだね。
これからが大変だよ。読者としては続きが楽しみだけどね。
ここで出会いのエピソード入れるなんて、作者さん心憎いです。
Posted by ブクログ
尚侍・藤原伊子のお仕事+恋愛奮闘記第四弾。
主人公と式部卿宮、そして帝との三角関係が大きく動いた感がある。
また装束や儀式の描写も詳細を極めており、作者が平安時代の後宮生活についてのリアル感を心掛けているのがよくわかる。
ただ読んでいて、これは?と目が点になってしまった箇所が。
五節の舞姫は大嘗祭または新嘗祭、つまり公の神事に奉仕するわけで・・・まかり間違っても女性の<あの時期>の参加はありえない。
神事でなくとも日常的に<あの時期>の女房や女官は帝に伺候せず、自室に籠り身を慎んでいなければならなかった。
作者はそのタブーを理解していながらも驚くほどあっさりと破戒させている。
この展開には残念ながら違和感しかなく、できればなにか別の理由をつけてほしかった。
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