あらすじ
ある事情により婚期を逃し、実家の左大臣家に居座っている藤原伊子。だが突然、入内を命じられる。自分の半分の年齢である、帝との結婚なんて…と、断るために出かけた先で、伊子が再会したのは十年前に別れた恋人、嵩那だった。彼との微妙な距離をとりつつ尚侍として後宮に入ることになった伊子に、謎の人物から脅迫文が届き…!? 平安後宮お仕事ミステリー。【目次】第一話 花の色はうつってしまったけれど/第二話 悪くはないが、もう少し考えてみよう/第三話 ないものを求めてもしかたがない/第四話 人それぞれ思うことはちがう/第五話 言ってはいけないことと言わなくてはいけないこと
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軽いライトノベルだが好きな平安時代が舞台でとてもたのしめた。
抑えるところはきちんと抑えて平安もどきにならずに安心して読める。シリーズ続けて読んでいきたい。
この頃このタイプが流行っているのが喜ばしい。
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お仕事ミステリーとはいかにと思い読み始めた。古典(後宮)の教養があれば謎解きしながら読めたのかなと。悪意を持って起きた事件ではなく、想いがあふれた事件ばかり。
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面白い!!最近平安のお姫様ものをちょいちょいと読んでいるので、ネトであなたはこれもお好きでは?とお節介A iに平安ラノベを勧められることが多くなったんだが、そのなかでなんとなく惹かれたので手に取ってみた。
なんと、いきおくれ女子というかなり危険なテーマの30すぎ独身女性のファンタジーともいえるのでは。平安時代の32歳、”あまりにも高齢”と言われる主人公伊子は、もともと先の東宮、今上の父に入内するはずだった左大臣の大君(長女)。中宮になるための妃教育を受けて育って、しかし入内しなかったという、まあ、源氏でいうところの葵のような生い立ちだが、色々あって性格は拗れていない、そして、結婚もしていなかった。が、「とっても高齢」にもかかわらず、帝にもモテモテの宮にも惚れられている。そして、美人で頭が良く、センスがいい。
32歳にして初めて後宮に出仕し、働くようになって、どんどんと才能を発揮していく。働く女性の話。
ただまあ、帝から再三求められるも、入内はせずに女官として働いていて、色々と難しい立場ながら、なんと言っても出自も後も申し分のない上臈なので、色々と問題や誤解はある。
1巻は誤解ミステリなので、可愛い。
テンポもいいし、設定が面白い。女性の生きる道の難しさもちらちらと語られる。
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平安時代の物語好きなので読んでみたかった作品
お仕事もので少し謎解きもあり、恋愛要素も強めかな?と色々楽しめる
帝の一途さも素敵だけれど、伊子はやはり嵩那とくっついてほしいなと思ってしまう
伊子親子のお互いを思い合う気持ちもとてもよかった!
今後の伊子を取り巻く人間関係が気になるところ…シリーズものなのでまた読んでみよう
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楽しんで読めた。
最近中華風が多かったので和物は久々。
主人公がモテすぎなのと、みんな素直で嫌な奴がいないのが少し物足りなさを感じる要因か?
2021.3.17
32
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女性作家が書く時代小説が好きなので、楽しく読めました。当時の言葉にはふりがなが付けられ、衣装や役職などの説明もあって分かりやすかったです。
主人公藤原伊子の想い人、嵩那親王がいいヤツ過ぎる(?)気はするけど、ストーリーは好みでした。
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平安時代の宮中を舞台にしたライトミステリー。
のっけから話し言葉が現代風というかライトノベル的なので違和感があったけど、まあ、読んでるうちに気にならなくなった。
16歳も年下の天皇に妃にと請われ、けれど昔恋仲だった宮様との事もあり女官として宮中に入った女性主人公が謎解きをするのだけど、謎解きの部分は正直どうでもいい(笑)
再び惹かれあう二人と彼女に恋する少年天皇との関係が、どうなっていくのかが気になる。
個人的にはむしろ天皇に頑張ってもらって、ヒロインが悩むような展開を見てみたい^^
続巻がありそうなので、そんな恋のさや当てが見れたらいいな。
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脅迫文の件は最後まで引っ張るのかなと思いきや、案外早々のネタばらしで驚きました。
しかも、犯人はあなたかいという。
代わりに、次から次へと事件が起きるものだから、後宮はなかなかに休まらない場所でありました。
謎解きをする伊子が、結構早とちりで勘違いをよくしていたから、それで謎解きできるのかと、最初は本気で心配になりましたが、後半はその早とちり暴走が治ったようなのでよかったです。
ただ、こちらも代わりに元恋人への恋心ゆえの嫉妬やらもやもややらはありましたが。
この時代は30過ぎるとなかなか恋に素直に……というのは難しいのでしょうね。
結局彼とは両片思いみたいな状態で、あくまでビジネスパートナー的な付き合いで終わってしまったから、少し物足りなさもありました。
まあ前述通り、今更元鞘という訳にはいかないのでしょうけど。
伊子の立場が立場だし……帝の言葉じゃないけど、まことこの世は、好きという想いだけでは儘ならぬのです。
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平安時代の尚侍として後宮に入った、行き遅れの30女が、宮中の些細な事件を解決していく。
天皇に女として求められ、天皇が兄と慕う人が元恋人…何気に三角関係が気になる!
でも、人物名や宮中の位の名前など、漢字が読みにくい❗️
そして、平安の知識不足で、具体的な名詞がわからないとこがある!
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主人公は左大臣の行き遅れの32歳の娘の伊子で、まだまだ美しいけど、年増なりの立ち居振る舞いの貫禄も出てきているが、基本的にさばさばしていて、読んでいてお気楽な話。16歳の主上に女御にと望まれて吃驚する暇もなく、昔の恋人の式部卿宮・嵩那親王に出会ってしまって、あたふたとする。結局、後宮の内侍として出仕することになるが、いくつもの事件が起こって、それを伊子が嵩那の助けのもと、解決してしまう。ちょっぴりミステリーの要素もあるわけだ。後宮でのいがみ合いなどもあるが、結構あっけらかんとしている。
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202010/面白そうなので表紙買いした初めましての作家さん。お仕事小説、という程かなとは思うけど、ラノベらしく謎解きも登場人物のキャラもわかりやすく(ただ、各人物の名前の読み方はなじみがなくわかりにくいので覚えるまで何度もページ戻ったけど)気軽に読めて面白かった。
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平安時代の小説や漫画はたくさん読んでいたのですが、最後まで「蝙蝠」がなんのことかわからず(読み落としてたらすみません)、唯一調べました。扇子みたいなやつでした。。檜扇しか持っていないのかと思っていました。
後宮ですが、8歳と18歳しかいないので、実質敵はおりませんね。でも主人公32歳は別に想い人はいて、三角関係です。
あと、源氏物語を母の物語と読んだのはちょっと初めての見解だったので、確かに、と思ってしまったという蛇足の感想。
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初めましての作家さんです。お仕事ミステリーだったのて、日常のミステリーに入れました。最近中華ミステリーを読んでいたので、おそらく同じ年代の話しなんじゃないかなと思います。ただ〜のかみとか〜の内侍とか名前が長いね。平安時代だからね。読み方とかが平安だからわからなくなったり、昔の読み方のモノに想いを馳せたりしていたら、ゆっくりペースになりました。物語はおもしろいけど、時間がかかりました。続編がありますので、次に進みます。
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平安時代ものは大好き。ライトな語り口調。
すごく丁寧に調べ上げているけれど、このレーベルにそこまでの重厚感を求めていなかった。
説明が多くて、内容の割に文字が多くてストーリーが頭に入ってこない。もっと軽いノリでもいい気もした。
Posted by ブクログ
平安時代の宮中を舞台に起こるさまざまな事件を、年増の女御が解決していく話。
当時の日常に起こる謎と、主人公の女御の恋愛話が軸になって書かれている短編連作。
当時の行事や衣装、生活の描写など、平安時代が好きな人におすすめ。