【感想・ネタバレ】平安あや解き草紙 ~その後宮、百花繚乱にて~のレビュー

あらすじ

尚侍として、後宮入りした藤原伊子。十六歳年下の帝は、依然として伊子を妻にしたいと思っているらしい。理由があって帝の想いに応えられない伊子だが、役職どおりの仕事をこなす日々にやりがいを感じていた。妃候補の一人として後宮へやってきた祇子にも、彼女の人柄がどうであれ、尚侍として適切な対応をするつもりだったが…? 伊子の「職場」でまたもや事件が!?【目次】第一話 私がお仕えする姫様は、こんなにも可愛い/第二話 まこと女子とは罪深き……?/第三話 あなたに二度目の恋をした

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Posted by ブクログ

平安キャリアウーマン物語
いつの世も遺伝子上不出来な男子の周りでしっかりしている女子がいる。
安定の平安小説。
平安好きにはおすすめ。

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2021年09月07日

Posted by ブクログ

最近平安時代ものばかり読んでいるからか段々読むスピードが上がっている。
少し前まではもう分からない単語が出てくる度にスマホで調べて「なるほどこういう事か」なんて思いながら読んでいたので読むのにめちゃくちゃ時間がかかっていたのだけれど、今は調べる回数も減ったし何より世界観がしっかり分かるようになってきたから読んでて楽しくなってきた。
やっぱり何事も勉強の成果は出るのだ。


というのは置いといて、あや解き草子2巻目です。
前巻の時は本当に「宮中とは何ぞや?」とか「服装の描写も動作の描写も何を言ってるのか全く分からない!」みたいな状態で読んでいたので本当に1日数ページしか進まないなんてこともあったのですが、今回はしっかり理解しながら読み進められました。


伊子の周りには相変わらず人間関係のトラブルや謎の現象が渦巻いていて読んでる分には楽しいのだけど「これ毎回こんな調子じゃあ普通の人間ならメンタルやられるよなぁ、伊子凄いなぁ」なんて思っちゃいますよね。
そんな事でメンタルをやられるやつがあんな所を職場には出来んわ!と言われればそれまでなんですけど……。
それにしても人間っていうのは1000年前から同じようなことを永遠に繰り返しているものなのかもしれないかなぁと平安系の話を読んでいると思ったり思わなかったり。
結婚の形態とか男女の出会った時の対応とか色々と変わった部分はあれど、やっぱり根底はあまり変わっていない気がする。
まぁ手紙とか和歌とか投げ込んだりするってくだりを読む度に「何か鳥のオスみたいだなぁ」とか思ったりしちゃってるの当時の人が聞いたら怒ると思うけど。
そしてここに来て伊子を巡る恋愛が動きそうな予感が。
最後のあのセリフはつまりそういう事……なんですよね?


余談。
平安もの読む度に必ず出てくる源氏物語……多分知っている方がより話を楽しめる部分もあると思うのだけど……だけど……ううん。

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2024年08月16日

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16歳の帝から入内を望まれた32歳の藤原伊子。困った伊子は、折衷案として尚侍として後宮入りしたが、水を得た魚のように仕事に励む。尚侍として認めてられ、入内をあきらめてもらうためだったが、若き帝は、入内を無理強いせず待つというのだ。伊子は昔の恋人の嵩那親王を再び意識している。帝はどうもそれも承知の上らしい。さてさて。
伊子は臆面もなく嵩那親王と協力して、後宮内の事件を解決していく。大丈夫なの、と思うが、そこは物語の世界だね。
女主人への忠義の話、若き恋人たちの騒動、マザコンの話と3篇とも飽きない。

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2022年02月22日

Posted by ブクログ

三つの謎解きをしながら、伊子と帝、嵩那の恋が育って行きました。謎自体は複雑ではなく、読みながらなんとなく結果が見えてくるようなものでした。
それなりに楽しんで読めましたが、ときめき展開の方が好きなので、今のどうしようもないさんすくみ状態はもの足りません。

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2021年09月21日

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ネタバレ

伊子と嵩耶と帝の関係の行く末はまだ見えないながらも、宮廷で起こる日々の小さな事件はテンポよく、読みやすい。謎解きとしては然程考え込むものではないが、だからこそ伊子の閃きと、ちょっとした勘違いにふふっと笑えて気軽に楽しめるシリーズ。
3つ目のエピソードに出てきた、つぶれた油虫を見るような、という表現はまさにその顔が浮かぶようで秀逸であった。

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2021年01月03日

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なんかこういうのわりと好き^^
平安宮廷ライトミステリーの二巻目。
とは言え謎解き部分はほとんど向こうから(笑)解きに来てくれるのでそこに主眼はなく、人の気持ちのちょっとした行き違いが描かれる。

一話目の祗子のツンデレぶりが楽しいけどめんどくさい(笑)

一巻に比べて伊子と主上の絡みが少なくて、このまま元恋人とくっつく流れなのかなあ。
主上はどうするんだろう?
ラストの展開が希望に満ちているようで、むしろ不穏な感じがしたのは自分だけだろうか?

次巻では大きな転機が来そうな気もする。
とりあえず、主上には頑張ってほしい^^

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2020年01月30日

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平安お仕事小説。
尚侍として宮中で働く伊子の共に、様々な悩み事を解決する依頼が。
そのどれもが根底には恋愛が⁈
平安時代の恋愛観とか倫理観とかが現代と違ったり、はたまた通じ合うところがあったりで面白い!

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2025年04月15日

Posted by ブクログ

伊子と妃候補としてやってきた祇子、バチバチに対立するのかと思いきや…職人としてとても優秀な方(性格は難あり)でひとまず後宮は落ち着いたよう
帝の一途さは変わらず、無理強いしないところにも好感がもてるぶん、少し不憫な気がしてしまう
勾当内侍は本当に芯の強い女性で格好いい!
“二度目の恋”をしてしまう気持ちが分かるな

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2022年11月20日

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202010/シリーズ2作目。伊子より周囲の女性陣達のほうがキャラが面白い。というかいまだに伊子の良さがピンとこない…。とはいえ気楽に読めて面白い。

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2021年01月03日

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平安時代の宮中ライトミステリシリーズ。
短編連作。
尚侍として、後宮入りした藤原伊子。
宮中で起こる謎や人間模様を、伊子が推理解決する。
現れた笛、新しく宮中に上がった妃候補、力士の話など、当時の様子も知ることができる読みやすいライトな話です。

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2020年09月11日

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ネタバレ

どの話も途中でオチはほぼわかっちゃったけど、1よりは面白く読めたかな。第1話とか見出しで結論が想像できちゃうのはちょっとどうなのと思うけど。相変わらずいまいちたかふゆに魅力がない。たかふゆより帝の方がいい男じゃないと思ってしまうのだけど(笑)。さすがに32歳が16歳に慕われても厳しいのはわかるけど、読んでてあんまり帝と伊子の年齢差が伝わってこないんだよね。とまぁ、気になるところは多いけどそれなりに楽しんで読んでるシリーズ。

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2020年01月08日

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