あらすじ
ある事情により婚期を逃し、実家の左大臣家に居座っている藤原伊子。だが突然、入内を命じられる。自分の半分の年齢である、帝との結婚なんて…と、断るために出かけた先で、伊子が再会したのは十年前に別れた恋人、嵩那だった。彼との微妙な距離をとりつつ尚侍として後宮に入ることになった伊子に、謎の人物から脅迫文が届き…!? 平安後宮お仕事ミステリー。【目次】第一話 花の色はうつってしまったけれど/第二話 悪くはないが、もう少し考えてみよう/第三話 ないものを求めてもしかたがない/第四話 人それぞれ思うことはちがう/第五話 言ってはいけないことと言わなくてはいけないこと
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Posted by ブクログ
お仕事ミステリーとはいかにと思い読み始めた。古典(後宮)の教養があれば謎解きしながら読めたのかなと。悪意を持って起きた事件ではなく、想いがあふれた事件ばかり。
Posted by ブクログ
脅迫文の件は最後まで引っ張るのかなと思いきや、案外早々のネタばらしで驚きました。
しかも、犯人はあなたかいという。
代わりに、次から次へと事件が起きるものだから、後宮はなかなかに休まらない場所でありました。
謎解きをする伊子が、結構早とちりで勘違いをよくしていたから、それで謎解きできるのかと、最初は本気で心配になりましたが、後半はその早とちり暴走が治ったようなのでよかったです。
ただ、こちらも代わりに元恋人への恋心ゆえの嫉妬やらもやもややらはありましたが。
この時代は30過ぎるとなかなか恋に素直に……というのは難しいのでしょうね。
結局彼とは両片思いみたいな状態で、あくまでビジネスパートナー的な付き合いで終わってしまったから、少し物足りなさもありました。
まあ前述通り、今更元鞘という訳にはいかないのでしょうけど。
伊子の立場が立場だし……帝の言葉じゃないけど、まことこの世は、好きという想いだけでは儘ならぬのです。