小田菜摘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレクライマックス直前といった様相の平安後宮お仕事草紙です。
オレンジ文庫なだけあり、主人公の伊子がアラサーで、花も恥じらう的なものがないのでいい意味で後宮のお局的存在として振る舞っています。伊子のような上司っていいなあ。
巻を重ねるごとに仕事と家庭の両立や不妊治療、女性の立場など現代女性の悩みと通じるところが出てきて面白さを増してきました。
今回は後宮事件簿のなりは潜め、主題である結婚を約束した恋人・嵩那の皇位継承問題へと大きく舵取りされた形になります。
と同時に政治的要因から伊子との結婚に赤信号が灯ってしまったのですが、こういうところが自由恋愛の現代物とは違う〜と興奮してしまいました。
本人たちの気持ちだけではどうにもならない障害に非常に萌えます。
今回ちょっと伊子が感情をあらわにしましたが、ことに恋愛面ではとても理性的な2人なので、これからなりふり構っていられないみたいな激情が少しだけでも見たいなと思う次第です。
最後なかなか気になるところで幕引きしていますが、伊子が歳下の少女に翻弄されている姿は気の毒なようなその一方で小気味いいやらで、今回も一筋縄ではいかない平安ものでした。
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Posted by ブクログ
いやあ、伊子はますます男前になってきたなあ^^
平安宮中お仕事物語の6巻目。
今回も謎解き話がメインだけど、その後ろにお仕事小説らしく、恋(結婚)と仕事に対する彼女の悩みと決意が描かれる。
働く生き甲斐を強く意識してしまった伊子は恋も仕事も両方手に入れたい思うのだけど、いつの時代もそれは女性の悩みの種だよなあ。
恋の迷いはもう決着がついたようなのでこれからはそちらにお話が移っていくのだろうか。
今回は(も?)主上がなんとも可哀そうだったなあ。
それにしても幼女3人に囲まれる伊子は絵面を考えると完全な悪役御局なんだけど笑。
そして玖珠子はやっぱり侮れないな。
どう考えても彼女が宿敵ではないだろうか?
それにしても最後の啖呵がカッコよかった。
これで女宮がいる限り、伊子は仕事をやめることができなくなったとも言える。
さて前門の玖珠子、後門の女の宮みたいになってるけど、彼女がこの状況でどう奮闘するか。
次巻も楽しみ。 -
Posted by ブクログ
シリーズ5巻目。いやあ、ますます面白くなってきた。
副題が「宿敵を得る」と言うことで、前巻からの流れで前半、女宮の陰謀話に翻弄されて、確かにこれは強敵だなあと思っていたのだけど、ラストまで読んで、そっちか! と思った。
いや、どっちもなのかもしれないけど。
しかしこれは、前門の虎後門の狼的な感じで伊子さん、大変だなあ。
でも、そういう時、最後には開き直れるのが彼女の強みだよね。
これは次巻以降がますます楽しみになってきたな。
それにしてもちょっと嫉妬が強過ぎませんかね。
それで判断を誤らなければいいのだけど。
そしていろいろな意味で主上が可哀想で不憫だ。 -
Posted by ブクログ
宮中お仕事ライトミステリーの三巻目。
今巻は3つのお話のどれも謎解き色が強かった。いつも通り謎解きには余り興味がないので(笑)物語と言うかキャラたちの心情の方を楽しんでいたのだ。
平安のビブリオバトル的な展開が出てきて面白かった。昔から本好きのすることは一緒だなあ(笑)
伊子と嵩那の間はいろいろ気を利かせてもらっているのに進展せず。見ていてちょっと焦れったい。まあ、わたしは主上派なのでいいけど(笑)
でも今回のラストでは主上の強い想いが二人を貫いて、それぞれになにやら変化が起こりそうな予感。
個人的には最初から言ってるんだけど主上には頑張って欲しいなあ。
あと、実はこのあとの巻を先に読んでいたことを読み終わってから気がついた……