あらすじ
間もなく東宮が帰京する。なりゆきで東宮妃候補となった塔子は、故郷に帰るためにも入内を阻止したい。けれど呪詛事件の折に出会った暁少尉がいるならば、都でも頑張れると思い始めていた。そんな中「東宮は帝の本当の御子ではない」という噂が!! 暁に真偽を訊こうにも彼の様子もどこかおかしい。さらに塔子は、東宮の義母・縋子から呼び出されて……。ついに東宮と顔合せ!? 話題騒然第二宴! ※作品の表現や演出を考慮して、電子版は本文縦組で制作しております。また一部のページを改変しております。※
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Posted by ブクログ
一巻は無理やり登場人物の構成作ってる感じあったけど、なれてきた二巻では、暁の気持ちと、どうにもならない状況が読み手にわかり、いい感じできゅんきゅんさせられます。
Posted by ブクログ
最近のお気に入りのシリーズです。
今回は宮中でのお話ですけど、暁の後見人の縋子様という、塔子がかすむくらいの豪快な方が登場。塔子が自分よりすごい彼女を見て、自分が奇矯な姫って言われるのはなんか理不尽って感じてるところ、ちょっと笑いました。
暁は塔子に惹かれているけど、塔子には貴哉がいると思って塔子を熊野の帰そうと考えて、でもやっぱり離れたくないって葛藤しているところは、青春って感じでなんともいえません。(暁ってでも二十歳を超えてたんでしたっけ?)
特に泥酔して寝ている塔子の髪に口づけるシーンは、凪かすみさんのイラストともあいまって、切なくなりました。
あと、東宮=暁とばれるシーン、縋子が演目に陵王って言ったとき、仮面で分からないようにして正体ばれるって感じにするのかなぁって思っていたらそのとおりになりましたけど、こっちもイラストがぴったりで、暁がかっこいいです。
塔子も貴哉への気持ちと暁への気持ちが違ってきているようですけど、次巻は貴哉のいる熊野が舞台らしいので、貴哉登場で暁がいじけるかも、なんて思いながら楽しみにしてます。