桑田健のレビュー一覧
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ネタバレ前作三編も面白く、シグマフォースシリーズ大好きです。
今回は、私の興味のある予知能力とか、占いとか、ワクワクする内容でした。
私の回りにもそういう類いの人いるし。
また、放射性物質の汚染問題は、我が国でも抱えている問題でもあります。
もうね、ワクワクドキドキしながら読みましたよ。
終盤は悲しくて、切なくて、愛おしくて、寝ながら読んでいたので、枕がビショビショに・・・・・・・
いやぁ子供が絡んで来ると弱いですわ。
ラストはびっくり、やっぱりそうなんだぁー
それにしても、ここに書かれているものが、かなり事実であったりすると、我が国は大丈夫なのかと不安に思ってしまうね。 -
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ネタバレジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第7弾下巻。
ギャント大統領の娘・アマンダ奪還作戦はドバイへと舞台を移す。アマンダの奪還をはかる勢力はすでに駆逐されたと思わせてグレイたちはアマンダが幽閉されていると思われる建物に侵入する。一方、別の側面を調査していたリサとキャットがとらわれの身となってしまう。そして、いよいよギルドの中枢を脅かすことになるシグマとなりふり構っていられなくなってきたギルドの生き残りをかけた戦いが幕を開ける。
物語は終盤、さらに衝撃の展開を見せる。この展開は予想していなかった。アマンダとその子を狙っていた真の血筋、そしてセイチャンの出生の秘密。これが明かされ、大き -
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ネタバレジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第7弾上巻。
前作のラストに明かされた衝撃の事実をより深く追っていくことになる物語は、ギャント大統領の娘が誘拐されるシーンで幕を開ける。なぜ大統領の娘が誘拐されるのか、娘は何におびえて偽造パスポートを使ってセイシェルまで逃げてきたのか。謎は深まるばかりだが、娘の奪還のためにシグマの面々が動き出す。
これまでのシリーズとは異なり、歴史的遺物を探索しながらの謎解きとアクションを織り交ぜた知的冒険小説というよりは、ギルドという組織とシグマとの全面対決に的を絞ったアクション大作といった赴きを呈している。その中にも当然作者らしい、現代のテクノロジーで実現可 -
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ネタバレジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第6弾の下巻。
舞台はユタ州からアイスランドときてついにイエローストーン国立公園にたどり着く。ここは日本の富士山と同じように定期的に噴火を繰り返してきた火山地帯で、前の噴火から数えていつ噴火してもおかしくない状況になっているという。この事実を踏まえてナノマシンによる地盤の崩壊が地球規模の災厄を招きかねないスリリングな展開を用意するあたりはもはや作者の視点に脱帽の感すらある。
一方で訳者あとがきにもあるように、主役であるはずのグレイよりも司令官ペインターの活躍が目を見張る。ギルドの工作員・ラフの周到な計画に翻弄されながらも常に先を読み、抜きつ抜かれ -
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ネタバレジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第6弾の上巻。
本作ではメインの舞台が始めてアメリカ本土となる。これまで同様、他の国でも事件が起きるし、日本人科学者が大きな役割を果たすなど、インターナショナル感は引き続きあるが、建国の父や先住民との問題など、アメリカ特有のネタを盛り込み、そこに古代のナノテクノロジーといった話題を織り交ぜることで重層的な物語を構築している。
現実にはないだろうが、全てを原子レベルにまで分解してしまうナノマシンを古代の人々が開発していて、それによって過去の大きな火山活動などが引き起こされていたのかも、という着眼点や、先住民と古代ヘブライとの関わりなど、今回も色々な -
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ジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第5弾の下巻。
いよいよ物語は佳境に入って行く。ドゥームズデイ・ブックの謎とレイチェルに仕組まれた致死性の細菌の解毒剤の鍵の関連性、泥炭層で見つかったミイラから採取されたキノコの菌、アフリカで殺された上院議員の息子が送ってきたデータの真実などが次々に明らかになる。
一方でグレイやペインターを執拗に追いかけるギルドの一員、クリスタはついに強硬手段に訴える。
本作もこれでもかというほどのウンチク満載で、刑務者の地下に聖人の墓を含む聖地があるとか、コロッセオの構造とか、泥炭層では無酸素の状態になるために死体が腐ることなく保存されるとか事実に基づきながら -
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ジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第5弾の上巻。
アフリカで遺伝子操作トウモロコシを栽培していた研究施設が何者かに襲われた。同じ頃、イタリアではヴィゴーのもとを訪れた神父が何者かに殺され、ヴィゴーも生死の境をさまようことになる。
食糧と人類の増加問題をテーマの一つとし、そこに歴史的な要素や細菌戦の要素を付け加え、スケール感たっぷりに物語は展開する。
前作でとらわれの身となったセイチャンは体内に発信機を埋め込まれ、その活動を監視されることになった。こうしてグレイやレイチェルと行動をともにすることになるのだが、本作ではセイチャンの過去や内面の葛藤も描かれており、より生身のセイチャンに -
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ネタバレジェームズ・ロリンズによる後のシグマフォースシリーズに繋がる作品の下巻。
上巻でペインターはシグマにギルドと繋がっている人物がいることに懸念を抱き、偽の情報を流していたが、あっさりとカサンドラに筒抜けになっていたことでシグマの上部にギルドとつながりがあり、シグマを裏切っている人物がいることを確信する。
一方、サフィアの出生の秘密が明かされ、やがて特殊な能力を持つ一族の血を受け継いでいること、キャラとの関係にまで話が広がり、これまで疑問だったことの一端が明かされる。ここから物語は急展開を見せ、失われた都市「ウバール」へと導かれていく。
本作後半では猛烈な砂嵐が吹き荒れ、やがては執拗にサフィアを追 -
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ネタバレジェームズ・ロリンズによる、のちのシグマフォースシリーズに繋がる作品。
本作にて登場するペインター・クロウはのちのシグマフォースシリーズで司令官となっているが、本作ではまだ若き隊員時代のペインターが描かれている。
のちのシグマフォースシリーズでもシグマフォースは結構ギルドのセイチャンらに出し抜かれて危機を招いたりするが、本作でもペインターはその例に漏れず、出し抜かれて危機に陥る。しかもその敵は長年パートナーとしてともに戦ってきたカサンドラだった。
ペインターの先を読み、あらゆるトラップを仕掛けていくカサンドラ。その裏で糸を引いているギルドとさらにその先に何があるのか、気になって仕方がない。
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ネタバレジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第4弾下巻。
いよいよロシア・ウクライナにまたがる地域で進められていた陰謀の全貌が明らかになる。グレイはチェルノブイリで世界中のVIPが招かれている式典での作戦の阻止を狙う。一方、ペインターはシグマに潜入することに成功したマップルソープに対し、一か八かの賭に出る。
物語は2日間程度の間に起こった事柄だというのに、この密度は半端ではない。移動手段があっという間に用意されたり、行く先々でいいところですごい味方が現れたりするのはいつもの通りのご都合主義的展開ではあるが、そこに至るまでの物語は様々な仕掛けを施してあり、感心させられる。
本作では、グレイ、 -
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ネタバレジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第4弾。
旧ソ連での精神医学の研究とチェルノブイリ原発事故、ジプシーなどが複雑に絡み合い、上巻を読み終えた段階ではまだまだこの先どうなるのか全体像が見えない。しかしながら、複雑にあちこちに話が行く割には物語の大筋がグレイたちと記憶を失った男、ユーリという旧ソ連の科学者の三筋に大きく収斂しているため、物語を追うのは難しくない。
前作でモンクが生きているのか死んでいるのか、普通に考えれば死んでしまっていてもいいのに義手が動いたりして変に希望を持たせるような終わり方だっただけに、気になって仕方がない。しかし、上巻を読んだ時点では彼が本当にそうなのかがは -
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ネタバレジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第3弾の下巻。
いよいよ二手に分かれていたギルド、シグマフォースの面々がひとつの場所に合流する。それがなんとカンボジアのアンコール遺跡群。
確かに、これまでも人類が辿り着くことのなかった密林等を切り開くことで人間に感染することのなかったウィルスが新種となって人間に感染するようになった例は枚挙にいとまがないが、まさかそれとマルコ・ポーロの旅、アンコール遺跡群をつなげてくるとは、してやられたという感じ。しかも、数年前に訪れたことのある遺跡群が物語の中で生き生きと描かれ、非常に重要な要素を与えられているとなると読み手としては格別の思いがある。
それはさ