桑田健のレビュー一覧

  • モーセの災い 上

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    2年前行方不明になった教授が半ばミイラとなり発見された。その死体から謎の病原菌が拡散する。教授は出エジプト記の十の災いを研究していた。彼の資料から病気の正体と治療法を探る。
    旧約聖書と発明家ニコラ・テスラの無線送電を絡めるプロットに驚く。またかつての敵ギルドの生き残りや、ペインターの旧友サフィアも登場する。このシリーズは様々な科学や歴史に興味を向かせてくれるので好き。

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    2023年12月16日
  • チンギスの陵墓 上

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    シグマフォースシリーズ。墜落した衛星から送られた映像は4日後の光景だった。未曾有の災害がアメリカと世界を焼いている。ヴァチカンのヴィゴーのところに古い友人から本と頭蓋骨が届く。その本には世界の終わりに対する警句が書かれていた。それは奇しくも4日後だった。グレイはセイチャンと彼女の母親の行方を探していた。
    墜落した衛星の破片を回収し、ヴィゴーの友人を訪ねる。
    前巻のギルドとの対決から新展開としてダークエネルギーとチンギス、全く無関係そうな2つをつなげる大胆なストーリーだが眉唾度もかなり高い。そして終盤には衝撃的な展開が待っている。賛否両論あると思う話しだった

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    2023年11月06日
  • ギルドの系譜 下

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    このシリーズ中、一番の作品です。
    「対ギルド」の完結編らしいですが、お話しはまだまだ続くし、内容もひと段落でやれやれではないです。

    あいかわらず、ノンストップのアクション展開であっという間に最終頁という感じ。

    今回から、ケイン(犬)が初登場!!
    タッカーとケインの外伝もあるとのこと、本編よりそっちだな。ケイン最高!

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    2023年11月06日
  • ギルドの系譜 上

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    このシリーズ中、一番の作品です。
    「対ギルド」の完結編らしいですが、お話しはまだまだ続くし、内容もひと段落でやれやれではないです。

    あいかわらず、ノンストップのアクション展開であっという間に最終頁という感じ。

    今回から、ケイン(犬)が初登場!!
    タッカーとケインの外伝もあるとのこと、本編よりそっちだな。ケイン最高!

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    2023年11月06日
  • ユダの覚醒 下

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    シグマフォースシリーズ。グレイの家ににギルドのスパイ、セイチャンが傷を負って転がり込んできた。シグマフォース本部に連行しようとしたがギルドの殺し屋が妨害する。グレイの両親も巻き込み、グレイはセイチャンを連れて逃亡する。またインドネシアで奇病が蔓延しモンクとリサが派遣される、そこにギルドが乱入してくる。
    相変わらず歴史と科学を上手く融合させている。少し落ち着いたとはいえ今現在コロナ禍であることを考えると感慨深い。またセイチャンもメインキャラに昇格し、ギルドとの戦いも本格化した。最後まで面白かったが、本作では歴史と科学が最後の方まではっきり別れており、わかりやすく読みやすいがプロットの単調化がマン

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    2023年08月24日
  • ナチの亡霊 上

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    シグマフォースシリーズの第二弾。コペンハーゲンで開催されるオークションの品物について調査する主人公グレイとネパールの僧院にて謎の奇病を調査する司令官クロウのダブル主人公で物語は進む。
    量子論や進化論を交えてナチスの残した科学を解明しながら2人を襲う謎の暗殺者達の目的を探る。また前作から登場しているキャラの恋愛関係にも転換が見られる。
    映画のようなストーリーで最後まで一気に読んだ。面白かったがネパールでのクロウの話しはまた別の機会ですれば良かったのにと思う。場面が頻繁に変わり、そのせいでとても長く感じた。

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    2023年08月15日
  • マギの聖骨 上

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    シグマフォースシリーズ。ドイツのケルン大聖堂で大量殺人が行われた。犯人達は大聖堂に保管されていたマギの聖骨を奪っていた。犯人の正体と聖骨の真の力を殺しの訓練を受けた科学者達が追う。
    謎解きとアクションが交互にやってきて退屈させない映画のように構成されている。科学と宗教史にも興味を持てるエンタメ作品。登場人物が少ないので敵の黒幕はすぐにわかった。

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    2023年08月02日
  • ウバールの悪魔 上

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    シグマフォースシリーズ。英国博物館で爆発が起きた。落雷が原因と思われたが、古代の遺物、その中の反物質が原因らしい。DARPAの特殊部隊シグマフォースのペインタークロウはそれらの調査に英国、またオマーンに赴くことになる。
    以前から興味のあった長編シリーズに手を出す。内容としてはインディージョーンズに近く、それをオマージュして人物を登場する。眉唾な古代の技術を現代の科学で説明している。アクションを豊富でエンタメものとしてとても楽しめた。

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    2023年07月24日
  • 「健康長寿」の科学

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    不老不死は果たして人類の行き着くとのろなのかは甚だ疑問ですが、若さを保ちたいのは万国共通。
    健康でありたいのも同じはず。
    そのための提唱がたくさん詰まった本です。

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    2023年06月19日
  • マギの聖骨 下

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    上巻の続き。

    秘密結社ドラゴンコートの野望を食い止めるため、米特殊部隊シグマフォースがヨーロッパ各地を舞台にキリスト教や世界七不思議に絡む謎を解き明かしていく。歴史的遺物に隠された秘密はなんだかややこしいし、最新科学にもとづいた考証は難しいことがいっぱい。でも、そんなことはどうでもいいのだ。次々に起こるトラブルと敵の襲撃、まさかの内通者、アクションシーンの連続は読み応え十分。

    敵のリーダー・ラウル、いいからやっちゃえよとは何度か思った(笑)

    最終的な謎の解明にはじゃっかん物足りなさを感じたけど、次の話も読んでみたい。

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    2023年02月25日
  • シグマフォース シリーズ⑮ ウイルスの暗躍 下

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    今の世界があるのはウイルスのおかげとも言えるらしい。ということは、栄えるのも滅ぶのもウイルス次第なのだろうか?人と同じような判断基準や決定がされるとは思えないので、なるようにしかならないと思っておこう。
    さて コロナはどうなって行くのだろう、別のものが現れるのかドキドキしながら見ていよう

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    2023年02月21日
  • マギの聖骨 上

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    米国特殊部隊シグマフォースの活躍を描くシリーズ1作目。

    独ケルン大聖堂からマギの聖骨が盗まれる。マギは、聖書に登場し、キリスト生誕を伝えたという三博士のこと。ヴァチカンから依頼を受けた米国特殊部隊シグマフォースが事件の解明に取り掛かる。

    「ダ・ヴィンチ・コード」や「インディ・ジョーンズ」「007」シリーズを合わせたような内容。

    キリスト教に起因する神秘的でどこか怪しい雰囲気の中、最新科学兵器やガジェットを使ったアクションシーンが映画を見ているように展開される。

    主人公は頭脳明晰で運動神経バツグンのアメリカンなイケメン。ヒロインは知的で行動的なイタリアンな美女。悪役はいかにも悪役っぽく、

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    2023年02月16日
  • シグマフォース シリーズ⑮ ウイルスの暗躍 上

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    ウイルス この小さくて複雑で大きな役割を持つもの。これを自分の利益のために使おうとするのは人間しかいない。今の地球には。コロナにも陰謀説があった気がする。
    愚かなのはやはり 人 なのかな

    ケインに会えて嬉しかった

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    2023年02月14日
  • シグマフォース シリーズ⑮ ウイルスの暗躍 上

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    シグマフォースシリーズの最新作。今回のテーマはウイルスだ。コンゴ民主共和国のジャングルで発生した奇病の調査にシグマフォースの隊員が駆けつける。だが、国連の支援キャンプに何者かが襲撃、一部の患者と医師を拉致していく。彼らは何者で、何が目的なのか?という物語だ。この感染症がウイルスによるもので、人間や動物に感染し、激しい症状を発する。
    組織の目的を追うのと感染症の治療方法を模索するのと、謎を追いかける隊員等。
    続きは下巻へ。

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    2023年01月18日
  • ビッグデータベースボール

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    貧乏弱小球団がチームに足りない戦力をどのように上積みするか。
    マネーボールのアスレチックスが出塁率に注目したように、2013年(正確にはその1,2年前から)のパイレーツは守備に注目しました。
    打撃でわかりやすく勝利に貢献できるスター選手には高値が付くため、守備で失点を防げる選手に価値を見出した、というのが画期的で面白かったです。
    また、強みを生かせない投手を再生するだけでなく大事に運用したことは、課題に対するアプローチとして本質的でした。

    今では強力すぎて規制される(予定の)守備シフトの採用、その戦略を最大限に生かすツーシームの多投、そしてフレーミング。野球ファンとしてワクワクするのはもちろ

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    2022年11月07日
  • シグマフォースシリーズ12 スミソニアンの王冠 下

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    ネタバレ

    Σシリーズの第十二作目。
    今作のテーマはΣの本部があるスミソニアンキャッスルのルーツであるジェームズ・スミソンが発見したという恐ろしい生物と、その生物を使って世界を牛耳ろうとする日本の組織との戦い。
    とにかく、スズメバチとそれに襲われた人の描写がリアルすぎてエグい。映像を見たわけじゃないのに、想像の絵が頭に残るほど。もちろんストーリーもいつもどおり面白くて、最初から最後まで飽きさせない展開。
    スズメバチに襲われたレギュラーメンバーが、最後には助かるはずだと信じて読み続けて、結果は…。
    あと、グレイとセイチャンの関係が良いんだなあ。最後のオチは想像がついたけど、それでも次作が楽しみになったのは間

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    2021年09月10日
  • シグマフォース シリーズ⑭ タルタロスの目覚め 下

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    ネタバレ

    毎度ながらおもしろかった。

    ギリシャ神話はいじりがいがあるなあ。

    コワルスキが!シリーズ随一のお笑い担当が!ヤだよぅ~!がんばれ、いつものキミのむちゃくちゃな展開でフラグなんてぶっ飛ばせ!!

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    2021年06月08日
  • シグマフォース シリーズ⑭ タルタロスの目覚め 上

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    グリーンランドの氷河から9世紀の船が見つかるところから物語が始まる。
    シグマフォースシリーズ最新刊が、書店に平積みされていたのを目にして手にとった。
    このシリーズは、歴史と科学を融合した冒険活劇が楽しめる娯楽作品。今回のテーマはホメロスの叙事詩『オデュッセイア』。この叙事詩にかかれていたことが、実際に起ったことであったとしたら?この謎に沿って物語が進んでいく。上巻はグレイとキャットが苦戦を強いられる展開。事態は悪い方に向かっている。今後の展開が気になるところで上巻が終わる。早速下巻を読み始めよう。

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    2021年06月05日
  • シグマフォース シリーズ⑭ タルタロスの目覚め 下

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    ヘラクレス タルタロス プロメテウス

    古代にあって今は失われた物や技術を持ち出すことが今の世界を損なうことになるなら、それを持ち出すことはいけないと大きな声で言おう。エレナの父の不気味な警告を認めるのは嫌だから

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    2021年05月20日
  • シグマフォース シリーズ⑭ タルタロスの目覚め 上

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    イリアス に オデュッセイア
    雰囲気しか知らない叙事詩からの物語は付いてい行くだけで精一杯。馴染みの方々に新しい方々、裏切り者に敵対勢力。終末から始まる新しい世界を待ち望む人々に対して手助けをしてくれる人々もいる。目の前にある恐ろしい古代の異物などなどにドキドキしながら読み進む。

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    2021年05月19日