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〈シグマフォース〉外伝シリーズ最新刊
Σの秘密兵器=タッカー&ケインが世界を救う!
コンピュータの父が現代の戦争を変える──
“人”と“犬”の種を超えた深い絆で結ばれた
元米軍大尉と軍用犬が電子の脅威に挑む!
戦友で恋人だった女性から連絡を受け、
急ぎ駆けつけたタッカー&ケイン。
しかし、彼らを待ち受けていたのは、
次世代型戦闘用ドローンの襲撃だった……。
〈あらすじ〉元陸軍レンジャー部隊所属のタッカー・ウェインと、軍用犬のケイン――強い絆で結ばれた一人と一頭は、かつての戦友ジェーン・サバテロから依頼を受ける。彼女の話によると、共通の知人サンディ・コンロンが行方不明になっており、ジェーン自身も命を狙われているという。調査のため、タッカーはサンディがあるプロジェクトに取り組んでいたアラバマ州のレッドストーン兵器廠を訪れる。現地でサンディの自宅を捜索し、同じくかつての戦友フランク・バレンジャーから話を聞いたタッカーとケインだが、次世代の戦闘用ドローンの襲撃を受ける。サンディはこのキラードローンの人工知能の開発に携わっていたが、用済みとなって殺されたらしい。その裏にはアメリカを代表するメディア王が関与していた。
◆歴史的事実に関して
アラン・チューリング[Alan Mathieson Turing, 1912年6月23日~1954年6月7日]
イギリスの数学者・暗号学者で、第二次世界大戦中にドイツ軍の暗号の解読に携わった。彼による暗号「エニグマ」の解読が、第二次世界大戦での連合軍の勝利に大きく貢献し、戦争の終結を早めたと言われている。チューリングはエニグマの解読のために「ボンブ」という電動式の装置を開発するなど、コンピューターの父とも呼ばれる人物だが、暗号解読は軍事機密に関わることだったため、その業績が広く知られることはなかった。そればかりか、後に同性愛者であることが発覚し、当時のイギリスでは同性愛が違法だったことから「著しい猥褻行為」で有罪判決を受けてしまう。投獄は免れたものの化学的な去勢を受け、その二年後に自殺するという悲劇的な最期を遂げている。彼の功績が認められるようになったのは死後のことで、イギリス政府が公式に謝罪したのは自殺から五十年以上が経過した二〇〇九年のことであった。
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Posted by ブクログ 2019年03月08日
読書録「チューリングの遺産(上)」4
著者 ジェームズ・ロリンズ
グラント・ブラックウッド
訳 桑田健
出版 竹書房
p35より引用
“ SUVの野獣とも形容されるこの車が、小
指よりも短い鉄の破片にやられてしまうなん
て、ありえないとしか思えない。最新の科学
技術をもってしても、屋根釘の...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月25日
"エニグマという難攻不落のドイツ軍の暗号を解読したアラン・チューリングにまつわる伝説と、最新のドローン技術が融合。どこまでが史実に基づくものかは、下巻のあとがきに記載があるだろう。その時までのお楽しみ。
続きが読みたくなるシリーズの番外編、スピンオフ作品。
タッカーとケイン(元軍用犬)の活...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月27日
プロローグ/第一部 人探し/第二部 追撃/第三部 ホワイトシティ
知人の捜索を頼まれたタッカー。ケインを連れての調査中に襲撃してきたのは戦闘用ドローン。黒幕はだれ?
空飛ぶおもちゃにしか見えないドローンのイメージだったのに、それぞれの属する世界で利用方法を考えるのね。戦闘には使って欲しくな...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月28日
シグマフォースシリーズのスピンオフ。タッカーのかつての戦友から助けを求められた。彼女は何者かに追われているらしく、他にも行方不明となったものもいるこのタッカーとケインのコンビは調査を始める。
AIとドローンを主軸にしたアクション小説。シグマフォースシリーズに見られる歴史テイストはかなり薄くもはや別の...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月07日
最近、外国の作家さんで難しいのですが、ジェームズ・ロリンズはドツボにはまって読んでいるのですが、この作品はジェームズでなくてもタイトルを見ただけで喰いついていると思います!馬鹿にするわけではないが、この人の名前くらいは憶えていても損はないかと思います。
「チューリングの遺産(上)(下)」
タイト...続きを読む
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