桑田健のレビュー一覧

  • ナチの亡霊 上

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    "コペンハーゲン、チベットで別々に進行する物語が次第に交錯していく。今度のテーマは量子理論。
    手に汗握る展開と知的好奇心を刺激する物語。至福のひと時。"

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    2018年10月28日
  • マギの聖骨 上

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    "この本は、エンターテインメントに富んだフィクションなのだが、登場する美術品、遺跡、財宝などは実在するとのこと。また、科学技術も最新の研究に基づいたものだと冒頭に記載がある。
    キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、それぞれの経典を学びたくなった。この小説から興味を持って宗教学者になる人もいるのでは?
    下巻も楽しみ。"

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    2018年10月28日
  • マギの聖骨 下

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    疾風怒濤の勢いでスリラー界に名を馳せるロリンズの「シグマフォース・シリーズ」〝第1弾〟。全編クライマックスという表現が相応しく、加速度的に疾走するストーリーには圧倒される。冒頭から結末まで凄まじい量の情報を盛り込みながら、破綻することなく力業でまとめ上げる技量は相当なものだ。しかも、今なお精力が衰えることなくシリーズ続編や単発の冒険小説を量産し続けているのだから、その底力は計り知れない。

    キリスト生誕祝福の伝説が残る「東方の三博士〝マギ〟」。その骨として伝わる遺物は、ドイツのケルン大聖堂などで保管されていたが、古代の錬金術師と暗殺者の秘密結社「ドラゴンコート」が襲撃し強奪。聖堂内の教徒らは奇

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    2018年09月22日
  • モーセの災い 下

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    シグマフォースシリーズ。

    いつもより展開がファンタジーかなぁと思うところも若干あるけど、自然科学的な部分と冒険譚的な部分のバランスが良く、最後まで緊張感をもって読み通せます。さすがにエネルギー関係の話を延々と持ち込まれたら、難しくて飽きちゃいそうだもの。今作はおまけの短編も含めて、コワルスキとセイチャンのやり取りが絶妙でした。コワルスキ好きな私としてはこの可哀そうなくらい雑な扱いが好物です。前作のバーコの回はちょっと格好良すぎたよね。セイチャンが時折見せる人間味のある反応もシリーズ最初から読んでいる身としては感慨深いものがあったり。グレイとの関係だったり、シグマフォースメンバーの関係性も今後

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    2018年09月05日
  • シグマフォース外伝 タッカー&ケイン2 チューリングの遺産 下

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    シグマフォースシリーズ外伝・
    タッカー&ケインシリーズ、2作目。

    今回の敵はドローン。無人飛行による攻撃が可能、というイメージは漠然と持っていたものの、その進化は想像を遥かに超えたものに。災害時など平和目的に利用される分にはいいけれど、軍事目的にとなると、相当の脅威となってしまうのが哀しい。ここまでして一体人間はどこへ向かいたいのか、、、。いずれ人工知能にしてやられる時代がくるのだろうかと思っていたが、想像以上に差し迫っているのかもと思わせられた。

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    2018年09月03日
  • ウバールの悪魔 上

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    本来ならこの作品からとっかかるべきだったのだが、感で購入したので確か第5作目くらいからが読んでしまったシグマフォースシリーズの第1作品目です!

    「ウバールの悪魔」

    この作品に限っては司令塔であるペインター・クロウが大活躍をする。ジェイソン・ボーンとラングドンを2で割るどころかまさにそのままのモンスター級の主人公!大体、その後の登場人物のすべてが最前線にいれそうな科学者レベルの頭脳を持つ!

    唯一の難点は物語を読みながらググらないと進めない科学レベルのかなり進んだ話なのが問題なような気がする。確かクロウは原住民の混血だったような気がするのだが、僕の中ではジェレミー・レナーでセイチャンはやっぱ

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    2018年08月14日
  • ウバールの悪魔 下

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    本来ならこの作品からとっかかるべきだったのだが、感で購入したので確か第5作目くらいからが読んでしまったシグマフォースシリーズの第1作品目です!

    「ウバールの悪魔」

    この作品に限っては司令塔であるペインター・クロウが大活躍をする。ジェイソン・ボーンとラングドンを2で割るどころかまさにそのままのモンスター級の主人公!大体、その後の登場人物のすべてが最前線にいれそうな科学者レベルの頭脳を持つ!

    唯一の難点は物語を読みながらググらないと進めない科学レベルのかなり進んだ話なのが問題なような気がする。確かクロウは原住民の混血だったような気がするのだが、僕の中ではジェレミー・レナーでセイチャンはやっぱ

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    2018年08月14日
  • モーセの災い 上

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    短編 クラッシュ・アンド・バーン

    セイチャンとコワルスキ 全然違う二人の個性の差が何とも言えない色合いを生む。面白い フフ

    モーセの災い 上

    モーセがエジプトに十の災いをもたらした。??
    知っているのは"モーセの十戒"
    一体何が起きるのか、起こっていたのか?
    変わりつつある地球環境のことをふと思う。

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    2018年08月08日
  • ダーウィンの警告 下

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    Σシリーズの第九作目。
    毎回、事実とフィクションとの境目が分からなくなるが、今回は特に「これが事実だったら…考えるだけでも恐ろしい」って思った、南極大陸の「影の生物圏」の生物達に衝撃を受けた。でも、カリフォルニアの軍事研究施設から流出した驚異的な有害物質も、南極大陸の「影の生物圏」の生物達も、同じ方法で解決できたので、最後まで読んでかなり安心した。…って、こんな事を考えるくらい、話に引き込まれてしまった。

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    2018年05月20日
  • シグマフォース外伝 タッカー&ケイン2 チューリングの遺産 下

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    第三部 ホワイトシティ(承前)/第四部 煙幕/第五部 敵陣突入

    アラン・チューリング、コンピューターの父とも呼ばれる彼がもたらしたしたものは平和か、新たな争いか

    素手の争いが武器を使うようになり、石や木の枝が刀へ、鉄砲へ、爆弾へ、いよいよ目に見えない部分がある電子の争いになるのか。なんかいやだなぁ

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    2017年12月27日
  • シグマフォース外伝 タッカー&ケイン2 チューリングの遺産 上

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    プロローグ/第一部 人探し/第二部 追撃/第三部 ホワイトシティ

    知人の捜索を頼まれたタッカー。ケインを連れての調査中に襲撃してきたのは戦闘用ドローン。黒幕はだれ?

    空飛ぶおもちゃにしか見えないドローンのイメージだったのに、それぞれの属する世界で利用方法を考えるのね。戦闘には使って欲しくないと思うのは甘いのかな。

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    2017年12月27日
  • ダーウィンの警告 下

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    シグマフォースシリーズ、10作目。

    「ギルドの系譜」から登場しているシグマ隊員のジェイソンの出自が今作で明らかに。今作のテーマである第6の絶滅を引き起こそうとする遺伝子組み換え的な話の流れは人口抑制を狙った「ケルトの封印」に近いかな。量子力学的な話より生体科学的な話の方が私的には理解し易かったので、科学的な分野も含めて面白く読めた。

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    2017年08月17日
  • ギルドの系譜 下

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    ギルドとの戦いに終止符も打てたし、シリーズはもうここで完結でよいのではないでしょうか。不死の話は興味深いが、自分がそうなりたいとは思わないな。

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    2017年08月09日
  • ロマの血脈 下

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    読書録「ロマの血脈(下)」4

    著者 ジェームズ・ロリンズ
    訳 桑田健
    出版 竹書房文庫

    p62より引用
    “この男は自分が世の中のために必要なこと
    をしていると強く信じており、間違った行い
    は何一つしていないと確信している。相手の
    意見を聞き入れようとしない、狂信的なまで
    の信念だ。”

     機密部隊・シグマフォースの活躍を描いた、
    長編アクション小説。シリーズ第四弾下巻。
     亡くなった科学者の同僚と合流し、インド
    北部へと向かったシグマメンバー。彼の研究
    の足跡を追いかけた先にあったのは…。

     上記の引用は、米国の情報局部局長につい
    ての一節。自信を持つのは大切かもしれませ
    んが、周囲が困

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    2017年07月14日
  • ナチの亡霊 上

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    読書録「ナチの亡霊(上)」4

    著者 ジェームズ・ロリンズ
    訳 桑田健
    出版 竹書房文庫

    p142より引用
    “ 密猟者が関与していたら、角を残してい
    くはずがない。サイの個体数が今でも急速に
    減少している最大の理由の一つは、その角に
    ある。角の粉末は、アジアの市場では勃起不
    全の治療薬として売られている。バイアグラ
    の漢方薬版だ。角一本で、大金が手元に転が
    り込む。”

    目次から抜粋引用
    “一九四五年
     ダーウィンの聖書
     怪しい影
     みにくいアヒルの子
     混血”

     機密部隊・シグマフォースの活躍を描いた、
    長編アクション小説。シリーズ第二弾上巻。
     第二次世界大戦末期、要塞都市を爆撃が

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    2017年07月09日
  • ケルトの封印 下

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    いつものように、スリリングでハリウッド的な展開が楽しめた。セイチャンの件も落着。
    ただ、古代の遺跡の隠し部屋の機構が精密すぎるきらいが。何千年もたってそれが稼働するとは思えないなあ。

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    2017年06月04日
  • ギルドの系譜 上

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    先読みはいけないのだが、本作を読んでいるとシグマフォースの終焉が近づいているような気がする。僕であれば次回作が終焉なのだが、本作後に3作品あることからホッとする感はあるのだが、嫌みのような才能には嫉妬する。

    合衆国大統領の娘とその孫が誘拐され、捜査に飛び込むシグマの面々。久しぶりに母親から隊員に戻り全線で活躍するキャットに立ち直りを見せる夫であるモンク。相変わらずのコワルスキの余裕たっぷりの面白さは健在だし、ペインターにリサにグレイも大活躍。

    「ギルドの系譜」

    なんといってもセイチャンの生い立ちの秘密が暴かれる!それにしても…ロリンズの作品は世界に存在する科学が発想となり物語が形成されて

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    2017年05月04日
  • ギルドの系譜 下

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    先読みはいけないのだが、本作を読んでいるとシグマフォースの終焉が近づいているような気がする。僕であれば次回作が終焉なのだが、本作後に3作品あることからホッとする感はあるのだが、嫌みのような才能には嫉妬する。

    合衆国大統領の娘とその孫が誘拐され、捜査に飛び込むシグマの面々。久しぶりに母親から隊員に戻り全線で活躍するキャットに立ち直りを見せる夫であるモンク。相変わらずのコワルスキの余裕たっぷりの面白さは健在だし、ペインターにリサにグレイも大活躍。

    「ギルドの系譜」

    なんといってもセイチャンの生い立ちの秘密が暴かれる!それにしても…ロリンズの作品は世界に存在する科学が発想となり物語が形成されて

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    2017年05月04日
  • ケルトの封印 上

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    夢中になりすぎて1週間のうちにほとんどの作品を購入。ハードカバーでないのは残念だが本棚に入れる価値のある作品は大歓迎だ。

    本当にボーンシリーズのロバート・ラドラムにはまって以来の外国人作家に夢中になった。ジェームズ・ロリンズの作品は本当に緻密で面白い!ただ完全に理解するにはPCの前で検索しながらではないと作者の中に入り込むことにならないような気がする。

    「ケルトの封印」

    ロリンズの作品の中でのシグマフォースシリーズに夢中になっているのが謎の女スパイのセイチャンのせいかもしれない。司令官のペインターや隊長のグレイの常に上を行くのが彼女である。特殊極秘部隊と言っても格闘中心の体育会系の集まり

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    2017年05月04日
  • ケルトの封印 下

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    夢中になりすぎて1週間のうちにほとんどの作品を購入。ハードカバーでないのは残念だが本棚に入れる価値のある作品は大歓迎だ。

    本当にボーンシリーズのロバート・ラドラムにはまって以来の外国人作家に夢中になった。ジェームズ・ロリンズの作品は本当に緻密で面白い!ただ完全に理解するにはPCの前で検索しながらではないと作者の中に入り込むことにならないような気がする。

    「ケルトの封印」

    ロリンズの作品の中でのシグマフォースシリーズに夢中になっているのが謎の女スパイのセイチャンのせいかもしれない。司令官のペインターや隊長のグレイの常に上を行くのが彼女である。特殊極秘部隊と言っても格闘中心の体育会系の集まり

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    2017年05月04日