【感想・ネタバレ】ウバールの悪魔 下のレビュー

あらすじ

カサンドラに拉致されたサフィアは、霊廟で発見された手がかりをもとにウバールの場所を突き止める。一方、カサンドラの襲撃を逃れたペインターたちも、ウバールを目指していた。砂漠でかつて繁栄を極めながら、神の怒りに触れて砂に埋もれたとされるウバールには、本当に反物質が存在するのか? 不思議な力を持つ部族の力を借りながら、ペインターたちはギルドの攻撃に立ち向かう。だが、ペインターが相手にしなければならないのは、かつてのパートナーのカサンドラが率いるギルドの部隊だけではなかった。ウバールには超大型の砂嵐が迫っていたのである。砂嵐の影響で不安定になった反物質は、その膨大なエネルギーを放出し始めた。果たしてペインターはギルドの野望と反物質の暴走を阻止することができるのか?幻の民の秘めたる力とは……〈シグマフォース〉原点の物語、注目の後編!

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Posted by ブクログ

ガラスの街……遺跡の印象からか、生き物のいない死者の街のイメージがありますね。
栄えていたはずの文明が、フツリと消息を絶つ。
きっと今も発見されていない歴史があるんだろうなぁ。

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2023年09月20日

Posted by ブクログ

クライマックス盛り上がった
反物質
水 バッキーボール
マグマ 地球起源の水
オマーン
起動強制力、ミランコビッチ強制 自転のぶれ
サラーラのナビ・イムラーンの霊廟
ユーブ(ヨブ)の霊廟
シスル ウバールの廃墟
シャラク族 ウバールの王の跡継ぎ
シャバブ・オマーン
鉄のラクダ

ヨアキム(Joachim)は、古い伝承によれば聖母マリアの父、妻はアンナ。ユダ族の出身で、ダビデ王の家系に属する。聖人崇敬を行う全ての教派で聖人とされる。ヨアキムはヘブライ語男性名エホヤキム(「ヤハウェは起き上がらせてくださる」という意味)がギリシア語化したもの。正教会・カトリック教会・聖公会で聖人。

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2023年05月31日

Posted by ブクログ

"古代都市ウバールに秘められた謎を追って、アラビアの砂漠で繰り広げられる手に汗握る展開。荒唐無稽な話にも思えるが、科学的な事実に基づくものをベースに語られているので、あり得ない話ではないことが、著者のあとがきからうかがえる。本作も連休中の楽しみの一つにしてよかったと思える作品だった。
次の作品も先日購入したばかり。すでに本国では「ケルトの封印」以降3作が世に出ているとのこと。翻訳が待ち遠しい。"

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2018年10月28日

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相変わらずのスリリングな展開と謎を最新の科学で解き明かす、独自のストーリー。毎シリーズ、設定が異なるので、飽きずに、読める。

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2015年03月16日

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ネタバレ

ジェームズ・ロリンズによる後のシグマフォースシリーズに繋がる作品の下巻。
上巻でペインターはシグマにギルドと繋がっている人物がいることに懸念を抱き、偽の情報を流していたが、あっさりとカサンドラに筒抜けになっていたことでシグマの上部にギルドとつながりがあり、シグマを裏切っている人物がいることを確信する
一方、サフィアの出生の秘密が明かされ、やがて特殊な能力を持つ一族の血を受け継いでいること、キャラとの関係にまで話が広がり、これまで疑問だったことの一端が明かされる。ここから物語は急展開を見せ、失われた都市「ウバール」へと導かれていく。
本作後半では猛烈な砂嵐が吹き荒れ、やがては執拗にサフィアを追ってきたカサンドラさえも戦闘を中断せざるを得なくなるほどになる。原題である「Sandstorm」はまさにこの状況を描いているし、砂嵐によって引き起こされる悲劇は、まさに邦題の「ウバールの悪魔」そのものだ。そして、その状況は一歩間違うとウバールのみならず、世界に破滅をもたらすほどのものだった。
日本の読者は先にペインターが司令官としてシグマを率いている作品を目にしているため、本作でもペインターは生き残ることが前提として読み進められることになるが、それでもペインターを巡る状況は常に危機一髪であり、ちょっとでも気を抜くと命を落とす状況をこれでもかと用意している。読者を引きつける物語の展開もさることながら、随所にちりばめられた蘊蓄もまたこのシリーズ、ひいては本作者の特徴として興味深い。静電気や絶縁のくだりはおやっ?と思うところも多々あるが、物語として面白ければ許されるか。

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2014年05月16日

Posted by ブクログ

インディージョーンズ×ミッションインポッシブルのような作品で、大好きなシリーズ。

下巻は古代のヒントを手掛かりに遺跡を発見→タイムリミットと追手が迫る中で謎を解明→崩壊、というお決まりのような展開だけど、考古学・超自然・SFの知的好奇心を満たしてくれる素晴らしいエンタメ。

オマーン、ウバール、ツングースカ、シバの女王、反物質など、興味深い話が盛りだくさんで楽しかった。

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2025年03月16日

Posted by ブクログ

本来ならこの作品からとっかかるべきだったのだが、感で購入したので確か第5作目くらいからが読んでしまったシグマフォースシリーズの第1作品目です!

「ウバールの悪魔」

この作品に限っては司令塔であるペインター・クロウが大活躍をする。ジェイソン・ボーンとラングドンを2で割るどころかまさにそのままのモンスター級の主人公!大体、その後の登場人物のすべてが最前線にいれそうな科学者レベルの頭脳を持つ!

唯一の難点は物語を読みながらググらないと進めない科学レベルのかなり進んだ話なのが問題なような気がする。確かクロウは原住民の混血だったような気がするのだが、僕の中ではジェレミー・レナーでセイチャンはやっぱりコン・リーだなぁ~なんて考えながら読んでいる。少々時間はかかるがなかなか面白い翻訳者さんですね!

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2018年08月14日

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ネタバレ

シグマフォースのペインター・クロウの若き日のお話。反物質がテーマになっている壮大なスケールの物語。シグマフォースを知らなくても、単独で読んでも面白い。

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2016年11月10日

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長官かっこよかったんだな!
なんだ、バリバリの叩き上げか。

相変わらずファンタジックSF。
主人公が失恋系って初めて読んだ気がする…あれ、主人公彼女か?

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2015年04月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シグマフォースシリーズ第0弾。なぜ「0」かというと、邦訳第1弾『マギの聖骨』より前に書かれた作品だから。グレイやモンクなど現在のメンバーは登場せず、まだ司令官になる前のペインター・クロウが主人公として活躍し、敵対組織「ギルド」と戦う。舞台や設定は共通であるものの、「マギ」以降のシリーズとは関連が薄く、今までずっと未訳のままだった。

現在刊行されているシグマフォースシリーズ(1~4)は本作を読まなくても特に困らないと思うが、来年(2014年春)に刊行予定の "The Doomsday Key"(仮題『ケルトの封印』)はいよいよギルドとの全面対決になるようで、その準備としてこの時期に出版されたらしい。

ストーリーの内容は、

大英博物館で謎の爆発事件が起き、シグマフォースのペインターがパートナーと共に調査に向かう。が、同時にギルドも工作員を送り込み、学芸員のサフィアを拉致しようとする。難を逃れたサフィアはスポンサーのキャラ、元婚約者のオマハ、ペインターらとともに中東のオマーンへ向かい、失われた都「ウバール」の謎を解こうとする。

……というもので、最初に書かれた作品に対して言うのも何だが、あまり新鮮さを感じなかった。人間関係もペインター、サフィア、カサンドラが次作のグレイ、レイチェル、セイチャンと重なる印象あり。第5作の準備として読んではみたものの、読まなくてもあまり影響ないんじゃ? という予感がするなぁ(単なる予感だからまだわからないけど)。

独立した作品として見ると、考古学的謎解き+冒険活劇+ロマンスという要素は悪くないし、展開もスピーディでサクサク読ませる。だからこそ、最初に読んだ方が新鮮で面白かったろうなーという残念感が拭えない。シリーズ物はやはり書かれた順に読むべきであると改めて確信した。

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2013年12月16日

Posted by ブクログ

主人公の機転などはハラハラし、面白く読める。一作目をなかなか越えられないが、全体的にこの作者の作品は安定しており、知的好奇心もくすぐってくれ、満足度は高い。

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2013年12月03日

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反物質っていうのが良くわからなかったけれど面白かった。
オマハさん良かったね。ぺインターさんは残念でした。

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2013年11月28日

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思っていた以上にファンタジーと言うか、
何でもアリな世界観だった。
歴史の謎を解くよりアクション多めの冒険小説と言った感じ。

面白かったけれど、個人的にペインターとサフィアの件が残念だった。

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2020年10月02日

Posted by ブクログ

いやぁー!
これ読むと最近のだらだら感が・・・。
ちょっと、
ファンタジーすぎるかもしれないけど、
物語ってこのくらいが調度いいのかも!
おもしろい!
しかし、
この話しではペインターが主人公なんですが、
なんで、
本編でグライを起用したんでしょう?
そのまま、
所長にせずにペインター主人公でよかったんじゃないか?
本編でも、
初期のころはペインターが主人公みたく活躍するやつもあったでしょう?
それで、
彼女見つけちゃったしね。
なんで、
グレイだったんでしょう?
それは、
これからわかるのかしら?

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2019年06月06日

Posted by ブクログ

水のボール型分子の中に反物質というのは面白かった。ペインターも、クレイに負けず劣らず不死身のソルジャーですな。ちょっとハリウッド要素が強すぎる気もしますが、楽しめました。

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2017年05月22日

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シグマフォースシリーズ、0作目。若き日のぺインター・クロウが主人公。

これまでちょいちょい話題に出ていた「オマーンでの作戦」の話。邦訳では5作目だが、アメリカでは最初からこれが最初に刊行されていたとのこと。先に4作品を読んでいるためか、ぺインターの恋の行方とか裏切者の正体とか薄々見当ついてしまうのは仕方ないところ。そのうちイイことあるから早く諦めな、と恋に浮かれるぺインターにいちいち釘を刺しながら読むのは意地悪だったか。
考古学的、生物学的、科学的な考察と冒険アクションのバランスは相変わらず良し。ちょっとSF過ぎているところもあるけど、面白く読めた。

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2016年04月05日

Posted by ブクログ

シグマシリーズの前日譚。本編の主人公の上司にあたるペインターが主役です。

割と人間味のあるペインターさん、良いですが、不死身過ぎです。(みんなそうだけど)

悪役が冷酷な女性というパターンが多いこのシリーズ、今回も癖のある悪役が出てきます。
あと、インディー・ジョーンズ的なタイプの男性も出てきてペインターと張り合ったりと、面白いです。

ただ、謎解きが安易なのと、SF(超能力?)要素が強くてリアリティが薄かった。
ありそうで無いラインギリギリ位だともっとよかったな。

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2015年07月27日

Posted by ブクログ

Σシリーズの第0作目。
マギの聖骨よりも前の話で、ペインターが司令官になる前の話。
本作も、反物資、単為生殖、バッキーボールという水の分子構造などの科学的な要素と、崩壊した都市ウバールの伝説、ツングースカの大爆発などの歴史的な要素が満載。
ペインターのカッコよさだけでなく、カサンドラの切ない感じも、非常に良かった。
また、地下都市ウバールでの戦いは、是非とも映像化して欲しいと思うような魅力的な描写だった。

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2015年03月12日

Posted by ブクログ

ウバール、反物質、ラヒームの女・・・
上巻での謎がここで明らかになってゆく。

シグマフォースの敵である”ギルド”の追撃も激しさを増しぺインターたちも絶体絶命の危機に陥る。
エンターテイメント小説として良くできてると思う。
インディ・ジョーンズの冒険活劇にミリタリーアクションを加え、オカルト的なところに科学的考証(もしかするとトンデモかもしれないが)を加えたらこんな感じだろう。

古代へのロマン、冒険活劇、人知を超えた謎 の要素が好きな方は楽しめる小説だろう。

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2015年02月07日

Posted by ブクログ

物語はいよいよ佳境へ!な、下巻。

相変わらずの情報量と、スピード感で堪能しました。
これは映像化されたものを見てみたい・・・



グレイとペインター・クロウのキャラが似ているように感じてどっちが主人公でも変わらないな、なんて思ったのは秘密!!

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2014年04月12日

Posted by ブクログ

上巻から引き続き面白かった。昔読んでいたクライブ・カッスラーを思い出した。シグマシリーズ、続けて読んでみたい。

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2014年06月30日

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