桑田健のレビュー一覧
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ネタバレジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第4弾下巻。
いよいよロシア・ウクライナにまたがる地域で進められていた陰謀の全貌が明らかになる。グレイはチェルノブイリで世界中のVIPが招かれている式典での作戦の阻止を狙う。一方、ペインターはシグマに潜入することに成功したマップルソープに対し、一か八かの賭に出る。
物語は2日間程度の間に起こった事柄だというのに、この密度は半端ではない。移動手段があっという間に用意されたり、行く先々でいいところですごい味方が現れたりするのはいつもの通りのご都合主義的展開ではあるが、そこに至るまでの物語は様々な仕掛けを施してあり、感心させられる。
本作では、グレイ、モンク、ペインターといった主要なキャラクターを最終的に導くのが特殊な能力を持った子供であり、その結末はなんともやるせない切なさに満ちている。このあたりは過去3作以上に人間の心を描いているように思う。
それにしても、どこまで行ってもモンクはつらい役回りを与えられていて、作者はどこまでモンクを不幸にすれば気が済むのかと、変な勘ぐりをしてしまうほどだ。次作でモンクがどのように扱われるのか、そのあたりも注目したいところだ。 -
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ネタバレジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第4弾。
旧ソ連での精神医学の研究とチェルノブイリ原発事故、ジプシーなどが複雑に絡み合い、上巻を読み終えた段階ではまだまだこの先どうなるのか全体像が見えない。しかしながら、複雑にあちこちに話が行く割には物語の大筋がグレイたちと記憶を失った男、ユーリという旧ソ連の科学者の三筋に大きく収斂しているため、物語を追うのは難しくない。
前作でモンクが生きているのか死んでいるのか、普通に考えれば死んでしまっていてもいいのに義手が動いたりして変に希望を持たせるような終わり方だっただけに、気になって仕方がない。しかし、上巻を読んだ時点では彼が本当にそうなのかがはっきりしない。
このシリーズは物語としては長いが、あまりそれを感じさせないような展開と先が気になるようにわざと思わせぶりな書き方をしているためになかなか読む手が止まらないのも確か。ダン・ブラウンの一連の作品ほどの中毒性はないが、それでも十分に、上巻を読み終えたらすぐに下巻を手に取りたくなるくらい引き込まれるだけの力量を作者が持っているのは間違いない。 -
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ネタバレジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第3弾の下巻。
いよいよ二手に分かれていたギルド、シグマフォースの面々がひとつの場所に合流する。それがなんとカンボジアのアンコール遺跡群。
確かに、これまでも人類が辿り着くことのなかった密林等を切り開くことで人間に感染することのなかったウィルスが新種となって人間に感染するようになった例は枚挙にいとまがないが、まさかそれとマルコ・ポーロの旅、アンコール遺跡群をつなげてくるとは、してやられたという感じ。しかも、数年前に訪れたことのある遺跡群が物語の中で生き生きと描かれ、非常に重要な要素を与えられているとなると読み手としては格別の思いがある。
それはさておいても、結末までいったいどうなるのかとハラハラしながら読み進んだ。ペインターが絶妙なタイミングで現れるあたりはまさにアメリカ映画チックであり、ご都合主義と呼ばれても仕方ないが、まあそれはご愛敬というものだろう。
それにしても、どうして作者は人の良いモンクだけにこうも過酷な運命を与えるのだろうか、、、、 -
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ネタバレジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第3弾。
マルコ・ポーロの冒険が現代の疫病に大きく関わるという、発想自体がとんでもないスケールで驚く。全2作以上に冒頭からスピーディに物語が展開し、例によってギルドと裏をかいたりかかれたりしながらも謎の行方を追ってグレイほか登場人物が活躍する。
前作「ナチの亡霊」はペインターの物語かと思うほどグレイの印象が薄かったが、本作はセイチャンとともに主人公らしい活躍を見せる。一方、インドネシア沖では例によってモンクがリサとともにギルドに包囲され、片腕をなくしたときと同じようなピンチに陥る。
病気がキーワードになっていたり、モンクがとらわれの身になったりと全2作と同様な展開もあるが、「マギ」の時のような遺物を元に謎を追いかけていく展開はダン・ブラウンのラングドンシリーズやインディ・ジョーンズなどに共通して知的好奇心をくすぐられ、先が気になる。それにしても、なぜ「ユダ」なのか。
例によって、どこまで事実でどこからがフィクションなのか上巻を読んだ時点では全く不明だが、これまでもフィクションかと思ったら現実に存在するものだったりと、その科学技術や歴史的遺物に精通していることでは定評のある作者だけに、これがもし現実だったらと空恐ろしくなってしまう。
物語は佳境に入ったところで下巻へと受け渡されるので、かじりつくように下巻を手に取ってしまった。 -
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シグマフォースシリーズを初めて読んだ。
序盤は、どうナチと関わっていくのかを推測しながら読んでいたが、
予想していた人物が意外な正体であったり、まったく予測できない展開に転んでゆく。
場所が異なる複数の出来事が同時に進んでいくのだが、
そのおかげで本の中の出来事を立体的に見ることができた。そして、本の中に入り込みやすかった。
もちろん小説なのでフィクションである部分もあるが、歴史的事実・理論(例えば量子学や進化論)が要所に出てくる。
量子学の説明も分かりやすく、初心者の私でも何と無くではあるが理解することができた。
二人の人間が生物の起源について討論する場面があるのだが、生物に興味がある私としてはわくわくして読むことができた。
歴史的事実、理論に関する記述も非常に面白い。
下を読むのが楽しみだ。 -
購入済み
シリーズの幕開け
上巻の謎を解き明かし、シグマフォースとドラゴンコートの最終決戦を描く。ケルンからヴァチカン、アレクサンダー大王の墓へと舞台が広がり、聖書と科学の融合がスリリング。アクションはさらに加速し、歴史的背景に基づく展開が緊張感を高める。やや誇張された結末は好みが分かれるが、娯楽性は抜群。謎解きと戦闘のバランスが良く、シリーズの幕開けとして満足度の高い作品。
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ネタバレ結論から言うと面白かった!
絶対①から読むべきだったよね〜
全部読みたい〜けど、この上下だけでも結構なボリュームだったなぁ、ぼちぼち長かったよぉ、、進まなかったよぉ、、
誰が一番頑張ったって、グレイの両親よなぁ
このシリーズ初めましてだったからわかんなかったんだけど、作者さん、キャラはあんまり殺さないスタイルなんかな
最終的にモンクまで義手動くしな
中には結構容赦なく殺していく作者さんもいるからなぁ、、
まぁ原住民の扱いひどいけどね
科学、歴史うんぬんの話は詳しくないからなんともいえないけど、後半スーザンの「よくわかんないけど行かないといけない気がする!」はちょっと無理があるなぁ。
そしてめっちゃ歴史的価値あるものガンガン壊していくよね、大丈夫か?笑
そしてペインター、この800ページ越えの中で何してたの?とはなる
いや、おもしろかったのよ!結論から言うと!