桑田健のレビュー一覧

  • ユダの覚醒 下

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    Σシリーズ第三作目。今作のテーマは世界の脅威になりうる感染病。作を重ねる毎に面白くなってきた印象。毎回この著者の作品は、事実と著者の想像の境目が分からなくなるくらい展開が巧妙。マルコポーロに関わる話も興味深い。何より気になるのが、モンクどうなったのっていうこと。次作が楽しみである。

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    2014年02月08日
  • ロマの血脈 下

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    ネタバレ

    ジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第4弾下巻。
    いよいよロシア・ウクライナにまたがる地域で進められていた陰謀の全貌が明らかになる。グレイはチェルノブイリで世界中のVIPが招かれている式典での作戦の阻止を狙う。一方、ペインターはシグマに潜入することに成功したマップルソープに対し、一か八かの賭に出る。
    物語は2日間程度の間に起こった事柄だというのに、この密度は半端ではない。移動手段があっという間に用意されたり、行く先々でいいところですごい味方が現れたりするのはいつもの通りのご都合主義的展開ではあるが、そこに至るまでの物語は様々な仕掛けを施してあり、感心させられる。
    本作では、グレイ、モンク、ペインターといった主要なキャラクターを最終的に導くのが特殊な能力を持った子供であり、その結末はなんともやるせない切なさに満ちている。このあたりは過去3作以上に人間の心を描いているように思う。
    それにしても、どこまで行ってもモンクはつらい役回りを与えられていて、作者はどこまでモンクを不幸にすれば気が済むのかと、変な勘ぐりをしてしまうほどだ。次作でモンクがどのように扱われるのか、そのあたりも注目したいところだ。

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    2013年09月15日
  • ロマの血脈 上

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    ネタバレ

    ジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第4弾。
    旧ソ連での精神医学の研究とチェルノブイリ原発事故、ジプシーなどが複雑に絡み合い、上巻を読み終えた段階ではまだまだこの先どうなるのか全体像が見えない。しかしながら、複雑にあちこちに話が行く割には物語の大筋がグレイたちと記憶を失った男、ユーリという旧ソ連の科学者の三筋に大きく収斂しているため、物語を追うのは難しくない。
    前作でモンクが生きているのか死んでいるのか、普通に考えれば死んでしまっていてもいいのに義手が動いたりして変に希望を持たせるような終わり方だっただけに、気になって仕方がない。しかし、上巻を読んだ時点では彼が本当にそうなのかがはっきりしない。
    このシリーズは物語としては長いが、あまりそれを感じさせないような展開と先が気になるようにわざと思わせぶりな書き方をしているためになかなか読む手が止まらないのも確か。ダン・ブラウンの一連の作品ほどの中毒性はないが、それでも十分に、上巻を読み終えたらすぐに下巻を手に取りたくなるくらい引き込まれるだけの力量を作者が持っているのは間違いない。

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    2013年09月10日
  • ユダの覚醒 下

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    ネタバレ

    ジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第3弾の下巻。
    いよいよ二手に分かれていたギルド、シグマフォースの面々がひとつの場所に合流する。それがなんとカンボジアのアンコール遺跡群。
    確かに、これまでも人類が辿り着くことのなかった密林等を切り開くことで人間に感染することのなかったウィルスが新種となって人間に感染するようになった例は枚挙にいとまがないが、まさかそれとマルコ・ポーロの旅、アンコール遺跡群をつなげてくるとは、してやられたという感じ。しかも、数年前に訪れたことのある遺跡群が物語の中で生き生きと描かれ、非常に重要な要素を与えられているとなると読み手としては格別の思いがある。
    それはさておいても、結末までいったいどうなるのかとハラハラしながら読み進んだ。ペインターが絶妙なタイミングで現れるあたりはまさにアメリカ映画チックであり、ご都合主義と呼ばれても仕方ないが、まあそれはご愛敬というものだろう。
    それにしても、どうして作者は人の良いモンクだけにこうも過酷な運命を与えるのだろうか、、、、

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    2013年08月26日
  • ユダの覚醒 上

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    ネタバレ

    ジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第3弾。
    マルコ・ポーロの冒険が現代の疫病に大きく関わるという、発想自体がとんでもないスケールで驚く。全2作以上に冒頭からスピーディに物語が展開し、例によってギルドと裏をかいたりかかれたりしながらも謎の行方を追ってグレイほか登場人物が活躍する。
    前作「ナチの亡霊」はペインターの物語かと思うほどグレイの印象が薄かったが、本作はセイチャンとともに主人公らしい活躍を見せる。一方、インドネシア沖では例によってモンクがリサとともにギルドに包囲され、片腕をなくしたときと同じようなピンチに陥る。
    病気がキーワードになっていたり、モンクがとらわれの身になったりと全2作と同様な展開もあるが、「マギ」の時のような遺物を元に謎を追いかけていく展開はダン・ブラウンのラングドンシリーズやインディ・ジョーンズなどに共通して知的好奇心をくすぐられ、先が気になる。それにしても、なぜ「ユダ」なのか。
    例によって、どこまで事実でどこからがフィクションなのか上巻を読んだ時点では全く不明だが、これまでもフィクションかと思ったら現実に存在するものだったりと、その科学技術や歴史的遺物に精通していることでは定評のある作者だけに、これがもし現実だったらと空恐ろしくなってしまう。
    物語は佳境に入ったところで下巻へと受け渡されるので、かじりつくように下巻を手に取ってしまった。

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    2013年08月23日
  • ナチの亡霊 下

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    祈りと信仰、宗教になじみの薄い私にはイマイチピンとこないが、本作を読んで案外効果があるのかもって思ってしまう。

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    2013年06月30日
  • ナチの亡霊 上

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    シグマフォースシリーズを初めて読んだ。
    序盤は、どうナチと関わっていくのかを推測しながら読んでいたが、
    予想していた人物が意外な正体であったり、まったく予測できない展開に転んでゆく。
    場所が異なる複数の出来事が同時に進んでいくのだが、
    そのおかげで本の中の出来事を立体的に見ることができた。そして、本の中に入り込みやすかった。

    もちろん小説なのでフィクションである部分もあるが、歴史的事実・理論(例えば量子学や進化論)が要所に出てくる。
    量子学の説明も分かりやすく、初心者の私でも何と無くではあるが理解することができた。
    二人の人間が生物の起源について討論する場面があるのだが、生物に興味がある私としてはわくわくして読むことができた。
    歴史的事実、理論に関する記述も非常に面白い。

    下を読むのが楽しみだ。

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    2013年06月21日
  • マギの聖骨 上

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    シグマフォースシリーズ第1作。帯の「ダヴィンチ・コード×インディ・ジョーンズの面白さ!」という煽り文句に偽り無し! 本当に最後まで夢中で読んだ。 科学と歴史の絡ませ方が見事。 読むなら週末に。

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    2015年08月25日
  • マギの聖骨 上

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    アメリカの小説。古代の知識と現代科学をおりまぜ、アクションも詳細で展開がおもしろい。シグマフォースシリーズとして、タイトルもそそられる。

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    2013年02月10日
  • シグマフォースシリーズ⑰ ツァーリの蔵書 [下]

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    隠された真実 24〜30
    砕氷船 31〜37
    禁断の島 38〜45
    炎と氷 46〜57
    エピローグ
    著者から読者へ:事実かフィクションか
    謝辞
    訳者あとがき

    あっちが ああなって、こっちが こうなって〜〜
    どわーっと最後へ ああ面白かった。。。
    やっぱり コワルスキは目が離せない
    タッカーとケインとマルコはお気に入り♡♡♡

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    2026年09月28日
  • シグマフォースシリーズ⑰ ツァーリの蔵書 [上]

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    科学的事実から
    歴史的事実から
    プロローグ
    黄金の蔵書 1〜6
    狩りのチーム 7〜16
    汚された修道院 17〜23

    北極圏での冷戦、自然環境の変化
    それらを凌ぐ?人間の欲望……
    絶対正しいチームは存在するのだろうか

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    2026年09月25日
  • シグマフォースシリーズ⑰ ツァーリの蔵書 [下]

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    歴史の中の謎を解き明かし、ふんだんな資金力を活かして世界中を飛び回り、未知の場所を探検していくシリーズ最新作でした。このシリーズは、最後は遺物が破壊されて終わるパターンが多い気がしています。
    巻末に毎回、今回のお話のどこまでが本当のことなのかを著者が種明かしをしてくれます。参考文献も紹介され、興味があればその本も読みたくなります。その中で、次回作は、新しい展開になるとのコメントがありました。
    期待して次回作を待ちたいと思います。

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    2026年09月02日
  • シグマフォースシリーズ⑰ ツァーリの蔵書 [上]

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    毎回楽しみにしているシリーズ。
    今回はロシアが舞台。ロシアの歴史や宗教は分からない事だらけで苦戦中だが、緊張感と好奇心が高まる展開で続きが楽しみだ。

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    2026年07月08日
  • シグマフォース シリーズ⑭ タルタロスの目覚め 下

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    シグマフォースシリーズの14作目。
    今作はどちらかというと、最新の技術よりも過去の話、それも紀元前の話の要素が強め。信じられないが、過去に存在した高度な文明の技術の恐怖が、現在に甦るという話で、機械仕掛けの地図や放射線を発するメデイアの油や、青銅製のオートマタなどが描かれているが、衝撃的なのはタルタロスという地獄を象徴するようなさまざまなオートマタ。あれは映像化したらすごいSF映画になりそう。あと、本作ではコワルスキが大活躍だが、最後の最後でコワルスキ大丈夫?って心配になった。次作の展開に期待したい。

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    2026年01月04日
  • ムーンフォール・サーガ2 氷の揺りかご [下]

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    はるかなる過去の潮流/カゼンの神官/クレイシュの牙/ブロンズ像の謎/渦の入口/エクソールの血の湯治場/傷だらけの平原/すべての苦痛の根源/カリックスの支配

    大氷原の一団と、王国と帝国の一団の
    物語の入れ替りが頻繁になり
    切羽詰まる感じが大きくなる
    彼らは何処まで行けるのだろう

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    2025年11月30日
  • シグマフォースシリーズ13 AIの魔女 上

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    Σシリーズの第十三作目。
    同時に起きた2つの衝撃的な事件が物語の軸になっている。セイチャンとお腹の子、モンクの2人の子どもが誘拐され、キャットが意識不明の重体になるという、何者かによる襲撃事件、AIの権威である女性科学者達の会合の襲撃事件がほぼ同時に発生。何より、キャットはどうなっちゃうの?っていう不安が一番強かったかな。AIの話は、ダンブラウンのオリジンでも扱われていたが、そちらの方が面白かった。ただ最新のAIの話だけでなく、中世の魔女狩りの話と連動した構成は、他の作品と同様面白かった。

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    2026年01月04日
  • ムーンフォール・サーガ2 氷の揺りかご [上]

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    氷の盾/異国の地の王子/風を切り裂く短剣/禁じられた目/サメの群れ/混乱の宮殿/翼の嵐/戦争の足音/深海の夢見し者たち/マルガードの煙

    主な登場人物のページを読んで思い出したのは数人
    本文を読み始めてやっと少しずつ
    サーガ1「星なき王冠」の物語を思い出す

    氷原に向かった者たちと
    他国に潜入した者たちの
    それぞれの物語が交互に進む
    連絡の取り難い二つの道は
    上手く合流出来るのだろうか……

    次は下巻 早く読みたい♪

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    2025年11月25日
  • マギの聖骨 下

    sun

    購入済み

    シリーズの幕開け

    上巻の謎を解き明かし、シグマフォースとドラゴンコートの最終決戦を描く。ケルンからヴァチカン、アレクサンダー大王の墓へと舞台が広がり、聖書と科学の融合がスリリング。アクションはさらに加速し、歴史的背景に基づく展開が緊張感を高める。やや誇張された結末は好みが分かれるが、娯楽性は抜群。謎解きと戦闘のバランスが良く、シリーズの幕開けとして満足度の高い作品。


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    2025年07月01日
  • マギの聖骨 上

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    インディジョーンズとミッションインポッシブル、ダンブラウンのラングドン教授を合わせたような、歴史×ミステリー×オカルト×アクション×サスペンス小説。
    自分では一生訪れることのないような場所に連れていってくれて、歴史の解説や謎解き、アクションまで見せてくれる大好きなジャンル。

    私がシグマフォースシリーズを追うきっかけになったグレイ隊長の最初の任務で、登場人物も魅力的でテンポ良くストーリーが進むので読む手が止まらなくなってしまう。

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    2025年06月01日
  • ユダの覚醒 下

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    ネタバレ

    結論から言うと面白かった!
    絶対①から読むべきだったよね〜
    全部読みたい〜けど、この上下だけでも結構なボリュームだったなぁ、ぼちぼち長かったよぉ、、進まなかったよぉ、、
    誰が一番頑張ったって、グレイの両親よなぁ
    このシリーズ初めましてだったからわかんなかったんだけど、作者さん、キャラはあんまり殺さないスタイルなんかな
    最終的にモンクまで義手動くしな
    中には結構容赦なく殺していく作者さんもいるからなぁ、、
    まぁ原住民の扱いひどいけどね
    科学、歴史うんぬんの話は詳しくないからなんともいえないけど、後半スーザンの「よくわかんないけど行かないといけない気がする!」はちょっと無理があるなぁ。
    そしてめっちゃ歴史的価値あるものガンガン壊していくよね、大丈夫か?笑
    そしてペインター、この800ページ越えの中で何してたの?とはなる

    いや、おもしろかったのよ!結論から言うと!




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    2025年05月04日