シグマフォース シリーズ⑭ タルタロスの目覚め 下
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シグマフォース シリーズ⑭ タルタロスの目覚め 下

私が地獄の門を開き、
悪魔の炎を盗み、
世界を火で清める……

技術革新の炎は人類を進化させてきた。
今、その炎が我々を焼き尽くそうとしている――

古代の叙事詩に記されたオデュッセウスの旅路を、
最新の科学理論に基づいて解き明かす!

■科学的事実から──人類の技術革新の行き着く先とは?
イスラム黄金時代として知られる八世紀から十三世紀にかけて、アラブの科学者たちは設計と技術革新の才能をいかんなく発揮した。その中で最も顕著な存在の一人が、イスマイル・アル=ジャザリーで、水時計から「オートマタ」と呼ばれる高度な機械人形に至るまで、あらゆる種類の道具を発明した。発明品の仕組みや技法は革新的だった。彼の最大の功績は著書『巧妙な機械装置に関する知識の書』で、そこには百以上の発明品の図解が含まれている。革新的な発明家でもあったレオナルド・ダ・ヴィンチは、自身が生まれる二世紀以上前にこの世を去ったアル=ジャザリーの作品から影響を受けていたばかりか、それらを「借用」していたとも考えられている。レオナルドはそうすることで、黄金時代が色あせた後にイスラム世界が放棄した技術革新の松明を燃やし続けた。それこそが技術革新の道のりだ。ある人の手から次の人の手に、ある国から次の国に、ある世紀から次の世紀に受け継がれていく。「必要は発明の母」という格言がある。もし、それが正しいとしたら、ある疑問が浮かぶ。「ほかの何よりも発明と技術革新に火をつけたものは何か?」その答えは一言で表せる。戦争だ。


アポカリプティ――
それはあらゆる必要な手段を講じて、
この世の終わり(アポカリプス)を
もたらすことに執着する狂信者連合……。

世界が間もなく終わりを迎えると信じているのに、
それを阻止するための行動を起こさないのであれば、
その人たちは彼らの仲間なのだ。

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シグマフォース シリーズ⑭ タルタロスの目覚め のシリーズ作品

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1~2件目 / 2件
  • シグマフォース シリーズ⑭ タルタロスの目覚め 上
    880円 (税込)
    もしタルタロスを目覚めさせたのならば、 それは最後の目覚めとなり、 次の眠りは永遠のものになるであろう…… ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』は空想の産物なのか? それとも真実なのか? 世界35カ国で翻訳、全世界累計2,000万部突破 ベストセラー・シリーズ最新作! ■歴史的事実から──ホメロスによる二大叙事詩『イリアス』と『オデュッセイア』 ホメロスが実在の人物なのかは疑問がある一方で、物語そのものは実際に起きた大きな戦争を記述したらしいという説は、今では受け入れられている。事実、二作の叙事詩は古代ギリシアの「暗黒時代」として知られ、ギリシアのミケーネ、アナトリアのヒッタイト、そしてエジプトという三つの青銅器文明が崩壊した激動の時代に光を当てている。なぜ、どのようにして、文明の崩壊が起きたのか? 最近の発見から、地中海一帯が立て続けに複数の争いに見舞われたことが明らかになった。戦いが広範囲に及んだことから、一部の歴史家はそれが初めての世界規模での大きな戦争に当たると主張、「第零次世界大戦」とまで呼んでいる。この暗黒時代の争いの多くは謎に包まれたままだが、今では考古学者の間から、この戦いに第四の文明が関与していたとの見解も示されている。その文明はほかの三つの文明を駆逐した後、歴史の流れの中に消えてしまったという。それが本当ならば、その失われた人々は何者なのか? ホメロスの物語はその文明の起源と行方について、手がかりを提供してくれるのか? ――神々や怪物たちの登場する物語のすべてがフィクションだとは限らない……。 タルタロス―― それはギリシア版の地獄であり、 苦痛と苦難の奈落。 そこはハデスの一角で、オリュンポスの十二神に先立つ巨神族の、 タイタンが封じ込められていた場所。 それらはすさまじい力を持つ神々で、炎と破壊の化身……。
  • シグマフォース シリーズ⑭ タルタロスの目覚め 下
    880円 (税込)
    私が地獄の門を開き、 悪魔の炎を盗み、 世界を火で清める…… 技術革新の炎は人類を進化させてきた。 今、その炎が我々を焼き尽くそうとしている―― 古代の叙事詩に記されたオデュッセウスの旅路を、 最新の科学理論に基づいて解き明かす! ■科学的事実から──人類の技術革新の行き着く先とは? イスラム黄金時代として知られる八世紀から十三世紀にかけて、アラブの科学者たちは設計と技術革新の才能をいかんなく発揮した。その中で最も顕著な存在の一人が、イスマイル・アル=ジャザリーで、水時計から「オートマタ」と呼ばれる高度な機械人形に至るまで、あらゆる種類の道具を発明した。発明品の仕組みや技法は革新的だった。彼の最大の功績は著書『巧妙な機械装置に関する知識の書』で、そこには百以上の発明品の図解が含まれている。革新的な発明家でもあったレオナルド・ダ・ヴィンチは、自身が生まれる二世紀以上前にこの世を去ったアル=ジャザリーの作品から影響を受けていたばかりか、それらを「借用」していたとも考えられている。レオナルドはそうすることで、黄金時代が色あせた後にイスラム世界が放棄した技術革新の松明を燃やし続けた。それこそが技術革新の道のりだ。ある人の手から次の人の手に、ある国から次の国に、ある世紀から次の世紀に受け継がれていく。「必要は発明の母」という格言がある。もし、それが正しいとしたら、ある疑問が浮かぶ。「ほかの何よりも発明と技術革新に火をつけたものは何か?」その答えは一言で表せる。戦争だ。 アポカリプティ―― それはあらゆる必要な手段を講じて、 この世の終わり(アポカリプス)を もたらすことに執着する狂信者連合……。 世界が間もなく終わりを迎えると信じているのに、 それを阻止するための行動を起こさないのであれば、 その人たちは彼らの仲間なのだ。

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シグマフォース シリーズ⑭ タルタロスの目覚め 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年07月21日

    仲間の窮地を救うために 放射能の水に入ったコワルスキー

    コワルスキーはシグマのレギュラーなのに 事件が解決したあと 余命2年の診断書

    このまま 死んでしまうのか!?

    次の作品になったら わかるのかな?

    死なせて欲しくない 私の好きな人物です。

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月20日

    ヘラクレス タルタロス プロメテウス

    古代にあって今は失われた物や技術を持ち出すことが今の世界を損なうことになるなら、それを持ち出すことはいけないと大きな声で言おう。エレナの父の不気味な警告を認めるのは嫌だから

    0

    Posted by ブクログ 2021年08月02日

    私の好きな登場人物、ジョン・コワルスキがっ!

    シグマフォースシリーズは今作で15作目(ナンバーは14だが0からあるので15作目)となるが、好きで読み続けているにも関わらず、主人公にはあまり思い入れがない。その代わり、シュワちゃんを彷彿とさせる脇役のコワルスキが気に入っている。

    なのにっ!

    ネタ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年06月08日

    毎度ながらおもしろかった。

    ギリシャ神話はいじりがいがあるなあ。

    コワルスキが!シリーズ随一のお笑い担当が!ヤだよぅ~!がんばれ、いつものキミのむちゃくちゃな展開でフラグなんてぶっ飛ばせ!!

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年05月09日

    シリーズ15作目。相変わらず安定的に面白い。作者のテーマ設定の旨さにいつも驚かされる。今回のテーマは、ホメロスの抒情詩『オデュッセイア』と『イリアス』。古代ギリシアのミケーネ、エジプト、ヒッタイトという三代青銅器文明が忽然と歴史から消えたのは、第三者(国)が三つの国(文明)を攻め滅ぼしたからだという...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年07月06日

    相変わらず最後までテンポよく読めた。
    ただ、今回はいつもに比べて少し終わり方があっさりな印象。
    やっぱりコワルスキは今後いなくなる?
    結構いいキャラだと思うし、最近はモンクなんかより(ペインターよりも)登場が多いと思うのだが。

    0

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