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ギルドに捕えられたリサは、巨大クルーズ船の船内に作られた研究施設で、『東方見聞録』の失われた章に記述されていた病原菌〈ユダの菌株〉の解明を迫られていた。そして、発症した患者のうち、ただひとり生き残った女性スーザンに解明のヒントがあると確信する。一方、グレイは両親を人質に取られたまま、セイチャンとヴァチカンの考古学者ヴィゴーの協力のもと、〈天使の文字〉を解読しつつ、『東方見聞録』の失われた章に記された場所にたどり着きつつあった。そして、モンクはリサを救出し、クルーズ船から脱出する算段を立てていた……歴史と科学の道筋が、ある世界遺産の一点を示す中、世界各地でも新たな患者が発生し始める……。果たして〈ユダの菌株〉とは一体何なのか? グレイの両親の運命は? そして、組織を裏切ったセイチャンは本当に信用できるのか……?
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Posted by ブクログ
シグマフォースシリーズ。グレイの家ににギルドのスパイ、セイチャンが傷を負って転がり込んできた。シグマフォース本部に連行しようとしたがギルドの殺し屋が妨害する。グレイの両親も巻き込み、グレイはセイチャンを連れて逃亡する。またインドネシアで奇病が蔓延しモンクとリサが派遣される、そこにギルドが乱入してくる。
相変わらず歴史と科学を上手く融合させている。少し落ち着いたとはいえ今現在コロナ禍であることを考えると感慨深い。またセイチャンもメインキャラに昇格し、ギルドとの戦いも本格化した。最後まで面白かったが、本作では歴史と科学が最後の方まではっきり別れており、わかりやすく読みやすいがプロットの単調化がマンネリを招くのではないかと思った。
Posted by ブクログ
ジェームズ・ロリンズのシグマフォースシリーズ第3弾。
ユダの菌株という封印された細菌によって、バイオハザードの恐怖にさらされた世界、っていう設定。
アクションの連続で楽しく読めますね。
最後にカンボジアのバイヨンが出てきます。
大学時代1994年に訪れた場所で、感慨深い。
その年はUNTACによる選挙で新政権ができた1993年の翌年。
まだクメール・ルージュの残党がうようよしている時に、その拠点に近い北部に行っていたのだから、今から考えると後先考えない馬鹿野郎そのものですね。
しかも、当時の彼女が付いていきたいとせがむのを断れず、あんな危険地帯に連れていき、案の定戦闘に巻き込まれてしまう始末。シェムリアップの街が夜中にクメール・ルージュ残党の急襲に会い、ホテルで叩き起こされたまま朝まで裏山の草むらで過ごしたことは忘れられない思い出だにゃー。
ほとんど観光客がいないなか、彼女をホンダカブの後ろに乗せてカンボジアの田んぼを見ながらバイヨンまで行きました。このバイヨン、その2年前の1992年に世界遺産登録されたばかりで、当時はまだユニセフによる修復前。鬱蒼としたジャングルの中にポツンと佇むバイヨンは、遺跡の石積みの間から木々が生えている状態。人面の巨石や芸術的なレリーフがジャングルの中にある違和感に圧倒されたものです。
おっと、本著と全く関係の無い話になってしまいました。
バイヨンが謎の鍵になっていて、面白く読みました。
Posted by ブクログ
シグマフォースシリーズ、3作目。
マルコポーロの「東方見聞録」で語られなかった空白の期間を、「ユダの菌株」という未知の疫病と絡ませて解き明かす。
「東方見聞録」に秘められた歴史的ミステリ、天使の文字やアンコールワットに隠された歴史暗号に、バクテリアや疫病に関する自然科学的要素が加わって、今作も盛りだくさん。興味が尽きず、面白く読めた。最終的に、非科学的というか、神秘的な方向で結末を収めてしまうのはウーン、、、という気もするが、まぁ、生命の誕生自体、神秘的なところがあるのは否定できないし、、、、無理矢理納得せざるを得ないかな。
主人公のグレイはもちろん、周りの人物も魅力的なキャラが出揃ってきて、ますます面白くなってきた。皆が皆、魅力的で、誰に入れ込んでいいのか悩むくらい。そして、モンクにセイチャン!!この二人のそれぞれの行方が気になりすぎて、次作を読むのが待ち遠しくて仕方ないデス。
Posted by ブクログ
シグマフォースシリーズ第三弾
現代の南太平洋で発生したなぞの疫病をヴェネチアへの帰途でマルコポーロ船団を襲った悲劇を検証することで明らかにしていく。ユダの菌株を利用し世界を支配しようと目論む闇の集団ギルドvsシグマの構図。今回はギルドの工作員セイチャンがグレイに手を貸し、歴史的側面からマルコポーロの秘密を探る。またもう一方でクリスマス島での疫病調査に派遣されたリサとモンクはギルドの科学チームに船を乗っ取られてしまう。疫病のメカニズムに迫ったリサとマルコポーロの謎を追跡したグレイはアンコールトムのバイヨン寺院に辿り着くが…。グレイの両親がギルドに拉致されたことで動きがとれなくなったグレイと患者や仲間を人質にとられペインターに援助を求められなったリサ。ついにはモンクが、自ら命を投げ打ってリサとスーザンをライダーに託すのだが、物語の最後でモンクの生存を予感させる描写がでてくる。そして、セイチャンの衝撃発言は本当なのか、次回以降に請うご期待。テンポも良くマギの聖骨より面白かった。でも疫病の発生と拡散については映画で似たようなのあったとた思う。
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小説・文芸
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