外山滋比古のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ思考力の大家、外山先生の耳学に関する話。
読み書きでは目を使って思考するが、そうではなく講演を聴く。そして考えるという論を展開される。
たしかに英語4技能で最近注力されているのもスピーキングやリスニングだったりするので、この発話、聴く力周りは重要だと思われてきている。
よく、壁打ちという形で誰かと対話しながら思考力を深めることがあると思うが、講演を聞きながら考えるというのも振り返ってみるとよくあったかもしれない。
どうしてもそこでメモやわかったことを書いてしまう癖があるが、それはそれで良いのではないかと思っている。
ただ、ちょっと上から目線感のある論調は読んでいて疲れる。
■目次
I 耳バカ -
Posted by ブクログ
【由来】
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【期待したもの】
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※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
・ニーモシネ
・散文とはどういう文章を指すのか、実は知らなかった。
・さすがの外山節と言うべきか。上善如水と言うが、本書は正にそんな感じ。スルスルっと読めてしまう平易さ、読みやすさがありながら、実は読む側の問題意識などで響く箇所がちゃんとそこかしこにあるという印象。自分だってまだまだ未熟なので、自分なりに響いた箇所から推測して、そう思うだけなんだけども。
【目次】 -
Posted by ブクログ
【要約】
・外山版「考えるヒント」。書き下ろしではなく、話した内容を文章にした「語り下ろし」とでもいうべき体裁。
【ノート】
・外山さんの本は、前に読んだ「自分の頭で考える」でも感じた通り、読みやすい。読みやすいから、注意して読んでないと、そのままスルスルっと読み終わってしまって「あぁ、そうですか」という程度の読後感で終わってしまう。
・もちろん、本人がこの作品の中でも書いている(語っている)通り、難しそうな理屈をこねくり回せばよいってものではないけど。
・この本は「考えるとはどういうことか」ということについてではなく、外山さんの「考える」軌跡を幾つかのお題に沿って展開してみせる、という -
Posted by ブクログ
「日本語で人称代名詞が使われないのは、敬語方がよく発達していたこととセットになっているのである。」勉強になりますねぇ~
この本から学ぶべきことは、この「あとがき」の段落に全て含まれている
「美しいことばとは、ただ、形のよいことばというのとは違う。こころを伴っていなければ、いくら飾ってあっても、ことばはすこしも美しくない。どんなりっぱなことばであっても、ひとのこころを傷つけるようでは美しいとは言えない。ことばづかいはこころづかいである。話すことばひとつで、好ましい人にもなれば、いやな感じにもなる。ことばほど大切なたしなみはないといってもよいかもしれない。」
美しいことばを話せるように