外山滋比古のレビュー一覧

  • 失敗談

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    失敗がひとを成長させる、失敗がひとを強くする、
    そんなことをずっと書いてある内容でした。
    前半のほうがおもしろかったかな。
    「弱さの強さ」のようなことを考えさせられる本でした。
    このひとの完成はやっぱ好きやなあ。

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    2013年05月17日
  • 知的創造のヒント

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    同じ事ばかり書いてるなと思ったら、講談社現代新書と同じであった。この類では、最早古典的作品。最近はライフハックと言うのだろうが。

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    2013年01月25日
  • ユーモアのレッスン

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    あまりユーモアの得意でない自分が、本書を読むと劇的にユーモアの達人になれるのではないかと期待して購入。ノウハウ満載、とワクワクして読み始めたものの、その期待は見事に裏切られた。
    が、そいういう目的で書かれたものではない事が読み進むにつれて判明。レッスン、というよりは本書から自分で発見しろ、ということか。
    なぜイギリス人がユーモアが、しもブラックジョークがうまいのかが、よくわかった。それはヨーロッパでも島国だったから。閉鎖的な環境では言葉が洗練され、暗黙知が伝わりやすい。ユーモアやジョークは共通の理解がないと伝わらない。たとえば例が出ているが、ある女性の生き方の講演会で後援者が「老婆は一日にして

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    2012年09月12日
  • 人間的

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    人間の根源的なものを外山氏独自の視点で問い直す。神童は恵まれすぎていて大成に必要な困難、苦労をしない。いい気になっているから人間力が衰え凡々になる。困苦、挫折、不如意など、マイナスの経験が欠けると人間の才能、能力はうまく育たない。負の経験が豊かでないと大きな正の経験を招き寄せることができない。成功経験より失敗経験の方が、はっきりものをいう。獅子はわが子を千仭の谷へあえて突き落とす。むべなるかな。自らの恥ずかしい失敗の山。大きな正の経験を引き寄せる糧としたい。希望が持てた。

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    2012年08月30日
  • 知的創造のヒント

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    ネタバレ

    「思考の整理学」が悪くなかったので,読んでみました。(悪くなかったって,エラソー)

    内容はほとんど思考の整理学と被ってました(ガクッ)。
    書かれたのは,こちらのほうが古いので,こちらを読んでから思考の整理学を読んだ方がよかったかもしれません。
    内容も,思考の整理学の方が,よりすっきりと纏まっていて実用的です。
    こちらの方が,エッセイ色が強いですね。
    究極的には,思考の~を読むなら,こちらは読まなくてもいいかもしれません。笑

    私は繰り返し読むのが苦手なので(相当な理由がない限り,繰り返し読まない。),2回読んだような効果があったかもしれません。
    個人的には外山さんの「積ん読法」を推したいので

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    2012年08月18日
  • 日本語の素顔

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    日本語に対する著者の知識やこだわりが読めて、勉強になるが、かなり昔の本なので、時代錯誤なコメントもちらほら。日本人はあいまいさを好むという指摘はなるほどなあ、と思った。

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    2012年07月29日
  • 傷のあるリンゴ

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    生きるヒント…のようなエッセイである。本来、この手の本は読まな
    いのだが、読書コミュニティ・サイトの献本で当選したので読んでみ
    ました。

    傷のあるリンゴは甘い。著者がどこかで聞いた言葉。それは人間にも
    当てはまる。完璧な人間より、少々欠点のある人間の方が面白みが
    あっていい。

    時々、完璧主義者だと思われることがある。多大な誤解どころではない。
    自慢にはならぬが、様々な失敗を重ね、今でも日々「あわわ」と思いな
    がら生きている。

    人間なんて皆そんなものなんだろうと思う。

    本書はいろんな言葉を引きながら綴られたエッセイである。ある程度、
    社会経験を積んだ人なら「うん、あるよね。こういうこと」

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    2017年08月17日
  • 傷のあるリンゴ

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    ネタバレ

    う~ん、かなりビミョーかもしれない・・・・・。  恐らく KiKi がまだ高校生ぐらいの年代だったら、それなりに楽しく、ついでにちょっと驚きの目を瞠ってこのエッセイ集を読んだかもしれません。  でも、大人になって、ついでに世間の荒波にもかなり揉まれて、その中でかなり多くの経験を積んできて、ついでに人生半ばにして自分の生き方を結構ドラスティックに変えてきた人間が読むと「ふ~ん」で終わってしまう内容かなぁ・・・・・と。

    一番ビミョーだと感じたのは、KiKi 自身が受験生という年代からは遥かに遠ざかり、ついでに社会人1年生という時代からもかけ離れてしまった、「隔世の感」というフィルタがかかった目を

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    2012年07月03日
  • 傷のあるリンゴ

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    ちょっと捻った物の見方が新鮮♪と面白く読み出しが、
    1冊分続くと、段々この人の見方に慣れてしまって(^^;
    雑誌の1つのコーナーとかで、毎月1つずつ読むんなら面白いかも。

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    2012年07月01日
  • 文章を書くこころ 思いを上手に伝えるために

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    ネタバレ

    いわゆるテクニック面の本というよりは、精神面や作法面に関しての本。
    とくに、手紙に関してはまるまる一章使って述べている。
    若干くどいところがある。

    表現の変化、接続語や指示語を減らすなどはなかなか実践的。

    物を書くことに苦戦しているならば、一度読んでみる価値あり。

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    2012年06月24日
  • 考えるとはどういうことか(集英社インターナショナル)

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    良いキーワードがありました。「じっくり時間をかけて正しい選択をするためには、いったん判断を停止すべき」「一時的な感情による衝動的な判断は、合理性に欠けることが多い」仕事で研修にいってきたばかりの私なので、「その場その場でころころと変わるメンバの指摘にいちいち耳を傾けていたのでは、浅薄な判断しかできない」と本書の言葉を置き換えてみて、熟考のために思考を停止する期間をつくろうと思います。

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    2012年05月26日
  • 「いつ死んでもいい」老い方

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    八十八ヶ所のお遍路を考えた人たちの知恵をおもったら、いまだったら観光地づくりのようなものだが、信仰と健康、足袋をうまくミックスしたセンスは天才的である。
    ヨーロッパの巡礼などよりずっと庶民的であたたかみがある。



    自分の人生は自分だけで蹴りをつける。よきにつけあしきにつけ、相続させるものはない。つくろうとしない
    そういう決心をすれば人生どんなに清々しく、美しくなるかわからない。そう思えば美田の買えないことはむしろ幸いである。
    なけなしの収入を、使うのをがまんして貯蓄をする
    老後のためと若い時は考えるが、年をとると子へ譲るものが少しでも多いことをねがうようになる。そうなると明るい空が暗くなる

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    2012年04月25日
  • 親は子に何を教えるべきか

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     子供の教育は学校では遅すぎる。保育園、幼稚園でも遅すぎる。

     p.196 人間形成のための基本を学ぶのは、早ければ早いほど効果がある。

     では、いつからだれが子供の教育を行うのか?

     p.197 母親は母乳だけではなく、心のかて、"母乳語"を与え、"離乳語"を教えてこそ人間の子育てである…

     とまあ、そんなようなことが、繰り返し述べられています。

     話としては分かるのですが、今の時代では、なかなか受け入れられそうにありません。

     私も大事だと思うんですがね(^^;

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    2014年03月30日
  • 空気の教育

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    著者のエッセイにはいつもちがう視点があり感嘆してしまいます。

    「教育のことを薫陶という」

    なるほどそれが「空気」につながるわけだ。

    知的好奇心が満たされますね。

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    2016年05月21日
  • ライフワークの思想

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    外山滋比古、知的生活について再考すると、知と体との手を握らせることである。よく、落ちついてじっくり勉強したいという述懐を耳にする。人生を芸術にする−これぞ最高の知的生活である。

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    2012年02月25日
  • 子育ては言葉の教育から 幼児教育で忘れてはならない39章

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    今日の心ある教育論の嚆矢とも言える著者のまっとうな幼児教育論。「よそ行きのことばを教える」はなるほどと思う。言葉にはあらゆる文化的けじめが結実されている。「ですマス」は今やタラちゃんだけ。

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    2012年02月16日
  • 親は子に何を教えるべきか

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    「親は子に何を教えるべきか」3

    著者 外山滋比古
    出版 PHP文庫

    p92より引用
    “せっかく出るのにやろうとしないのは動物以下だと
    言わなくてはならない。自然にさからった恥ずべきことだ。”

    英文学者である著者による、
    子どもを育てるコツをまとめた一冊。
    教育の問題点から幼児の言語とテレビの関係まで、
    言葉の大切さを中心に書かれています。

    上記の引用は、
    母乳での子育てに関する一文。
    親の免疫力を分け与えたり、
    親との触れ合いの時間が増えるなど、
    母乳での育児には大変メリットが多いようです。
    しかし、
    出産後のスタイルの復元のために、
    早い段階で断乳するという方もいるらしいですが、

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    2012年07月12日
  • 空気の教育

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    長い時間をかけて少しずつ形式をくりかえすことで、その人のもつ空気ができあがる。学校には校風が、家庭には家風が、それらがゆっくりとこどもを教育する。

    主に家庭における教育という視点で、かつての日本にはあったが今では失われつつある文化。教育を紹介している。

    元は1980年代に出版された本なので、ここでいう「今」は既に数十年前のことを指すということ、相変わらず他の本でも見た内容が書かれているということはあるが、日本語を正しく使うことが大切だということが勉強になる。

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    2011年06月26日
  • 新編 ことばの作法 心を伝える“ひと言”の知恵

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    ネタバレ

    手紙は受け取る側の時間を強制的に拘束しないから、
    もらう側は気持ちがいいし、気負いしない。

    しつけは繰り返すことが大事で、繰り返すことで感覚を磨く。
    絶対語感を養うためには、生活の中での繰り返しによる。
    「美しいフランス語は持たせてあります」
    母親のきれいな一言。
    私は実家を離れて、美しい日本語を失いつつあります、、、
    取り戻さねば!!

    同じ単語を並べなければ読みやすい文章になる、と
    書かれていたのに、実践できてない未熟者です(´Д` )

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    2011年12月19日
  • 文章を書くこころ 思いを上手に伝えるために

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    思考の整理学の著者が書いていたので手に取った。「文章を書く」ことについて外山先生がこれまで心がけてきたことを書いている。シンプルに締まった文章、味わい深い文章、とは。時に日本語の特徴を踏まえながら、また新聞の投書や手紙を例に出しながら綴っている。
    文を書くことを楽しんでいる方なのだなぁという雰囲気が伝わってくる。この投書はこうすると良いよね、面白いよねと語りかける感じ。

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    2011年06月12日