外山滋比古のレビュー一覧
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八十八ヶ所のお遍路を考えた人たちの知恵をおもったら、いまだったら観光地づくりのようなものだが、信仰と健康、足袋をうまくミックスしたセンスは天才的である。
ヨーロッパの巡礼などよりずっと庶民的であたたかみがある。
自分の人生は自分だけで蹴りをつける。よきにつけあしきにつけ、相続させるものはない。つくろうとしない
そういう決心をすれば人生どんなに清々しく、美しくなるかわからない。そう思えば美田の買えないことはむしろ幸いである。
なけなしの収入を、使うのをがまんして貯蓄をする
老後のためと若い時は考えるが、年をとると子へ譲るものが少しでも多いことをねがうようになる。そうなると明るい空が暗くなる -
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「親は子に何を教えるべきか」3
著者 外山滋比古
出版 PHP文庫
p92より引用
“せっかく出るのにやろうとしないのは動物以下だと
言わなくてはならない。自然にさからった恥ずべきことだ。”
英文学者である著者による、
子どもを育てるコツをまとめた一冊。
教育の問題点から幼児の言語とテレビの関係まで、
言葉の大切さを中心に書かれています。
上記の引用は、
母乳での子育てに関する一文。
親の免疫力を分け与えたり、
親との触れ合いの時間が増えるなど、
母乳での育児には大変メリットが多いようです。
しかし、
出産後のスタイルの復元のために、
早い段階で断乳するという方もいるらしいですが、
い -
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知的生産のヒントになる本。
・日常生活の改造なくして知的生活はあり得ない。一日一日の生きかたにすべての文化の根源がある。
・子供にとって、遊ぶのに劣らず、こわすことが大きな創造的意義をもっている。
・その分解のプロセスが子供にとって、きわめて鋭い喜びを与えるだろう。
・「わかる」は「わける」「わかつ」ことによって、複雑な全体をときほぐして理解することを言葉の上でもあらわしている。
・いまの学校教育は、(中略)切れ切れの知識がいたずらに集積している“もの知り”でしかないものを育てることが多い。
・発見の方法→比喩(アナロジー)
・目のまわるような忙しい生活の中で、何かのはずみに見出されるしばし -
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さほど新しさはないものの,古さも感じさせない.
講談社版の初版が1977年だという.『思考の整理学 (ちくま文庫)/〃』と内容が多く被っているが,生活寄りの内容という感じ.
私生活改善のための思考の指針としてよいと思う.
正直『思考の整理学』と被る内容が多くて,怠い読書になってしまったけど,散歩の際に思考の中で本書のいう生活の知恵を多少実践してみたことで,本書の価値が多少見えたように思う.
それに加えて,途中で読み止めなかった理由となった『本を読む本 (講談社学術文庫)/M.J.アドラ-,C.V.ド-レン』の一部実践は,まあ不可能ではないと結論が出た.
ひとつ気になったのは,著者の日本語 -
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マスコミはのぞきの専門職。
記憶はすぐに変容してしまう。
清潔すぎるのはよくなく、毒をもって毒を制すことも大切。
イメージを壊さないため作家は読者に顔を見せてはならない。
愛することは幸せだが愛されるのは幸せではないかもしれない。
地図と実地を結びつける想像力をきたえるべき。等々。
「あたまの目」で見たいろいろ。
同じことが何度か言われているのは
それだけそのことを伝えたいからなのだろう。
前はまたさっきと同じか、と思って気にかけていなかったけれど
最近は大切なことを繰り返し言ってくれることは
すごく親切なことなのだと思うようになった。