外山滋比古のレビュー一覧

  • 空気の教育

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    空気の教育・・・いままで多くの子どもに接してきて、年を重ねるごとに 少しずつ、そのことに気付き始めた私である。
    本文の中に・・
    学校は先生と授業で教育するが、それだけではない。
    見えない空気が、教室におとらぬ教育をする。 とある。
    まさしくその通り!!
    それは、学校だけではない。もちろん、家庭・会社でも言えること。このことを。心に留めておきたい。

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    2012年09月16日
  • 子育ては言葉の教育から 幼児教育で忘れてはならない39章

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    子育てを軽く考え自分が外で仕事をしたがる女性を嗜める文章が目についた。あまりよく思えなかった。嗜められるべきお母さんは世の中にごく僅かなんじゃないか。仕事してるお母さんはしたくてしてても、子育てを軽く考えてはないわけで。TVを見せない方がいいというのも、見せてるお母さんは見せない方がいいことを知らないだけだろうから。
    この本のいいたいことは、子育てをするなら子供に影響する様々な知識を持ち合わせてなさいということか。

    綺麗な言葉で話すこと、おとぎ話を聞かせることの有用性など面白い話が沢山のってる。

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    2011年05月28日
  • ライフワークの思想

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    知的生産のヒントになる本。

    ・日常生活の改造なくして知的生活はあり得ない。一日一日の生きかたにすべての文化の根源がある。
    ・子供にとって、遊ぶのに劣らず、こわすことが大きな創造的意義をもっている。
    ・その分解のプロセスが子供にとって、きわめて鋭い喜びを与えるだろう。
    ・「わかる」は「わける」「わかつ」ことによって、複雑な全体をときほぐして理解することを言葉の上でもあらわしている。
    ・いまの学校教育は、(中略)切れ切れの知識がいたずらに集積している“もの知り”でしかないものを育てることが多い。
    ・発見の方法→比喩(アナロジー)
    ・目のまわるような忙しい生活の中で、何かのはずみに見出されるしばし

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    2011年05月15日
  • ライフワークの思想

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    「思考の整理学」の外山滋比古氏が同著以前の
    1978年に記述した本。

    タイトルの「ライフワークの思想」の他、
    複数のテーマについて著者なりの理論が展開されている。

    内容は「思考の整理学」の同様にやや難解。
    複数回読み込まないと理解しにく上、
    30年以上前という初稿の古さから納得感に欠ける点も多い。

    しかし、
    ライフワークは新たなるスタートではなくフィナーレに向かうもの。
    忘却は恐れる必要がない。
    等、考え方としては一般的でないものもあり、
    新しい気づきも多かった。

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    2011年04月15日
  • 朝採りの思考 -シンプルな目を育てる

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    頭のよいものほどよく笑う/耳の記憶をよくすれば頭は確実によくなる/足の散歩、手の散歩、頭の散歩。この三位一体で人生は健康に、愉快に、そして多忙になる/人の死は、あとに残る親しきものに、生きる力を与えるものではないかと考える

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    2015年12月20日
  • 知的創造のヒント

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    ■シンク
    ①本を読み続けるコツは、谷のところで読みささないで、山のところ、あるいは、山へさしかかるところで、休止することである。
    ②頭にたまっていることをきれいにするには、やはり歩くこと。
    ③アメリカのテキスト「エクスプロレイションズ」

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    2011年01月05日
  • 人生を愉しむ知的時間術 “いそがば回れ”の生き方論

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    多角的なものの見方をする方なので読んでいてとてもおもしろいです。タイトルの印象と内容があっていないのでは。ハウツー本をイメージするとガッカリするかも。

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    2011年01月05日
  • 新編 ことばの作法 心を伝える“ひと言”の知恵

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    前に著者の別の本を読んだけど、内容がちらほら被ってる。加えてちょっと感情的というか、理論より気持ちを優先して書いているのでいまいちピンと来なかった。
    ただ、「美しいフランス語をもたせました」の下りははじめて知った。その言葉が美しい。

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    2011年01月05日
  • 知的創造のヒント

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    さほど新しさはないものの,古さも感じさせない.
    講談社版の初版が1977年だという.『思考の整理学 (ちくま文庫)/〃』と内容が多く被っているが,生活寄りの内容という感じ.
    私生活改善のための思考の指針としてよいと思う.


    正直『思考の整理学』と被る内容が多くて,怠い読書になってしまったけど,散歩の際に思考の中で本書のいう生活の知恵を多少実践してみたことで,本書の価値が多少見えたように思う.
    それに加えて,途中で読み止めなかった理由となった『本を読む本 (講談社学術文庫)/M.J.アドラ-,C.V.ド-レン』の一部実践は,まあ不可能ではないと結論が出た.

    ひとつ気になったのは,著者の日本語

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    2010年10月27日
  • あたまの目――人生の見かた

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    マスコミはのぞきの専門職。
    記憶はすぐに変容してしまう。
    清潔すぎるのはよくなく、毒をもって毒を制すことも大切。
    イメージを壊さないため作家は読者に顔を見せてはならない。
    愛することは幸せだが愛されるのは幸せではないかもしれない。
    地図と実地を結びつける想像力をきたえるべき。等々。
    「あたまの目」で見たいろいろ。

    同じことが何度か言われているのは
    それだけそのことを伝えたいからなのだろう。
    前はまたさっきと同じか、と思って気にかけていなかったけれど
    最近は大切なことを繰り返し言ってくれることは
    すごく親切なことなのだと思うようになった。

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    2010年10月24日
  • 「マイナス」のプラス ――反常識の人生論

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    気が楽になる本。
    敵(ライバル)を作ると自分が成長できる。敵を作れ。
    傷物のリンゴの方が甘い。
    苦労は身を助ける。
    挫折で一生懸命勉強し、大成する。
    返事はなるべく早くせよ。相手の心証も良い。
    人をほめよ。陰でほめれば回り回って相手に伝わる。
    いつでも止めるという覚悟があれば楽しくやれる。
    予定を立てよ。
    やっかいなことからやれ。

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    2010年06月27日
  • 「マイナス」のプラス ――反常識の人生論

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    人の一生の中で、「成長・成功」ってなんだろうと考えさせられる。
    生活の糧の得るためには当然働かなくてはならない。
    つまり、社会・人に認められる、必要とされなくてはならないのだ。

    その点、本書では「前列人間と後列人間」の項で「好ましい黒子」の大切さを説いたり、「失敗とはなにか」の章でコンプレックスや傷を乗り越えてこそ、社会的な成長・成功があると説く。

    また、最終章の「考える人間」では、知識社会の下で「自分で考える力」の重要性を説いている。

    本当にオリジナルの自分の考え・意見なんて持っていなくても生きてはいけるだろう。しかし、自律・自立が常に叫ばれる昨今にはやはり本書の言う「自分で考える力」

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    2010年06月22日
  • 知的創造のヒント

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    ・忘却(自棄酒・散歩・睡眠)
    ・グライダー
    ・着想=寝かせる(時の試練)
    ・三上(睡眠・トイレ・移動中)
    ・朝飯前
    ・比喩
    ・書くスタイル
    ・異文化(?)交流
    ・メモ→メタ・ノート→メタ・メタ・ノート

    こんな感じ?
    前作の「思考の整理学」と似たようなことが書いてあった。
    ことわざとかに学ぶことも多いなと実感する本。
    メモの件は実践してみたいと思えてきた。
     

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    2010年06月20日
  • 人生を愉しむ知的時間術 “いそがば回れ”の生き方論

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    外山先生の本は結構好きです。
    この本も人生を知的に過ごすためのエッセンスが凝縮されています。
    「思考の整理学」とはまた違った、日常の中での思考のための具体的なチップスが多いです。

    時間をつぶすには文章を書く、は目から鱗でした。
    たしかに時間があっという間に過ぎてしまう。

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    2010年05月25日
  • ライフワークの思想

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    集中力が前半部分で尽きてしまった。

    ==
    ■「切り花」の知識ではなく、自分の育てた「根」からでたものを。
    「カクテル」ではなく、「地酒」を。

    □どちらも、青々とした葉を出しきれいな花を咲かすための時間、また、口当たりのいいまろやかさを出すためのねかす期間が必要不可欠。

    別著にも使われていたが、外山さんの分かりやすい比喩。

    ==
    ■『人間すべてがエディターなり』。独自のパターンで「編集」し、”雑誌”を創ることが、創造

    人は忘れる。覚えるという作業は、今日一日あったことを自分なりに(著者のいうそれぞれの「モデル」に合った)編集をすること。

    インプットとアウトプット。どちらも大切というこ

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    2010年05月22日
  • 頭のよい子は「ことば」で育つ

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    ○138日本人らしい日本人が、外国人と交流するのが国際化である。
    ★日本人らしい日本人?っているの?と思ってしまうほどの違和感。たちまち、身近にはいないなぁ。でも、国際化が好きそうな人は大勢いる。

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    2010年05月18日
  • 知的創造のヒント

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    新しい発想を生むためのヒントについて、考えることについて著者独自の観点から掘り下げて論じられています。

    すべての内容について、その根拠が論理的に提示されているため、非常に納得できます。単なる小手先のノウハウ本とは一線を画す内容です。

    ただし、本の完成度/内容充実度は、同著者の「思考の整理学」には及ばない。

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    2010年06月07日
  • ユーモアのレッスン

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    飛行機②

    前半のユーモアの語源をめぐる話は、別にユーモアの定義を知りたいわけではないからあまり興味がない。

    後半は、色々なユーモアを紹介しているわけだが、短歌の掛詞のような言葉遊び(駄洒落といっても良い)をユーモアに含めたところは評価したい点。

    結局高尚なユーモアと低俗な駄洒落という分け方ではなく、言葉の意味に注目した笑いと言葉の音に着目した笑いの2種類があるのだということに過ぎない。

    中には音に着目しつつ、意味の笑いも含んでいる洒落も存在し、これは間違いなくユーモアであると考える。

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    2010年04月18日
  • 知的創造のヒント

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    思考の整理学と内容はほぼ同じ。
    構成とアナロジーのチョイスが違うくらい。
    思考の整理学を読んだならこの本は買うべきでない。

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    2010年03月11日
  • ライフワークの思想

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    「ライフワーク、フィナーレの思想」
    10~45歳を往路、46~80歳を復路としてライフワークを設計すべし。折り返し点を回りゴール(=死)が近づくにつれ、フィナーレの充実感を増していくのが望ましい。

    「発見について」
    ・数学的方法:①アナロジー、②因数分解、③順列組み合わせ
    ・幾何学的方法:①延長線、②補助線、③相似、④変形(面積一定で形を変える。言葉の言い換えなど)
    ・物理的方法:①破壊、②慣性(あえて途中でやめてみる)、③真空法(比較して他方に欠けているものを明らかにする)、④接触・衝突、⑤ショック(条件を変える)
    ・化学的方法:①触媒(きっかけ)、②合成(統合)、③醗酵(寝かせる)、④蒸

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    2010年01月03日