【感想・ネタバレ】あたまの目――人生の見かたのレビュー

あらすじ

遠いひとより身近なひとのほうがよくわかると、われわれは思っているが、はたしてそうか? 召使いが天才を、親が子を、赤の他人よりも理解しているだろうか? また昭和は江戸時代よりも鮮明だろうか? ひとの日常はまことにパラドックスにみちていて、一筋縄ではいかない。人生にはよく見えない死角があるのだ。本書は、ちょっと知的な心の目で、人間生活の核心をとらえた、役に立つ人生へのヒントである。

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Posted by ブクログ

マスコミはのぞきの専門職。
記憶はすぐに変容してしまう。
清潔すぎるのはよくなく、毒をもって毒を制すことも大切。
イメージを壊さないため作家は読者に顔を見せてはならない。
愛することは幸せだが愛されるのは幸せではないかもしれない。
地図と実地を結びつける想像力をきたえるべき。等々。
「あたまの目」で見たいろいろ。

同じことが何度か言われているのは
それだけそのことを伝えたいからなのだろう。
前はまたさっきと同じか、と思って気にかけていなかったけれど
最近は大切なことを繰り返し言ってくれることは
すごく親切なことなのだと思うようになった。

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2010年10月24日

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