谷崎潤一郎のレビュー一覧
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購入済み
深いんだろうな
原作を読んでみたくなりました。
あの時代にこの内容だと、そら世間は騒いだんだろうな、とか思っちゃいました。
ちゃんと読むと深い内容なんだろうけど、BL慣れしてないせいか、いまいち入り込めなかったです。 -
Posted by ブクログ
芥川龍之介に、「好色」という有名な短編がある
今昔物語を原作にしたもので
とある平安貴族が、惚れた女につきまとったあげく
精神を疲弊して死んでしまうという
考えてみれば、なんだか変な話であるが
対話ではわかりあえない男女関係の絶望を
女性上位でユーモラスに描いたものと言えるだろう
「好色」の主人公は平中(へいちゅう)という男で
どうも実在の人物だったらしい
漁色にばかり熱心な、ぐうたら役人であったが
それゆえ、女好きな一部の上司とは非常にウマが合った
谷崎潤一郎は、この平中を軸にして
平安における色男たちの小さな年代記を作り上げた
それがこの「少将滋幹の母」である
平中を軸にとは言ったものの -
Posted by ブクログ
夫と妻が書く、それぞれの日記を通して話は進んでいくのだけど……お互いに日記の存在は気付いているわけで「相手の日記を読むわけがない」と言いながら、「自分の日記は読まれている」とも思う。
こうなると、日記の何が虚構で、何が真実なのか。
書き手として、読み手として、騙し合いと探り合いをしている夫婦っていうのが面白い。
電子上であっても、この「鍵」の概念は変わらず、秘められているという、そのことに「秘めなければならない」ものが書かれているんだと詮索してしまうのが、人の常。
そして「秘めなければならない」ものなら書かなければいいのに、書いてしまうのも、人の常。
さて、この小説のさらに面白いところ -
Posted by ブクログ
ネタバレ美しく、激しい気性を持った盲目の女と、彼女にひたすら尽くす男。
二人の間には恋とか愛とか、そう言うものじゃなくて、また別のものがある様な気がした。
私には、それは何かは分かりかねるけれど。
春琴が顔に熱湯をかけられ、佐助に「顔を見ないでくれ」と言って、医者以外には見せず。
いざ包帯が取れる、と言う時に佐助がとった行動。
佐助はそれまで春琴と一緒に歩んできたことによって、彼女の内面を"読んで"、或いは"察して"生きてきた。
だから、彼は彼女のことを読んで、それを実行したまでで…無償の愛?佐助は、春琴に何かを望んで尽くしてきた訳ではないんだよね?それなら