荒俣宏のレビュー一覧

  • 妖怪大戦争

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    やっぱりアリャマタ先生のお話は面白かったです!(笑)映画のノベルズ版なんですが、映画結局見に行けなくて・・・。
    妖怪入門編の人向けですが、色々エッセンスのサワリだけを繋げてる感じで。「怪」なんかを良く読んでる人にしかわかんないネタも結構あるんですが(っていうかかなり?)。
    まぁ、アリャマタ先生が文章力で読ませる感じでしょうか。いわゆる、規模の大きなヒロイック・ファンタジーを想像するとコケるかも。そういうんじゃないんだよねぇ〜(笑)
    「帝都物語」好きな人は、「加藤ー!!」と叫んでみるのも一興かと。

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    2009年10月04日
  • 文明怪化奇談

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    「帝都物語」以来だからかなり久しぶり。今回は、明治〜大正〜昭和の時代に、あちこちで起こった怪奇な出来事を新聞記者が語るもの。大阪万博(1970年の方)で展示された氷漬けの刀。実は戊辰戦争最後の激戦地、函館で戦死した将兵のもの。和平の望みを捨てずに交渉したものの決裂、最後は戦死してしまう。旧幕府軍の崇拝の対象となることを恐れた官軍は遺体を徹底的に探すが、地元の侠客が刀と共に氷室に隠し通す。その後、遺体と刀は五稜郭のお堀で行方不明になるが、何者かによって刀が引き上げられ、氷漬けの状態で万博会場で展示される。その刀から碧い血が流れ出るという。開国から、科学万能の世に急速に変わっていく時代に、こんな不思議なこと、怪奇なことが起こるのは、なんだか面白い。令和の今は、こんなことも起こらない、ある意味つまらない世界になったとも言える。

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    2026年10月06日
  • すぐ役に立つものはすぐ役に立たなくなる

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    著名通り、自分の好きなことって、一見役に立たないことのように感じるが、巡り巡って昇華され、その知識が身を守ることもある。
    著者の好奇心としつこいほどに深追いしていく、その欲に感服です。

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    2026年08月26日
  • 怪と幽 vol.022 2026年5月

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    特集が「はじめてのクトゥルー」だったのと、乙一さん周年というのとで手に取った次第。クトゥルー、よく見聞きする言葉だけど内容そのものに全く無知なので。

    そんな中、一番印象的だったのは、
    小川洋子さんの「お借りいたします 棺」
    特集と全く関係ない読み切り小説だったから、身構えなく読んでました。だからこそのインパクト ガツン!!だったのかな。

    あの結末… ぇ!?どういうこと!?
    妊娠と流産を繰り返しているという流れにすごく違和感感じたけど、まぁそういうこともあるかもしれんと強引に納得しつつ読み進めていったら…
    葬儀場の職員さんから投げかけられてるあの言葉、
    ぇ、どういう意味?? 主人公の周りから見た人物像って、読み手が想像してきた人とは全然別物なの!? それとも、あの場面で急展開したんだろうか…
    それまで淡々と進んでいただけに、最後が急展開過ぎて面白かったです。キツネにつままれたみたい。。

    クトゥルーに関しては、正直よく分からないままです^_^
    用語集とか色々噛み砕いた内容だったけど、頭に入ってこなかった…すみません、あれかな、カタカナアレルギーなのかな、私(笑)

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    2026年06月21日
  • すぐ役に立つものはすぐ役に立たなくなる

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    「あきらめることも勉強においては重要」ってのは、坂口涼太郎がすでに提唱してたby「今日も、ちゃ舞台の上でおどる」
    肝心なのは、意に沿わない職場になっても、一生懸命取り組んでいること。
    だから思わぬ結果が生まれる。もちろん良い方の。
    セレンディピティってそういうこと。
    文句ばっか言ってちゃダメですね。

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    2026年06月12日
  • すぐ役に立つものはすぐ役に立たなくなる

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    知の巨匠と呼ばれた荒俣先生による生涯教育、リスキリングに向き合う姿勢と取り組み方。
    肩肘はらずまずやってみよう。
    気づく力があればセレンディピティに出会えるかも。

    1番心に残ったのは、仕事辞めてからでは遅い。
    今始めよう。

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    2026年06月05日
  • 文明怪化奇談

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     カロリーの高い本で、読むのが大変だった。
     小説なのだけれども、うんちくがふんだんに盛り込まれているので、読んでいるうちにちょっと訳がわからなくなっていく。
     文明開化時代の話を、そもそもとして過去の話として新聞記者たちが語るという体裁なので、どの時代の話なのか歴史に弱いこともあってかなり混乱した。
     とはいえ、上げられている題材は現在にも通じるあれやこれやがふんだんに盛り込まれていて、過去の話にしているけれども、内容の示す方向は現代なんだなあと、読みおわってから痛感した。

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    2026年05月06日
  • すぐ役に立つものはすぐ役に立たなくなる

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    荒俣さんの多才さ、頭の良さ、知識の豊富さに圧倒された。同じ時間を生きているはずなのに、能力の差ができるのはなんでだろうと思う。

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    2026年03月08日
  • 福翁夢中伝 上

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    福澤周辺で活躍した様々な人が登場し、時代も前後するので面白いが難解。現代は都会に最新の先進的な情報が集中している感があるが、この時期中津や紀州などに先進的な勉学に励む人々が分散していたことがとても不思議。
    三毒・・・欲望・怒り・無知 「これに毒されているうちは人の世は安心になれない」現代にも通じる言葉である。

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    2026年01月19日
  • 怪と幽 vol.010 2022年5月

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    特集タイトルに惹かれた過去号の怪と幽、勢いで2冊お迎えしたものの、前号の「あやしい家」ほどはまらなかった。。
    今号の特集は「呪術入門」だから、うわぁ呪術だね〜(ぼんやりし過ぎた表現しかできない 泣)ていう術とか、呪物とか、不穏な感じの内容ばかりかと想像してたんだけど、節目に玄関先に飾るやつ(お節分の柊とイワシの頭とか。うちにはそういう習慣はないから飾ったことはないけど)とか、ちょっとしたおまじない的な内容も紹介されていて、それが興味深かったです。あの飾りたちも呪物と呼ばれていることに驚いたのと、どれも初めて見るお品ばかりで、日本って狭いようで広いな〜って改めて感じました(私の実家の玄関先に掛けてあるチマキ、もしかしたらあれも全国的じゃないのかもしれん…と思ったり)。

    読み切りの小説と怪談実話が今回も面白かった。
    特に貴志祐介さんの「こっくりさん」、子どもの話で終わるのかと思ってたらその後も続いていて、「こっくりさん」自体も今風に言うと「ガチこっくりさん」で、それが印象に残りました。

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    2025年12月17日
  • すぐ役に立つものはすぐ役に立たなくなる

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    (知的)好奇心を燃やせ!
    という本。若い人に向けての人生指南的な本だけど、荒俣宏みたいな特殊な才能持ち合わせてないよなぁ。
    サラリーマン時代の話や、学生時代の話が面白かった。ふてぶてしくも見える大胆さを身につけるための考え方なんか参加になるような、ならないような。w。でもやっぱこの人素敵よね。

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    2025年11月06日
  • すぐ役に立つものはすぐ役に立たなくなる

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    Audibleで聞きました。世の中の役に立たない知識を持つ人が今よりずっと変人扱いされていた時代を生き抜いた著者の生き方の薦めが読み取れた。広く深く知見を、視野を広げることが人生を豊かにすること、劣等感を抱える自分を諦めて(心が朽ちると書かれていた)受け入れることで見えてくる世界があること、勇気を持って知らない世界に飛び込んで自分なりに面白いと感じる部分を探してみることなど、心に響くメッセージが散りばめられていた。

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    2025年10月06日
  • すぐ役に立つものはすぐ役に立たなくなる

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    <目次>
    はじめに
    第1章  脳にかかったクモの巣を払う~0点主義のすすめ
    第2章  日本語という化け物を問い詰める
    第3章  AIに勝てる勉強法
    第4章  偶然がおとずれてくれる勉強法
    第5章  やっぱり情報整理なんていらない
    第6章  勉強を高尚なのにしない
    第7章  苦手な勉強を楽しくする「魔法の力」
    第8章  自己承認欲求に負けない「あきらめる力」
    第9章  最強の「勉強法」は読書、場所はトイレと風呂と喫茶店
    第10章  「人生丸儲け」と「間違える権利」

    <内容>
    2012年刊の『0点主義~新しい知的生産の技術57』を底本に、大幅な加筆、改編をして再編集したもの。元本が「知的生産法」なので、必ずしも”勉強法”が書かれているわけでもない。また荒俣氏の伝記的要素も濃い。ちょっと古い感じもするし、まったく新しいことが書かれているわけでもない。荒俣氏は結婚していたんだ…。

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    2025年06月13日
  • すぐ役に立つものはすぐ役に立たなくなる

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    荒俣さんは文系寄りの方だとばかり思っていたが、プログラム(それもカードの時代とは!)を作っていたとは初めて知った。

    何でもに興味がもてるその享受の姿勢が羨ましい。

    好きなことが仕事になる。仕事に楽しみを見つける。
    同感と思える時代もあったが、難しい時もあり・・・
    そのうち、なにかまた見つかると思えるかも!と少しだけプラス思考になったかも!?

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    2025年06月02日
  • 江戸の幽明 東京境界めぐり

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    ネタバレ

    博物学者の荒俣宏が江戸時代の江戸の境界あたりを自分の子供時代の思い出を辿りながら探索する一冊。
    探索地域は幕末近くに設定された江戸の境界朱引線・墨引線の周辺である目黒(朱引線の外で墨引線の内側)、田園調布、玉川上水、明治神宮、中野、練馬、板橋、田端、王子、千住、深川、向島、大森などなど

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    2025年05月20日
  • 0点主義 新しい知的生産の技術57

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    読書や苦手な体験、失敗も前向きに捉えられて、少し気持ちが軽くなると同時に、何かをとりあえず始めてみよう、やってみてから考えようとチャレンジ精神を賦活してくれる本だと思いました。

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    2025年05月08日
  • 怪と幽 vol.017 2024年9月

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    真・女神転生5 Vengeanceの特集も楽しみだった。期待したほどの掘り下げ具合ではなかった点が残念。

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    2025年01月05日
  • 福翁夢中伝 下

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    ネタバレ

    福翁自傳の補完的パロディ歴史小説。

    下巻は自伝でもほとんど触れられていなかった、小泉信吉など塾運営の後継者たち、柴里との関係、婿養子の桃介のこと、川上音二郎と芸術のこと、独立自尊の背景のことなどが描かれていました。
    塾員としては、著者も塾員なのでもう少し塾よりの話になるかと思いましたが、福沢をめぐる物語としていいバランスと思いました。

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    2024年11月21日
  • 帝都物語 第壱番

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    ネタバレ

    日本史が好きなので面白かった。
    続きが気になる終わり方。
    地下に都市を作るという提案はなかなか面白い。

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    2024年07月02日
  • 帝都物語 第壱番

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    無条件で楽しめます。無粋な言い方やけど山田風太郎の豪放さと江戸川乱歩の大仰さを持つ設定が現代の作品らしい細やかさで描かれてるという感じかも/帝都改造(霊的改造含む)が計画される/計画にも関わっている軍人、加藤保憲がなんらかの目的のために辰宮由佳理を手中にしようとするのを土御門家の陰陽師らが阻止しようとする(人柱?)/渋沢栄一、織田完之、森鷗外、寺田寅彦、森田正馬ら著名人が絡む。特に幸田露伴大活躍。/ずっと以前数巻読んでたけど途中やめになってたのを今度は新装版で最初から読み直すことにしました。この巻は「神霊篇」と「魔都(バビロン)篇」が一冊に。

    ■帝都についての簡単なメモ

    【牛込の協会】→碑文協会
    【エンデ・ウント・ベックマン事務所】ベルリンの建築事務所。東京改造計画の立案に尽力した。また、新日本橋の設計をした妻木頼黃が教えを受けた。
    【大蔵省】頻繁に火事に襲われるのは祟りのせい。
    【大河内正敏/おおこうち・まさとし】寺田寅彦の実験の相棒。エリート。寺田寅彦は「殿さま」と呼ぶが実際に旧藩主の家柄で家族年鑑になを連ねている。
    【織田完之/おだ・ひろゆき】碑文協会を主宰し平将門と佐藤信淵と二宮尊徳の三人の名誉を明治政府に認めさせようとしている。帝都改造計画では将門に霊的守護を任せ、全国の学校に二宮尊徳像を設置する計画を持っている。元大蔵官僚。
    【カール・ハウスホーファー】ドイツの軍人で学者。作中では加藤を介して三合会に入会する。
    【鏡】いろいろヤバいアイテム。
    【加藤保憲/かとう・やすのり】陸軍の将校。威圧感があり気味が悪いほど顔が長い。東洋の卜占のほとんどすべてを身につけた超人。帝都改造計画に参加しており渋沢栄一の秘密会議にも参加している。中国の秘密結社三合会にも参加している。和歌山の龍神出身。父親は吉備の人らしい。
    【賀茂】土御門家の代表として渋沢栄一の秘密会議に招かれた。
    【哥老会/かろうかい】中国の秘密結社。
    【神田明神】平将門を祀っている。
    【木立/きだち】中央気象台の官吏。陰陽師をバカにしている。
    【吉備】太古には朝廷にまつろわぬ民だった。
    【奇門遁甲】諸葛孔明が発明し吉備真備が日本に持ち帰ったらしい魔術。地政学に似ている。
    【金烏玉兎集/きんうぎょくとしゅう】安倍晴明が編んだとされる土御門家最大の秘伝書だが行方不明。
    【金曜の星】赤く不吉。虚星。
    【空海】東洋錬金術の道士でもあった。
    【工藤】渋沢栄一が主宰した秘密会議に陸軍参謀本部より招かれた。東京を小さな集落型にし円形高層要塞都市にすべきと進言した。
    【幸田成行/こうだ・しげゆき】幸田露伴。かつて東京改造論を展開した。
    【洪鳳/こうほう】鳴滝が知り合った女性。生まれも育ちも日本。天道教の道員。療養中の辰宮由佳理を世話することになった。
    【蠱術】おなじみのちょっとイヤな感じの魔術。毒を使うらしい。
    【佐藤信淵/さとう・のぶひろ】江戸時代の経世家。思い切った思想だったらしい。
    【三合会】香港を中心としたいわば超巨大な犯罪組織。
    【三本脚の烏】金烏は太陽を表し、その三本脚は太陽黒点を表す。
    【式神】おなじみの使い魔。土御門家は烏の形を好んで使うらしい。
    【渋沢栄一】将門雪冤運動の重鎮だがそちらはどちらかといえば織田が進めている。帝都改造計画のための秘密会議を開く。自分自身はかつて水上都市計画を抱いていたが失敗した。
    【将校】将校には年齢がない。人間と言うものは、将校になったとたん、年齢に関係なく「世界」との対峙のしかたを身につける。たった一人で「世界」に挑む力と勇気とを、かれらは将校の肩書きを得た瞬間から、自分のものにする。(p.19)
    【新日本橋】加藤保憲はこの橋に殺気を感じる。設計者は妻木頼黄。
    【孫文】二人の孫のうちの一人。
    【孫秉煕/そん・へいき】天道教初代教主。
    【平将門】東京最大の祟り神。
    【辰宮由佳理/たつみや・ゆかり】洋一郎の妹。憑かれやすいタイプだったがそれ故に加藤に狙われた。
    【辰宮洋一郎】大蔵省の官僚。秀才タイプ。
    【妻木頼黃/つまき・らいこう】新日本橋の設計者。
    【緑公所/デイ・グリュン・ロジェ】三合会、哥老会、天道教が集まっている。対日本の活動をしている。
    【帝都改造計画】都市計画とともに風水や奇門遁甲やらで霊的な改造もほどこそうとしている。
    【寺田寅彦】長岡半太郎が「天才」と宣言した帝大物理学講師。地震等の災害対策にも関心がある。渋沢栄一主宰の秘密会議では地下都市計画を開陳する。
    【天道教】朝鮮の秘教集団。東学党が日本の手先に使われたことを正すため誕生した。
    【天文暦法】陰陽道とセットになって陰陽師たちが司っていた天の変異により地の変異を読み解く技術。
    【ドーマンセーマン】五芒星の護符。その名は安倍晴明と蘆屋道満が合体したものらしい。
    【土砂加持】斬り落とされた加藤の腕を復活させた業。
    【長岡半太郎】鳴滝の恩師。帝大物理学。研究に熱を入れて日露戦争があったことも知らなかったという噂が立つタイプ。《わが輩だって俗物だよ。》第一巻p.80
    【鳴滝純一/なるたき・じゅんいち】東京帝国大学理科大学実験物理学科。辰宮洋一郎の友人。由佳理を憎からず思ってるようだ。おおような優男。
    【二宮尊徳】織田完之が復権をめざした人物。
    【覗く】覗くという行為は、見たいと念じていたものを実際に肉眼で見てしまうための秘儀みたいなものだから。(第一巻p.235)
    【一言主】どんなことにも一言で答える神様?
    【秘密会議】渋沢栄一が主宰した会議に参加していたのは加藤保憲、辰宮洋一郎、織田完之、陰陽師の賀茂、中央気象台の木立、陸軍の工藤参謀、寺田寅彦。
    【碑文協会/ひもんきょうかい】織田完之が主幹。牛込の協会とも呼ばれる。
    【平井保昌/ひらい・やすまさ】土御門家の陰陽師。奇門遁甲の術に長じる。
    【風水】今ではおなじみの自然エネルギーを利用した建設・土木技術。
    【腹中虫】そんなもん、飲むなよと言いたくなった。由佳理さん不幸の始まり。
    【舞剣謄空の術】洪鳳が使った業。呪歌により剣を持って舞いテンションが上がれば宙に浮くこともできる。
    【ミルン】ジョン・ミルン。英国の学者。日本の地震学の基礎を築いた。妻は日本人のトネ。
    【明治四十年】物語のはじまりの年。
    【森田正馬/もりた・まさたけ】医師。長く巣鴨病院に勤務していた精神医学の若き権威。
    【森林太郎】森鷗外。陸軍軍医監察官。近頃幸田成行との交流が途絶えがちなのが気になっている。
    【ユタ子/寛子】寺田寅彦の妻。名前の通り心の寛い女性。
    【依童/よりわら】巫女的な存在らしい。
    【林覚】緑公所のメンバー。美貌の青年。《中国独立のため闘うこの美青年には、どういうわけか、悲壮感やら緊張やらといった張りつめた雰囲気が見当たらない。その爽やかさ、無邪気さが、いつも加藤の救いであった。》第一巻p.289

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    2024年02月04日