あらすじ
世紀末、一九九八年。魔人・加藤保憲は帝都完全崩壊の野望を果たすべく、海竜を駆って再び大正大震災以来の大激震を引き起こした。さらに、祟り神・将門の霊を眼醒めさせんと加藤の容赦なき殺戮は続く。だが、魔人の前には帝都の守護霊を救うべく、若き陰宅風水師・土師金鳳と三島が転生した女性・大沢美千代が立ちはだかった! 帝都の命運を握る戦いの結末は? そして、地獄と化した東京にその姿を現す平将門の怖るべき真の正体とは…!? 壮大な魔術大全、完結篇!!
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Posted by ブクログ
長い長い昭和のカスタトロフ小説。
ふしぎな小説。デタラメといえばデタラメだけど
そこにはアースダイバー的なロマンがある様に思う。
都市から失われつつある〈気配〉を思い起こさせるオカルティックな作品。
Posted by ブクログ
百歩譲って彼が生まれ変わり、くらいに思っていたのに、違ったー。
ひどいや、もう。
どうやら番外編などもあるようなので、ゆくゆくそちらに賭ける。
Posted by ブクログ
桜に抱かれて帝都の地下で眠っていた平将門さんの霊は、魔人加藤という血肉を持った人間としてその怨念を現実のものにしていたようですが…。
第二の大地震で崩壊していく東京のようすとか、水虎や式神との戦闘シーンとか、かなり良かったのに…。
なんで、作者のお友達である角川春樹さんにあんな大役を与えて、やたらめったら祀り上げているんだか…。
破滅教の宮司さんが全然知らない人だったら良かったのになって最後まで思う最終巻でした。
よくよく考えたら、この本も角川文庫から出てるしねぇ…。
ちょっとそのへんは突き放して読みたかったです。