荒俣宏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
陽宅風水をテーマにした、ホラー小説。
読者を怖がらせるため、ちょっと極端なことを書いているが、正統風水の見解とはずれているので、あんまり真に受けないこと。
むしろエンターテインメントと開き直る(のでドラマになると椎名桔平が演じた黒田龍人は、占い師のメリットを高らかに宣言する)風水イデオロギーが、「実際に薬効を持ってしまう聖遺物」「軍神弁財天とゴッドウォーズとしての源平の合戦説」「大黒天のイデオロギー」、「観音像」と接触してしまう、(後に南米からパワーをトランスファーする話があったぞ)と言う点は注目すべき。
「能力者をビビらす超能力」(主人公黒田の相棒ミズチを筆頭に、チャネリング能力や呪いを持つ者はその能力が自身を傷つける)は、著者のゴシックホラー(キャリーも入るらしい)に関するセオリー。 -
Posted by ブクログ
荒俣宏の本を初めて読む。
こないだテレビで彼がいかに奇人変人かという事を
周囲の人達が言っていたから興味が湧いたのだ。
この本の中では、奇人変人でもなくってちょっと拍子抜け。
いちばん好きなところは『モテる』ことをあきらめたという事。
個人的には、男はモテることをあきらめてからがモテると思う。
中学3年の時に『イギリスの恐い小説を読みたければ、原書で読みなさい』とすすめられて、大学卒業まで読み続けた。
熱中する力が半端ない!
荒俣宏曰く『今の若い人は、人に嫌われることを恐れて顔色ばかりうかがっている。それでいて他人との関係が深まっているわけでもなく、自分の世界を広げているわけでもない』 -
Posted by ブクログ
小説『帝都物語』がベストセラーになった作家、荒俣宏。
その後は数多くのTV出演をしていて、僕は子どもの頃から「独特の風貌をして、不思議な話をしてくれるおじさん」と、親しみを持って見ていました。
そしてその知識は、怪奇などの領域にとどまらず、生物に関する書籍の出版にも関わっていたりして、現代社会では珍しい「博物学者」であると、認識しています。
その荒俣宏が「知的生産」に関する本を出版したということで、興味を持って読んでみました。
題名になっている「0点主義」という言葉を僕なりに解釈すると、次のようになるかと思います。
・学校で教わる”答えのある問題”に正解するという意味での勉強は、楽しくないし身につかない(0点でも良い)
・自分が興味を持っている対象に対しつきつめて勉強すること、そしてそれによって結果的に、豊かな人生を送ることができる(場合もある)
正直な感想としては、この本に書かれていることをストレートに実践して人生を生きていくというのは、現在社会ではまだ、難しいのかな、ということ。
しかし著者自らが”実例”になっているだけに、有意義な人生を送るための、一つの道筋ではあるかと考えます。
特に、後半部分で述べられている「皆が同じ目標を向かって努力しているのはヘンだ」という言葉には、はっと感じるものがありました。
そして、「自分の好きなことをして人生を送りたいなあ」と漠然と考えている自分には、後ろ盾をもらえたようにも感じました。
全体的に「物事はおおらかに楽観的に考えよう」といったメッセージが感じられるので、ある意味、肩の力を抜いてもらえた、一冊でした。 -
Posted by ブクログ
「ヨーロッパホラー&ファンタジー・ガイド」3
著者 荒俣宏
出版 講談社
p31より引用
“カリオストロ伯爵は、マリー・アントワネットを捲きこむ詐欺
事件の張本人として、また、山師あるいはペテン師として多くの
人々(とくに女性)をだましまくった人物としても、よく知られ
ている。”
翻訳家、評論家、作家である著者による、ヨーロッパの怪奇的
な場所や建物を紹介した一冊。
スイスの地下牢からロンドンの幽霊ツアーまで、白黒ながら多
数の写真とともに書かれています。
過去に同社から刊行された「ヨーロッパ・ホラー紀行ガイド」
の加筆・修正文庫版。
上記の引用は、イタリアの古城について書かれた項での一文。
日本でカリオストロと言えばロリコン伯爵ではないかと思うので
すが、実在した人物もあまりまともな人ではないようです。
事実は小説より奇なりという言葉が、とても良く似合う人物だな
と思いました。
巻頭カラー写真コーナーに、ほんの小さく写っているだけなの
に、若いと思わせる荒俣氏の写真があります。不思議で奇妙な建
物のそばに居ても、まるで風景のように馴染んでおられます。
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