帝都物語 第弐番

帝都物語 第弐番

814円 (税込)

4pt

大正十二年九月一日――。平将門の霊を喚び覚まし帝都崩壊を企む魔人・加藤保憲は、妖術を操り関東に大地震を引き起こした。だが将門の霊は完全に覚醒せず、震災後、後藤新平の放射状都市と渋沢栄一らによる地下都市という二つの壮大な帝都復興計画が開始される。しかし、加藤は再び天体を利用して帝都完全崩壊を画策していた! 将門の末裔である巫女・辰宮恵子はこの危機を察知し、風水師・黒田重丸と共に加藤の野望を阻止せんと起ちあがる。

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帝都物語 のシリーズ作品

1~6巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~6件目 / 6件
  • 帝都物語 第壱番
    770円 (税込)
    関東大震災や辛亥革命など、干支にいう〈亥の年〉には、国家的規模の大異変が続発している。そして、亥年にあたる一九九五年。不幸にも阪神大震災、地下鉄サリン事件という未曾有の大惨事が発生した。だが本書はすでに、魔人・加藤保憲を駆って、破滅の予兆を孕んだ現代の姿を予見していた! ここにまた、混沌とした世紀末を乗り切るために、科学、都市計画、そして風水まで、あらゆる英知が結晶したカタストロフィ・ノベルを繙く時がやってきた――。
  • 帝都物語 第弐番
    814円 (税込)
    大正十二年九月一日――。平将門の霊を喚び覚まし帝都崩壊を企む魔人・加藤保憲は、妖術を操り関東に大地震を引き起こした。だが将門の霊は完全に覚醒せず、震災後、後藤新平の放射状都市と渋沢栄一らによる地下都市という二つの壮大な帝都復興計画が開始される。しかし、加藤は再び天体を利用して帝都完全崩壊を画策していた! 将門の末裔である巫女・辰宮恵子はこの危機を察知し、風水師・黒田重丸と共に加藤の野望を阻止せんと起ちあがる。
  • 帝都物語 第参番
    858円 (税込)
    “平将門の霊”との闘いに敗れ、加藤保憲は満州へと去った。だが、加藤の数々の秘術により、帝都の風水は脆弱し、内外から新たな魔人たちの胎動を促すことに……。一人は思想家・北一輝。血気に逸る青年将校らを背後から巧みに操り、特異な霊力で“昭和維新”を断行せんとしていた。そして、海外からは世界制覇を狙うメソニック協会の怪人・トマーゾ。“世界の眼”という究極の力を有し、混迷を極める帝都に恐るべき破壊工作を仕掛けてゆく――。
  • 帝都物語 第四番
    814円 (税込)
    昭和二十年八月十五日。第二次世界大戦の敗北は人々に大きな衝撃をもたらした。帝都は瓦礫の都市と化し、復興は困難な状況に陥っていた。しかも帝都を守護していた英霊の銅像の封印が解け、地霊や怨霊が跳梁跋扈し始める。そのさなか、“屍解”という仙術を駆り、不老不死の肉体を得た魔人・加藤保憲が再び日本へと舞い戻ってきた。いまだ覚醒せぬ“将門”の霊を地上に招喚するために――。カタストロフィ・ノベル戦後篇、堂々の開幕。
  • 帝都物語 第伍番
    814円 (税込)
    昭和三十年代、“安保阻止”のシュプレヒコールが谺(こだま)し、修羅場と化していく東京。学生運動を統べる者たちはさらに“国際反戦デー”に多角的武装蜂起を画策し、海外から謎の超能力者ドルジェフを招聘した。一方、自衛隊将校となった加藤保憲は、三島由紀夫を特別訓練生として鍛え、ドルジェフ打倒のため、祖国防衛隊を結成する。しかし、三島はやがて加藤の行動が全て“帝都壊滅”への布石であること知り、魔人に敢然と挑むのだが……。
  • 帝都物語 第六番
    814円 (税込)
    世紀末、一九九八年。魔人・加藤保憲は帝都完全崩壊の野望を果たすべく、海竜を駆って再び大正大震災以来の大激震を引き起こした。さらに、祟り神・将門の霊を眼醒めさせんと加藤の容赦なき殺戮は続く。だが、魔人の前には帝都の守護霊を救うべく、若き陰宅風水師・土師金鳳と三島が転生した女性・大沢美千代が立ちはだかった! 帝都の命運を握る戦いの結末は? そして、地獄と化した東京にその姿を現す平将門の怖るべき真の正体とは…!? 壮大な魔術大全、完結篇!!

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帝都物語 第弐番 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    色々と楽しませていただきました。結果としてはこれでよかったのだろうと。
    加藤という人物がすごすぎるのが、怖くて仕方がない。
    それにしても加藤は一体いくつなんだろうか?

    0
    2010年05月22日

    Posted by ブクログ

    學天則の方もゴブリンつうか式神を「召喚」してしまふのであった。
    あとなんか、人形トビケラの巣が、へーな感じ。

    0
    2025年08月17日

    Posted by ブクログ

    関東大震災からの加藤暗躍が楽しい2巻前半の震災編。満州から将門の首塚まで続く龍脈を探る寺田寅彦等の視点と、由香里を取り巻く幸田露伴等の病院の視点など、幾つかの絞られたまとまりになっていることも有り、これまでとうって変わって読みやすくなる。

    ただ、冗談のつもりなのかなんなのか知らないが「考現学」など

    0
    2016年11月09日

    Posted by ブクログ

    序盤は読む手が重かったが中盤からは加速。
    二匹の龍を押さえ込む作戦が練り上がっていくところが見所だった。
    恵子さんはデキる女すぎたのだろうか…

    0
    2012年10月03日

    Posted by ブクログ

    龍脈まではいいんだけど。。。月を動かすのはさすがに無茶だなあ。醒めてしまう。そんなことができるのなら、もっと直接的な手段を使えるだろうし。

    0
    2015年04月02日

    Posted by ブクログ

    (全巻合わせた感想)
    難しかった。風水など占いだと思って、まったく興味がなかったが、地脈などの大地・経度緯度などの太陽、地球の関係などを基本とした学問であることが分かった。

    ただ、怨霊などの非現実的な現象や不老不死、生き返りなど話についていけなかった。また、好感を持てる登場人物が居ないので感情を込

    0
    2012年02月08日

    Posted by ブクログ

    シリーズ第二巻。

    確かに少し中弛みの感がないこもとない。
    この調子で六巻まで行くのは少ししんどいかもしれないと思っていたが、終盤に来て物語が加速。
    次巻に続く期待が増した。

    加藤さんは今回出番が少なめであったが、相変わらずおしゃべりさんでした。
    ラストの二人の豹変振りとかも好きだ。
    惹かれ合う理

    0
    2010年09月16日

    Posted by ブクログ

    最後の最後での恵子さんにちょっと疑問を持ってしまった。


    自ら占いの結果により決めた使命を遵守し、
    仕事に生きる夫と気の触れた彼の妹を守り、
    人妻でありながその清廉さから乙女を匂わせる美貌。


    まるで日本人形のように、艶っぽいのに無機質なイメージ。
    しかも、時に荒々しく精神面も強い。
    なんて利用

    0
    2010年06月10日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    加藤さん、いいけどさ別に、なんで辰宮じゃなくて幸田さんとかに執念燃やしてんねん、そっちじゃないでしょ、と言いたい。あっちゅう間に40歳ですよ、悲しいな。これはあの一瞬の輝きに追いすがるしかないのか...。
    しかし幸田さん意外と武闘派で熱いですね、たぶん文豪ストレイドッグ並なのでは(よくしらない)

    0
    2018年12月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    このシリーズはけっこう早く時間が進んで行くね。
    この巻は魔人加藤さんによって関東大震災が起こる「大震災篇」とその後に平将門さんの流れを汲む巫女さんが辰宮家に嫁いで魔人加藤さんのもくろみを阻止しようとするんだけど結局失敗して加藤さんの女になってしまう「龍動篇」が収録されていました。

    いずれにしても、

    0
    2018年03月28日

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