サイエンス異人伝 科学が残した「夢の痕跡」

サイエンス異人伝 科学が残した「夢の痕跡」

1,408円 (税込)

7pt

3.3

かつて、電気から電波、エレクトロニクスへと発展していくにつれて消え去った「実体」が、21世紀になって、「科学家電」と呼ぶべきスマホなどの登場でよみがえり、科学が「手触り」の世界に戻ってきた。科学がふたたび人間と機械を通して語られ、未来の科学はもはやSFではなくなった。20世紀に突如として現れた発明品と発見者の伝記を読み解くことで、いままた現代科学が「素人にも理解できる」機械と人間からなる実体(リアル)へと変わる。(ブルーバックス・2015年3月刊)

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サイエンス異人伝 科学が残した「夢の痕跡」 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2015年10月21日

    ドイツ博物館とアメリカのスミソニアン協会の属する博物館等に収められた数々の成果を、その発明者と関連する人々の話をまとめたものだが、面白い話しが満載だ.話の進め方が良い.例えば、有名なライト兄弟と熱気球を発明したモンゴルフィエ兄弟を対比して、かれらが持っていた基礎技術とそれに加えてアマチュアリズムを取...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年07月26日

    多くの史実の中で、ひとつだけ民俗学的考察に触れた章があり、非常に考えさせられた。和時計に対するクダリである。日本人は人間の好みを機械に押し付けるが、外国では機械のやり方に人間が合わせる。その背景には、日本人はモノに対する認識として「自然感覚」を持っているのに対し、西洋人はモノに神を宿らせて尊重する、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月31日

    ぶっ厚い新書。主に「発明」についてたくさんの事例が書かれている本。夢と現実のジレンマが大きなテーマになっている中で、表紙にもあるリリエンタールの話が特に面白かった。飛行機を、乗り物ではなく人工の翼と捉えて、鳥になる夢を追求する人。印象深かった。

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    Posted by ブクログ 2018年04月09日

    ドイツ博物館をめぐりながら、目やカメラ・ジオラマ、版画や薬、機械の馬から飛行機、潜水艦や通信革命を語る。アメリカのスミソニアン博物館、伝統がないゆえの新技術、発明家と製品の企業化、そしてロケット、コンピュータへ。

    科学界だけでなく、産業界、世の人々にどう受け止められ迎えられたかも描かれているのがす...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年10月26日

    小さいころ、エジソンの伝記に夢中になった経験のある人は多いのではないでしょうか。これは、まさに大人向けの発明家の伝記オムニバスといった感の本です。各章20ページ前後のボリュームで、様々な科学技術の発明にまつわるエピソードを紹介しています。科学技術の発展において,20世紀前半を主導したドイツと、20世...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年10月14日

    科学史にある失敗に焦点をあてた、ということで読んでみた。それほど失敗だけ並ぶだけでなく、サブタイトルにある「夢の痕跡」というほどロマンが感じれなかった。
    もっと一人ひとりにスポットを当てるとロマンを感じれたと思うが、資料が乏しいだろうから仕方ないだろう。そうでなければフィクション化するしかないだろう...続きを読む

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