荒俣宏のレビュー一覧

  • 福翁夢中伝 下

    Posted by ブクログ

    福沢諭吉の生涯を、養子福沢桃介や川上音二郎など複眼的な視点から描き直した作品の下巻。
    福翁自伝より深い世界が楽しめる。
    筆者自身が塾生だったのは知らなかった。

    0
    2024年06月13日
  • 福翁夢中伝 上

    Posted by ブクログ

    福沢諭吉の回顧録を面白おかしく対談形式にしたいわば「福翁自伝」リメイク版。著者の茶々が小気味よく面白い。
    ただ悲しいかな、あまりに丁々発止に走った為にこれが事実なのか創作なのかよくわからない部分がある。一応登場人物は現実に存在する人物のようだが彼らが福沢と本当にそう言う関わり合いをしたのかはよくわからない。まぁそれを狙って創作で書いたのならそれはそれで面白いのだが。
    中津藩が昔から割と蘭学に容認的な藩であったこと、日露和親条約の前後に起きた伊豆沖の大地震で江戸幕府とロシアの間に親密な協力関係ができていたことなどは新たな知見だった(おそらくこれは史実)。
    あと福翁自伝と江戸末期〜明治初期の(高校

    0
    2024年02月18日
  • 火の鳥伝記文庫 アラマタ新聞 創刊号

    購入済み

    荒俣宏先生が実際に描いているかはともかく面白い
    カラーで図説入りなのが分かりやすい
    荒俣先生には長生きして欲しい

    #笑える #癒やされる #タメになる

    0
    2023年04月28日
  • ヨーロッパ ホラー&ファンタジー・ガイド 魔女と妖精の旅

    試し読みですが

    巻頭のカラー写真、
    解剖用の模型にまで美とエロチシズムを求めるのかさすがイタリアねとすみません本編じゃないとこに感銘受けてます。
    造詣が深い荒俣さんに旅行ガイドしてもらってるみたいな読みやすそうな本でした。

    #アガる #タメになる

    0
    2022年09月28日
  • 妖怪少年の日々 アラマタ自伝

    Posted by ブクログ

    アマノジャクの荒俣氏らしい、子ども時代から破天荒でパワフルな様子と目的に向かってまっしぐらなところなど、笑わずにおれないエピソード満載。
    平井呈一先生への深い思いに、両氏の人柄が偲ばれる。
    分量は多いが 怪奇に関するあらゆることへあちらこちらと案内され、最初から最後まで楽しく読んだ。

    0
    2022年03月13日
  • 妖怪少年の日々 アラマタ自伝

    Posted by ブクログ

    この方はどのような成分で出来ているのか。鉄道好きの方が鉄分で出来ているように、養分ならぬ妖分か。不思議な存在の荒俣宏、その人の自伝だ。




    いかにして、博物学、妖怪、幻想文学など多岐にわたるジャンルに興味をもち、今まで生きてきたか。




    好奇心旺盛なのはもちろんだが、色々なジャンルの師匠がいたのは荒俣宏を作り上げた1つの要因だ。中学入学から「師匠探し」をしていたというからすごいものだ。昔の本には今では考えられないが著者の住所が載っていたので「ファンレター作戦」を取ったと述べている。





    もうこんな人は登場しないだろうなあ。唯一無二の存在なので興味深く読んだ。

    0
    2021年08月19日
  • 江戸の幽明 東京境界めぐり

    Posted by ブクログ

    新書なのにこの分厚さ!荒俣先生の博覧強記を表しているかのよう。中盤まで読んでいくとこの量感と質感がここちよく、どんどん読み進めてしまう不思議。そもそも朱引なんて知らなかったし、区分けも何度か行われていたこと、特定エリアのトリビアなどなどがてんこ盛りで、そんなに東京に詳しくない私でも充分に楽しめた。特に気に入ったのは、平井程一と武家の新旧交代の転換期のあたり。今はグローバルな時代と言われつつも、やってることや構造はそんなにまだ変わってないのかな、これから変わるのかな、と感慨深かった。

    0
    2021年05月07日
  • 陰陽師鬼談 安倍晴明物語

    Posted by ブクログ

    安倍晴明の生い立ちと陰陽師の由来が簡単に分かる一冊。

    安倍晴明は冷静でかっこいいと思っていたが顔は赤顔で目が細いと異形の顔立ち、そして妻の尻にひかれているという全然印象が違う。
    陰陽師鬼談なので鬼を退治する話なんだけど、最後安倍晴明と妻がどうなったのか知りたい。。。

    0
    2021年02月28日
  • 新帝都物語 維新国生み篇 下

    Posted by ブクログ

    またもや魔人加藤や!
    新となってるけど、時代は逆行。
    戊辰戦争の時代。
    帝都物語は、
    魔人加藤
    VS
    その時代を駆け抜けた人(今回は、土方歳三、平田鐵胤などなど)
    って構図やな。
    今回も陰陽道、風水、神道、はたまた、墨家…神秘系たっぷりの作品。
    神秘系は、好きなんで、良い!
    でも、言霊って言うのか、文字に意味を持たせた話が多くて…その度にじっくりと見ないとダメ。
    京は、口、小に意味があって、更にそれに蓋して…とかなんで、スイスイと読めない。
    小面憎いほど、しぶとい加藤を何とかって感じやけど、コイツ、また、復活するねんなʅ(◞‿◟)ʃ

    0
    2020年12月05日
  • 江戸の幽明 東京境界めぐり

    Posted by ブクログ

    江戸とその外との境界を、荒俣宏が「ブラタモリ」した本。江戸の境界は、朱引というらしいが、自分の住んでいる東京西部でいうと、落合あたりが境界であり、境界のあるところには火葬場があるらしい。たしかに納得。落合近辺では、哲学堂公園を散歩しているのだけど、やたらとこの公園を大絶賛していた。今度行ったときは、もう少し哲学的な視点で公園を眺めてみようと思う。

    0
    2020年06月27日
  • 江戸の幽明 東京境界めぐり

    Posted by ブクログ

    荒俣宏先生による江戸の街歩き。ただ単に現代でも江戸の街を感じる場所を歩くのではなく、御府内と郊外との境界線である「朱引」の内外を歩いて、江戸を浮き彫りにするというさすがと思わせる面白い企画。途中は荒俣先生の思い出話に脱線したりして、平井呈一との交流や太宰治、芥川龍之介など文化人の話もあったり、新書の割に分厚いですが、荒俣先生の文章なのでスラスラ読めます。あらためて荒俣先生の知識量に脱帽。この本を片手に街歩きも楽しいかもしれない。

    0
    2019年08月04日
  • 帝都物語 第壱番

    Posted by ブクログ

    概ね史実で、概ね実在人物なのに、圧倒的にオカルト。ワクワクする。ドーマンセーマン、陰陽道、式神、地脈、霊的にも守られた最強の都市・東京を創る…。

    加藤が怖くて気持ち悪くていいかんじ。
    この兄は「ブラック労働染まり野郎」なので、妹は放っておいていい。
    妹が大変なことになっているのに、兄はシゴト漬け、いい感じだった兄の友人も奔走するものの最終的には疎遠、精神病院に送られて「ヒューマンロスト」な感じになっている妹が不憫でならない。

    不思議な地震とか、加藤の暗躍とか、老陰陽師が最期に残した手紙とか、ワクワクする舞台じかけがいっぱい。
    絶妙なフィクション具合だと思います。

    0
    2019年04月25日
  • 帝都物語 第伍番

    Posted by ブクログ

    虚実百物語みたいな雰囲気で、あぁ、これのパロディでもあったのか?と。
    三原山噴火という、当時としては極タイムリーな話題が出て来て、そうだよな、昭和だったんだよな、と。当時まだ小さい自分をひいおばあちゃんに預けて、家族みんな噴火を見に行った、というエピソードを思い出しました。
    こないだTVでシンゴジラ見て、帝都が破壊される様子に、加藤は喜んでるだろうな、と感慨深いものがあったのですが、内閣総辞職の後見てたら、なんといるじゃないですか、加藤が。あ、これはこの内閣に入り込んだ男の陰謀なのでは、と妄想が進みました。

    あと、荒俣先生にいいたい、その転生は洋一郎でいってくださいよ!と。最後まで加藤と洋一

    0
    2019年01月05日
  • 帝都物語 第四番

    Posted by ブクログ

    こんなに危険なダンスは、怪盗クイーンのピラミッド編しか知らなかったものですから、高まりました。
    1巻以来、4巻末でやっと気に入った場面が出て来ました。
    やはり執着して骨まで・・・と、誰がなんといおうと曲解と深読みでいきますが、ただ単に由佳里さんにいいことしてあげただけじゃん、ともいえなくもない加藤。
    若返ってくれて嬉しい。

    0
    2018年12月14日
  • 帝都物語 第弐番

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    加藤さん、いいけどさ別に、なんで辰宮じゃなくて幸田さんとかに執念燃やしてんねん、そっちじゃないでしょ、と言いたい。あっちゅう間に40歳ですよ、悲しいな。これはあの一瞬の輝きに追いすがるしかないのか...。
    しかし幸田さん意外と武闘派で熱いですね、たぶん文豪ストレイドッグ並なのでは(よくしらない)
    バブル期に書かれたのか、と。じゃあ半分、青いのすずめは、この本や映画が流行した頃の彼のその後のあの人と・・・と思うとちょっと面白い。

    0
    2018年12月14日
  • 別世界通信

    Posted by ブクログ

    まだこの本刊行当時は オラフ・ステープルトンなんてこれで紹介される奴はあまり出てなかったし、『指輪』関係もまぁマイナーと言ってよかったし はー。
     魔界としてのロンドンとパリは、こっちの方が面白い。

    0
    2018年10月22日
  • 新帝都物語 維新国生み篇 上

    Posted by ブクログ

    魔人加藤再び!

    舞台を明治維新まっただなかに移して、直参旗本の加藤さんが、会津で土方歳三さんと暴れたり、いわゆる「つぼのいしぶみ」のある場所に闇の内裏を築こうとしたりしていました。

    こっちの加藤さんはよりクズっぽくなっていて、けっこうバイオレンスな感じ。
    女性を平気で殴る蹴るのイヤなヤツでした。

    本編より時代が古くなっているぶんリアリティを感じなくてすむので、自分としては本編より読みやすかったです。

    去年、多賀城にあるほうの「つぼのいしぶみ」は見てきたから、あのあたりが舞台か~って楽しめているから面白いのかもしれないけどね(笑)

    0
    2018年04月26日
  • 帝都物語 第伍番

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この巻は「百鬼夜行篇」と「未来宮篇」でした。
    けっこうリアルに歴史をなぞってきたお話から、執筆された当時は近未来だった昭和70年あたりを描いています。

    百鬼夜行篇では、70年安保闘争から全共闘運動という日本人同士が殺し合う鬼が喜びそうな時代が描かれていました。
    三島由紀夫さんがけっこう重要なポジションになっていました。

    今まで実在の人物をこれだけ勝手に描ける荒俣さんの突き抜けっぷりが合わなかったんだけど、未来宮篇になると時代もパラレルだし、それが逆にリアルっぽくて面白かったです。

    殺伐とした時代を背景に人が人を平気で意味もなく殺していくとか(モーター付自転車の暴走族とかね…)、夢も未来も

    0
    2018年04月14日
  • ゑびす殺し(電子復刻版)

    Posted by ブクログ

    諸作家へのオマージュ、夢野久作とか、小林多喜二とか、にささげたものださうである。
     諸作品がなんか、いい感じで怖い。
     小林多喜二が「タンポポの根のような」うんこをひってどうのとか、森鴎外が死体安置所で水泳大会する死体に辟易したりとか、クーロン城の、水が落ちる通路とか、さう言ふのが怖い。

    0
    2018年03月28日
  • 妖怪大戦争

    Posted by ブクログ

     次に何の本を読もうかと考えていると、深夜テレビでこの小説を原作とした映画がたまたま放映され、買ったもののまだ読んでいなかったこの小説を読み始めました。
     映画自体は映画館ですでに鑑賞済みだったのですが、小説で読むと映画の裏にある状況を知ることができてとても面白かったです。
     個人的に、妖怪目線から見た安倍清明のイメージの悪さに驚きました。同じ作者が書いたかっこいい清明の作品も読んでいたからです。やっぱり人(妖怪)によって、他人の見え方、イメージは違うものなんだよな~と物語の本質と関係ないところで妙に感心してしまいました。

    0
    2017年07月04日