荒俣宏のレビュー一覧

  • 歌舞伎キャラクター事典

    Posted by ブクログ

    普通にわかりやすい。(^^;
    さすが荒俣先生だな。
    イラストも効果的で良かったですね。できれば、全項目にいらすとが欲しかったところではありますが。
    登場人物と歴史との関わりについての奇術があることで、よりわかりやすくなっていると思います。
    人名、演目、それぞれの索引がついているのも好印象。

    0
    2018年11月12日
  • 新帝都物語 維新国生み篇 下

    Posted by ブクログ

    角川春樹さんとか妙に生臭い登場人物がいない分だけ、この「維新国生み篇」のほうが読みやすかったですが…。

    加藤さんが本当に単なるヤバイやつになっていました。
    これじゃバイオレンスな熱狂的平将門マニアじゃん!

    読み終わると、結局は土方歳三さんとか会津戦争とか箱館戦争といった歴史が、加藤さんのための舞台としてだけ使われていた感があって、まぁこの回は国生み神話を基軸にしたエンターテイメントだわな…と思いました。

    熱量は感じられるんだけどね。
    加藤さん、もっと奥深い腹黒さを見せて欲しかったなぁ~!

    0
    2018年05月02日
  • 帝都物語 第六番

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    桜に抱かれて帝都の地下で眠っていた平将門さんの霊は、魔人加藤という血肉を持った人間としてその怨念を現実のものにしていたようですが…。

    第二の大地震で崩壊していく東京のようすとか、水虎や式神との戦闘シーンとか、かなり良かったのに…。

    なんで、作者のお友達である角川春樹さんにあんな大役を与えて、やたらめったら祀り上げているんだか…。

    破滅教の宮司さんが全然知らない人だったら良かったのになって最後まで思う最終巻でした。

    よくよく考えたら、この本も角川文庫から出てるしねぇ…。
    ちょっとそのへんは突き放して読みたかったです。

    0
    2018年04月17日
  • サイエンス異人伝 科学が残した「夢の痕跡」

    Posted by ブクログ

    ドイツ博物館をめぐりながら、目やカメラ・ジオラマ、版画や薬、機械の馬から飛行機、潜水艦や通信革命を語る。アメリカのスミソニアン博物館、伝統がないゆえの新技術、発明家と製品の企業化、そしてロケット、コンピュータへ。

    科学界だけでなく、産業界、世の人々にどう受け止められ迎えられたかも描かれているのがすごい。日本の科学館についても書いてほしいです。

    0
    2018年04月09日
  • 帝都物語 第四番

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この巻は第二次世界大戦末期から戦後の帝都(東京)を描いた「大東亜篇」と「不死鳥篇」でした。

    加藤さんがなんで帝都を滅ぼしたいかが、前巻あたりではやっていることのデカさの割には不明確だったんだけど、今回はそれなりに加藤さんご本人が語るシーンがありました。

    単にそういう「血」だからみたい。
    千年以上昔にヤマトに滅ぼされた葛城の「まつろわぬ民」の末裔だからってことみたい。

    葛城でこれなら、出雲はどうなるんだ?!
    出雲の神さまと葛城の神さまは鏡の表と裏ってことを当然の前提にしているのかな?

    嫌いな系統の話じゃないんだけど、やっぱり登場人物の誰にも共感できないんだよね~。
    だから、読んでいて感情

    0
    2018年04月06日
  • 帝都物語 第参番

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この巻は軍国時代を描いた「魔王篇」と「戦争(ウオーズ)篇」でした。

    なんだか話が時代の概要とともにどんどん進んで行くから、登場人物の誰にも共感できないです。

    府中の大國魂神社の近くに日本を霊的に保護するための鉄塔が作られて、霊能力者たちが全国一斉に加持祈祷を行ったことから戦時中にアメリカ大統領が亡くなったとか、とにかく霊的パワーはあなどれないってことが描かれていました。

    面白くないわけではないんだけど、のめりこめないんだよな…。
    大味過ぎて心の琴線に触れるものではない感じ。

    0
    2018年04月01日
  • 帝都物語 第弐番

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    このシリーズはけっこう早く時間が進んで行くね。
    この巻は魔人加藤さんによって関東大震災が起こる「大震災篇」とその後に平将門さんの流れを汲む巫女さんが辰宮家に嫁いで魔人加藤さんのもくろみを阻止しようとするんだけど結局失敗して加藤さんの女になってしまう「龍動篇」が収録されていました。

    いずれにしても、加藤さんはどうしてそこまで「東京」を破壊したいのかな?
    明治維新後の帝都だから?
    千年の都、京都じゃダメなの?!

    しかし、学生時代は体も弱く引っ込み思案だった大蔵官僚である辰宮くんはムッツリ系っぽいな…と思ったいたら、やっぱり実の妹さんの意思を無視して彼女との間にお子ちゃま(雪子ちゃん)を作ってい

    0
    2018年03月28日
  • 帝都物語 第壱番

    Posted by ブクログ

    大正時代に起こった関東大震災は、加藤保憲という元陸軍中尉が日本を破滅させるために術を用いて起こした人災だった。

    ……というお話。

    風水とか陰陽五行とか、オカルティックなネタがてんこ盛りでした。
    これは好きな人には好きかもねぇ。

    江戸(本来は「水戸」)に長年残されていた平将門の怨念だとか、葛城の一言主神をはじめとする「まつろわぬ民」の大和に対する怨嗟だとか、大陸や半島の人が日本人を怨んでいる思いだとか、いろいろ入り混じった過去があるようだけど、とにかく加藤さんは日本を滅ぼしたいらしい。

    亥年が1つのポイントになっていて、関東大震災も神戸の大震災も亥年だったことを考えると、来年亥年の今年に

    0
    2018年03月25日
  • 戦争と読書 水木しげる出征前手記

    Posted by ブクログ

    まとまりがなくて面白い。
    人の日記を覗き見するような楽しさがある。
    手記から滲む当時の時代の雰囲気もよい。
    後に名を上げる作家の無名のころの手記ってのもまた面白い。

    0
    2017年05月07日
  • 帝都物語 第壱番

    Posted by ブクログ

    昔から、いつか読みたいなと思っていたのを大人買い。第壱~六番までということは、昔出ていた10巻強のやつを2冊で1冊にくっつけているのであろう。

    有名な話なので内容は割愛するが、将門の首塚というキーとなる場所が旧大蔵省の中庭に存在していたというところにおそらく着想し、陰陽師、霊的現象および、当時の有名人をキャラクター化した作品。

    映画が公開された当時、中高生もこぞって読んでいたわけで、それくらい軽く読めると見て読み始めたのだが、現代口語と文語的表現が入り交じる、次から次へとキャラクターが出てくるという内容も読む方もしっちゃかめっちゃかの展開で、結構時間がかかる。

    しかしまあ、寺田寅彦などの

    0
    2016年10月18日
  • 別世界通信

    Posted by ブクログ

    博覧強記荒俣宏先生の手によるファンタジー世界への旅行
    ガイドのような著作。だが、ただのブックガイドではなく
    きちんとした読み物になっているあたりはさすがである。
    ハリー・ポッターやパーシー・ジャクソンなどから入った
    ファンタジーファンにもぜひ読んでもらいた。一口に
    ファンタジーと言ってもこれだけの歴史・背景が控えている
    のだ。

    ただこの旧版はさすがに古い印象はぬぐえない。というわけ
    で新編の方も同時に読むことにしたのだった。

    0
    2016年09月22日
  • サイエンス異人伝 科学が残した「夢の痕跡」

    Posted by ブクログ

    小さいころ、エジソンの伝記に夢中になった経験のある人は多いのではないでしょうか。これは、まさに大人向けの発明家の伝記オムニバスといった感の本です。各章20ページ前後のボリュームで、様々な科学技術の発明にまつわるエピソードを紹介しています。科学技術の発展において,20世紀前半を主導したドイツと、20世紀後半を主導したアメリカを対比します。人によって琴線に触れる箇所は様々かと思いますが、私の印象に残った箇所は、「ドイツをはじめヨーロッパでは新技術の発明はギルドに代表される熟練者、伝統産業の既得権益を害する存在として支持を得られないケースが多かったのに対し、アメリカではそのような既得権益者が存在しな

    0
    2015年10月26日
  • サイエンス異人伝 科学が残した「夢の痕跡」

    Posted by ブクログ

    科学史にある失敗に焦点をあてた、ということで読んでみた。それほど失敗だけ並ぶだけでなく、サブタイトルにある「夢の痕跡」というほどロマンが感じれなかった。
    もっと一人ひとりにスポットを当てるとロマンを感じれたと思うが、資料が乏しいだろうから仕方ないだろう。そうでなければフィクション化するしかないだろう。
    ロマンが感じれなかったので途中でとばした。

    0
    2015年10月14日
  • 帝都物語 第弐番

    Posted by ブクログ

    龍脈まではいいんだけど。。。月を動かすのはさすがに無茶だなあ。醒めてしまう。そんなことができるのなら、もっと直接的な手段を使えるだろうし。

    0
    2015年04月02日
  • 歌舞伎キャラクター事典

    Posted by ブクログ

    多くの歌舞伎のキャラクターや物語を、可愛くてユーモラスなイラスト付きで把握できます。
    歌舞伎の話って華やかなイメージと違ってバッドエンドが多いのに驚きです。現代の感覚で読むと「これでいいのか?」って話も多いです。

    0
    2014年10月19日
  • シム・フースイ Version1.0 ワタシnoイエ

    Posted by ブクログ

    陽宅風水をテーマにした、ホラー小説。
    読者を怖がらせるため、ちょっと極端なことを書いているが、正統風水の見解とはずれているので、あんまり真に受けないこと。
     むしろエンターテインメントと開き直る(のでドラマになると椎名桔平が演じた黒田龍人は、占い師のメリットを高らかに宣言する)風水イデオロギーが、「実際に薬効を持ってしまう聖遺物」「軍神弁財天とゴッドウォーズとしての源平の合戦説」「大黒天のイデオロギー」、「観音像」と接触してしまう、(後に南米からパワーをトランスファーする話があったぞ)と言う点は注目すべき。
    「能力者をビビらす超能力」(主人公黒田の相棒ミズチを筆頭に、チャネリング能力や呪いを持

    0
    2014年09月21日
  • 帝都物語 第壱番

    Posted by ブクログ

    長岡半太郎や、寺田寅彦、幸田露伴等が実名で出てきて活躍してしまうのが面白い。
    嶋田久作の加藤保憲はハマリ過ぎ。

    0
    2013年07月04日
  • 0点主義 新しい知的生産の技術57

    Posted by ブクログ

    荒俣宏の本を初めて読む。
    こないだテレビで彼がいかに奇人変人かという事を
    周囲の人達が言っていたから興味が湧いたのだ。
    この本の中では、奇人変人でもなくってちょっと拍子抜け。

    いちばん好きなところは『モテる』ことをあきらめたという事。
    個人的には、男はモテることをあきらめてからがモテると思う。

    中学3年の時に『イギリスの恐い小説を読みたければ、原書で読みなさい』とすすめられて、大学卒業まで読み続けた。

    熱中する力が半端ない!

    荒俣宏曰く『今の若い人は、人に嫌われることを恐れて顔色ばかりうかがっている。それでいて他人との関係が深まっているわけでもなく、自分の世界を広げているわけでもない』

    0
    2013年02月24日
  • 0点主義 新しい知的生産の技術57

    Posted by ブクログ

    小説『帝都物語』がベストセラーになった作家、荒俣宏。
    その後は数多くのTV出演をしていて、僕は子どもの頃から「独特の風貌をして、不思議な話をしてくれるおじさん」と、親しみを持って見ていました。
    そしてその知識は、怪奇などの領域にとどまらず、生物に関する書籍の出版にも関わっていたりして、現代社会では珍しい「博物学者」であると、認識しています。
    その荒俣宏が「知的生産」に関する本を出版したということで、興味を持って読んでみました。
    題名になっている「0点主義」という言葉を僕なりに解釈すると、次のようになるかと思います。
    ・学校で教わる”答えのある問題”に正解するという意味での勉強は、楽しくないし身

    0
    2013年02月08日
  • ヨーロッパ ホラー&ファンタジー・ガイド 魔女と妖精の旅

    Posted by ブクログ

    「ヨーロッパホラー&ファンタジー・ガイド」3

    著者 荒俣宏
    出版 講談社

    p31より引用
    “カリオストロ伯爵は、マリー・アントワネットを捲きこむ詐欺
    事件の張本人として、また、山師あるいはペテン師として多くの
    人々(とくに女性)をだましまくった人物としても、よく知られ
    ている。”

     翻訳家、評論家、作家である著者による、ヨーロッパの怪奇的
    な場所や建物を紹介した一冊。
     スイスの地下牢からロンドンの幽霊ツアーまで、白黒ながら多
    数の写真とともに書かれています。
     過去に同社から刊行された「ヨーロッパ・ホラー紀行ガイド」
    の加筆・修正文庫版。

     上記の引用は、イタリアの古城につい

    0
    2012年12月20日