荒俣宏のレビュー一覧
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大正時代に起こった関東大震災は、加藤保憲という元陸軍中尉が日本を破滅させるために術を用いて起こした人災だった。
……というお話。
風水とか陰陽五行とか、オカルティックなネタがてんこ盛りでした。
これは好きな人には好きかもねぇ。
江戸(本来は「水戸」)に長年残されていた平将門の怨念だとか、葛城の一言主神をはじめとする「まつろわぬ民」の大和に対する怨嗟だとか、大陸や半島の人が日本人を怨んでいる思いだとか、いろいろ入り混じった過去があるようだけど、とにかく加藤さんは日本を滅ぼしたいらしい。
亥年が1つのポイントになっていて、関東大震災も神戸の大震災も亥年だったことを考えると、来年亥年の今年に -
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昔から、いつか読みたいなと思っていたのを大人買い。第壱~六番までということは、昔出ていた10巻強のやつを2冊で1冊にくっつけているのであろう。
有名な話なので内容は割愛するが、将門の首塚というキーとなる場所が旧大蔵省の中庭に存在していたというところにおそらく着想し、陰陽師、霊的現象および、当時の有名人をキャラクター化した作品。
映画が公開された当時、中高生もこぞって読んでいたわけで、それくらい軽く読めると見て読み始めたのだが、現代口語と文語的表現が入り交じる、次から次へとキャラクターが出てくるという内容も読む方もしっちゃかめっちゃかの展開で、結構時間がかかる。
しかしまあ、寺田寅彦などの -
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小さいころ、エジソンの伝記に夢中になった経験のある人は多いのではないでしょうか。これは、まさに大人向けの発明家の伝記オムニバスといった感の本です。各章20ページ前後のボリュームで、様々な科学技術の発明にまつわるエピソードを紹介しています。科学技術の発展において,20世紀前半を主導したドイツと、20世紀後半を主導したアメリカを対比します。人によって琴線に触れる箇所は様々かと思いますが、私の印象に残った箇所は、「ドイツをはじめヨーロッパでは新技術の発明はギルドに代表される熟練者、伝統産業の既得権益を害する存在として支持を得られないケースが多かったのに対し、アメリカではそのような既得権益者が存在しな
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陽宅風水をテーマにした、ホラー小説。
読者を怖がらせるため、ちょっと極端なことを書いているが、正統風水の見解とはずれているので、あんまり真に受けないこと。
むしろエンターテインメントと開き直る(のでドラマになると椎名桔平が演じた黒田龍人は、占い師のメリットを高らかに宣言する)風水イデオロギーが、「実際に薬効を持ってしまう聖遺物」「軍神弁財天とゴッドウォーズとしての源平の合戦説」「大黒天のイデオロギー」、「観音像」と接触してしまう、(後に南米からパワーをトランスファーする話があったぞ)と言う点は注目すべき。
「能力者をビビらす超能力」(主人公黒田の相棒ミズチを筆頭に、チャネリング能力や呪いを持 -
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荒俣宏の本を初めて読む。
こないだテレビで彼がいかに奇人変人かという事を
周囲の人達が言っていたから興味が湧いたのだ。
この本の中では、奇人変人でもなくってちょっと拍子抜け。
いちばん好きなところは『モテる』ことをあきらめたという事。
個人的には、男はモテることをあきらめてからがモテると思う。
中学3年の時に『イギリスの恐い小説を読みたければ、原書で読みなさい』とすすめられて、大学卒業まで読み続けた。
熱中する力が半端ない!
荒俣宏曰く『今の若い人は、人に嫌われることを恐れて顔色ばかりうかがっている。それでいて他人との関係が深まっているわけでもなく、自分の世界を広げているわけでもない』 -
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小説『帝都物語』がベストセラーになった作家、荒俣宏。
その後は数多くのTV出演をしていて、僕は子どもの頃から「独特の風貌をして、不思議な話をしてくれるおじさん」と、親しみを持って見ていました。
そしてその知識は、怪奇などの領域にとどまらず、生物に関する書籍の出版にも関わっていたりして、現代社会では珍しい「博物学者」であると、認識しています。
その荒俣宏が「知的生産」に関する本を出版したということで、興味を持って読んでみました。
題名になっている「0点主義」という言葉を僕なりに解釈すると、次のようになるかと思います。
・学校で教わる”答えのある問題”に正解するという意味での勉強は、楽しくないし身 -
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「ヨーロッパホラー&ファンタジー・ガイド」3
著者 荒俣宏
出版 講談社
p31より引用
“カリオストロ伯爵は、マリー・アントワネットを捲きこむ詐欺
事件の張本人として、また、山師あるいはペテン師として多くの
人々(とくに女性)をだましまくった人物としても、よく知られ
ている。”
翻訳家、評論家、作家である著者による、ヨーロッパの怪奇的
な場所や建物を紹介した一冊。
スイスの地下牢からロンドンの幽霊ツアーまで、白黒ながら多
数の写真とともに書かれています。
過去に同社から刊行された「ヨーロッパ・ホラー紀行ガイド」
の加筆・修正文庫版。
上記の引用は、イタリアの古城につい -