荒俣宏のレビュー一覧

  • 戦争と読書 水木しげる出征前手記

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    水木しげるが20歳やそこらの青年であり、
    戦地へ赴く直前の手記に荒俣氏が解説を加えた一冊。
    世間一般に知られたる水木氏のどこかとぼけたような達観は感じられず、
    日々自分の価値観が変わっていっているような葛藤がそのまま記されている。
    それにしても現代視点で見たときには、とても20歳が書き記したとは思えないような深い思索の跡がみてとれる。語彙も大変に豊かである。
    これが往時の標準的な青年の姿であるならば、
    現在の若者が幼稚化しているという論に逆らうことはできない。

    荒俣氏の、手記の解説に留まらず「日記」という形態についての研究や水木氏がなぜゲーテを愛読していたか、を時代背景をもとに読みとく第2章

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    2015年09月13日
  • 0点主義 新しい知的生産の技術57

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    仕事でも勉強でも、苦手だと思っていた分野にも必ず萌えるところがある。荒俣流楽しみ方は、とっても素敵。日々が豊かで楽しくなる第一歩だと思う。

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    2012年09月23日
  • 0点主義 新しい知的生産の技術57

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    さすがアラマタ先生、単なるHow to本じゃない楽しさがにじみ出てます。さらっと読めるのに気になるフレーズが沢山でいつのまにか本は付箋だらけ。再読必至。

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    2012年07月29日
  • 0点主義 新しい知的生産の技術57

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    引用したいお言葉だらけでした。流石アリャマタ先生!
    貧乏なら貧乏なりに工夫する、というのは実践し続けているので、間違ってへんかったんや!と勇気づけられました。
    一方で、メモ取る習慣がないので脳みそつるつるなんやなー、とも。
    メモメモ!

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    2012年06月16日
  • 帝都物語 第壱番

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    ネタバレ

     私が魔術の世界に足を踏み入れるきっかけとなった作品。
     明治から昭和、そして西暦1998年にかけて、東京とその守護神である平将門を滅ぼそうとする陰陽師加藤保憲と、それに加担する者、阻止しようとする者たちを描いた、壮大なスケールの伝奇物語。
     読み所は大きく分けて二つ。
     一つはその持てる知識をフルに活用して繰り出される古今東西の魔術の描写。現実に起きた様々な事件の裏で暗躍する加藤保憲、平将門、術者たち、そして世の狭間で蠢く魑魅魍魎が、化物や術を行使する様は圧巻だ。
     もう一つは虚実を織り交ぜて展開される人間ドラマ。作者は自身の作品に創作された人物の他に、史実、または実在する人物を登場させてい

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    2012年03月07日
  • 妖怪大戦争

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    ネタバレ

     7、8年前、家族で鳥取境港の水木しげるロードに行ったとき、この映画と文庫本の存在を知りました。
     息子らはDVD、私は文庫本という形で妖怪にはまり、息子らと共に話題が共有できたことに感謝をしております。

     当初、大戦争と称しているから、在来の妖怪同士が敵味方に分かれて各々の得意技で戦いをするのかと思ってました。
    実際の物語は、やや気の弱い少年が在来妖怪と共に、粗大ゴミが変化した怪物どもと戦いながら成長していくという内容でした。

     映画は時間制限があるせいかドタバタ感と豪華キャストのオシラケ感がありましたが、子供の年齢目線で見れば結構おもしろいと思いますよ。
     小説はこういうことがないので

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    2012年01月25日
  • 陰陽師鬼談 安倍晴明物語

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     最初に言っておくと、この本は「幻想文学」です。ファンタジーです。歴史の勉強をしようと読む本ではありません。


     「今は昔」で始まるような、少し不気味で訓戒じみた昔話を彷彿とさせる短編連作。
     読むごとに時代を下り、その中で受け継がれていく陰陽道の系譜や、安倍晴明に至る流れが、まるで一本筋のように綺麗にできているように思います。
     「因果」という言葉が全体を通して感じられる物語です。

     厩戸皇子(聖徳太子)や吉備真備など歴史上の人物や、茨木童子といった有名どころの鬼の名前が章タイトルとして上がっていて、一見関連のなさそうな彼らがどのように安倍晴明という人物に結びついてくるのかな、と疑問に思

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    2014年10月01日
  • 帝都物語 第六番

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    加藤がこうだというのは、想像ついた。
    でもやっぱり加藤が主役だなあと。
    そして加藤、一応お疲れ様でした。

    すごく大好きな本となりました。

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    2010年06月26日
  • 帝都物語 第伍番

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    有名な三島事件(と言っていいのかな?)のことをこの本で読んで気になり調べてみることになったけど、まさかそれをこう物語に絡めてくるなんて上手いなあ。
    後恵子さんを心から尊敬してしまった。普通ここまで出来ないよ。流石、加藤が認めた女性なだけあるわ。ここまでくると却って怖いけども。
    勉強をわくわくしながらするのってそうはないと思う。最終巻どうなるのか、ドキドキものです。

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    2010年06月20日
  • 帝都物語 第四番

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    屍解というものがどんなものか読んでみて初めて知った。
    そして加藤という人物の存在がなんとなく解明されたのではないだろうか。やっぱり加藤好きですねえ。

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    2010年06月02日
  • 帝都物語 第参番

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    加藤、出番それほどないのに強烈すぎる存在感。
    読んでいると現在の小説に出てくるところがあり、今は当たり前の内容だけど当時では稀有だったんだろうなと思いながら読んでいた。そして、果たして全巻に加藤は出てくれるんでしょうか?という楽しみを持ちながら読むことでしょう。

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    2010年05月26日
  • 帝都物語 第弐番

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    色々と楽しませていただきました。結果としてはこれでよかったのだろうと。
    加藤という人物がすごすぎるのが、怖くて仕方がない。
    それにしても加藤は一体いくつなんだろうか?

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    2010年05月22日
  • 帝都物語 第壱番

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    あるTVで映画帝都物語の加藤を演じた人物を発見して、思わず読み出した。昔読んだけど当時は頭が追いつかず、分からなかったけど年を経てやっと読める頭をもったようで実に勉強できた。(そんな雰囲気で読んでいた)。加藤が!と思わず吃驚する場面もあり、続編でどうなるのか楽しみだ。

    ついでにカテゴリが「時代小説物」ではなくて「日本書籍」なのは、なんとなく雰囲気から。

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    2010年05月16日
  • 帝都物語 第壱番

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    何度読み返したことか・・・。言わずもがなの長大作SF小説。最初の部分は映画化されたりしてますが、僕は三島由紀夫が奥津城へと下っていくあたりが大好きです。

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    2009年10月04日
  • すぐ役に立つものはすぐ役に立たなくなる

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    ネタバレ

     荒俣先生の体験に基づいた、荒俣先生ならではの視点からのお話。世界がひろがった。特に、幸福とか満足というのは、安いほどありがたいという言葉が気に入った。水木しげる先生も、人生の幸せは寝ることと空気をただで吸えることと言ったそう。

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    2026年01月05日
  • すぐ役に立つものはすぐ役に立たなくなる

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    すぐ役に立つものは すぐ役に立たなくなる

    目先の効率や即効性に振り回されがちな日常に、一石を投じる一冊。荒俣宏の提唱する「0点主義」は、失敗や遠回りを恐れず、むしろそれを学びの深化と捉える哲学である。特に印象的なのは「偶然の縁」や「曖昧さ」を活かした思考法で、AIには真似できない人間の創造性を鋭く際立たせている。読み進めるうちに、競争を超えた自己充足の道が見えてくる。

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    2025年11月11日
  • すぐ役に立つものはすぐ役に立たなくなる

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    自分にとって荒俣さんといえば「テレビでたまに見かける物知りなおじさん」というイメージでしたが、なんとも「好きこそものの上手なれ」をトコトンまで突き詰めた存在だと、あらためて圧倒されっぱなしでした。

    昔に比べて今の若者の方が、学校で測れるような頭の良さを持つ人は増えているのかも知れませんが、荒俣さんやタモリさんのような、清濁全てを飲み込む「底知れない知の巨人」のような人はもう出てこないのかも知れません。

    「バランス良く生きる」を是とする世の中では、こんなに突き抜けた存在は出てこないよなぁ、というのを読んでいてずっと感じました。

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    2025年10月29日
  • すぐ役に立つものはすぐ役に立たなくなる

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    楽しみながら学ぶ、誰もやっていないことを深める。
    偉い人に手紙を出してみる。荒俣氏の歩みを見せていただいた。

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    2025年10月28日
  • すぐ役に立つものはすぐ役に立たなくなる

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    勉強や知識に対する固定観念を揺さぶってくれた一冊。「勉強して知識を蓄え続けて、良い成績や成果を達成できたとしても、それが幸福に至る唯一の道では無い」ということを知れば、学業や仕事のプレッシャーが多少は軽くなれそうです。

    与えられた勉強だけでなく、自身の好きな事やニッチな領域を勉強する楽しさを再発見できました。

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    2025年10月24日
  • すぐ役に立つものはすぐ役に立たなくなる

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    荒俣さん好きなのとタイトルが気になって読んでみる。AIからは得られない重みと偶然性を楽しめる行動。アナログな知識と経験の良さと活かすヒントが書いてあって、長期的視点だったり生き方のヒントにもなりそう。ムダなことなんてないのかもね。

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    2025年10月01日