荒俣宏のレビュー一覧
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グローバルな感じのタイトル。しかも暗黒!でも舞台はハワイ。このミスマッチな組み合わせでどんな話になるのか・・・明るい南の楽園のイメージがあるハワイの暗い歴史と神話をベースに虚実織り交ぜての不思議な事件が起こります。この辺は「帝都物語」という傑作を作り上げた著者ならでのものではないでしょうか。今回の主人公は女子高生(荒俣先生、いくら80年代に書かれたとはいえキャラおかしいですよ)徳川幕府時代からの移民の歴史と陰謀、それを阻もうとするアメリカの秘密組織(これ本当なんだろうか)、キャプテンクックに発見されてからの不幸な歴史と貴重な資料の数々。なんで、80年代のタイミングで沖縄を飛ばしてハワイまでいっ
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明治の帝都を舞台に、陰陽道を操り帝都崩壊を
目論む加藤の姿を追う伝奇シリーズ。
想像していたよりずっとスペクタル。
おまけに完全な非現実味溢れる伝奇と思いきや
史実・政変もしっかり絡める上、陰陽道はじめとした
民俗学・歴史的知識もスゴイ。
綿密な調査と練りに練って書かれた熱を感じます。
この一冊ですでに明治~大正への時代をまたぐ数年を描きますが
これからのプロローグにしか感じられなくらい。
壮大だけど尻込みしない、続きが気になる。
登場人物の視点がころころかわるので、
「これだれ?誰が主役なの?」と前半はあわあわしてましたが、
慣れるとその人の網目も面白い。
何より魔人・加藤のインパクト -
Posted by ブクログ
D&Dの小説です。
どんな小説かというと、悪い魔法使いが、街の魔法のアーティファクトを盗んでダンジョンの奥に潜ったから、それを取り返すために、主人公がダンジョンを制覇していくお話です。
その世界の名前がグレイホーク。ダンジョンの名前がホワイトプルームマウンテン。
主人公の名前は、ジャスティカー。クラスは、レンジャー。
ものすごい、ストレートなRPG設定です。
で、いろんなパラディンとか、僧侶とかとパーティを組んでダンジョンに挑みます。
でも、このパーティが、もう、お互いに寝首をかこうとしているヤツのオンパレードです。信用できる(?)のは、相棒のシンダーズとフェアリーのエスカーラだけ。 -
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<目次>
はじめに
第1章 脳にかかったクモの巣を払う~0点主義のすすめ
第2章 日本語という化け物を問い詰める
第3章 AIに勝てる勉強法
第4章 偶然がおとずれてくれる勉強法
第5章 やっぱり情報整理なんていらない
第6章 勉強を高尚なのにしない
第7章 苦手な勉強を楽しくする「魔法の力」
第8章 自己承認欲求に負けない「あきらめる力」
第9章 最強の「勉強法」は読書、場所はトイレと風呂と喫茶店
第10章 「人生丸儲け」と「間違える権利」
<内容>
2012年刊の『0点主義~新しい知的生産の技術57』を底本に、大幅な加筆、改編をして再編集したもの。元本が「知的生産法」 -
Posted by ブクログ
なんとなく世界の本質がわかってきたぞ、、笑
答えや方法論は存在しないということが。
プロフェッショナルではなくアマチュアでいろ、というのはジョブスのstay hungry, stay foolishに通じる。
答えや方法論、意味を求めすぎる現代において、ニッチを見つけるには良くわからんけど好きなものを突き詰めるしかない。
方法論や意味にすがっていてはニッチは見つけられないのだから。
そして好きなものは、変わったもの、人が興味を持たないものであればあるほどよい。
意味はないし方法論ともいえないのだから答えに辿り着かない可能性のほうが高い。でもそんなことにたくさん足を突っ込んでいくことが大事だ。 -